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コセンダングサと蝶たち

アメリカセンダングサコセンダングサは、帰化植物で、井の頭公園の片隅にもたくさん生えているが、花としては極めて地味。しかし、観察していると、かなりの種類の蝶たちが訪れる。
※この草本は、コセンダングサだと教えていただきました。

●ウラナミシジミ 2013年10月14日。井の頭公園(以下すべて同じ場所)
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もともとは、この秋の蝶、ウラナミシジミを撮ろうと思ってこの場所に来たのだ。

●イチモンジセセリ 2013年10月17日。
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秋に急に数が増える蝶。

●キタテハ 21013年10月14日。
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翅の形が秋型だ。この時期に見るキタテハは、羽化直後のきれいな個体が多い。この個体から越冬に入るのだろう。

●モンキチョウ 2013年10月14日。
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モンキチョウは、出現の時期や場所が不定な蝶だ。すぐに姿を消した。

●モンシロチョウ 2013年10月17日。
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今の時期、モンシロチョウはまだ個体数も多く、元気に飛び回っている。

●ヤマトシジミ 2013年10月14日
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ヤマトシジミも、この時期個体数は多い。

●ベニシジミ 2013年10月27日
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この場所では、この日初めて見た。少し擦り切れている個体。

●ツマグロヒョウモン 2013年10月27日
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ツマグロヒョウモンも比較的多いが、最盛期は過ぎたような気もする。

●キタキチョウ 2013年10月27日
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なんといっても、この場所で今一番多い蝶はキタキチョウだ。これらの個体が越冬するのではないかと思うが、近くの萩にも盛んに訪れていて、まだ産卵もしているらしい。暖かければ、もう1サイクルできるのだろうか。
キタキチョウの中には極端に小さい個体がいて、まるでシジミチョウのように見える。このことについては、またいずれ考えてみたいのだが、写真で大きさを表す方法が難しい。


おまけ:ツマグロヒョウモンを捕えたハラビロカマキリ
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これは、9月27日の同じ場所での出来事。まだキクイモの花が咲いていて、そこを訪れたツマグロヒョウモンの動きが変だったので、近づいてみて事態がわかった。

現在も草地のあちこちにハラビロカマキリが潜んでいる。

ちょっとした空き地があり、花が咲いていれば、これほど多くの蝶が訪れるのだ。蝶だけでなくハチやアブもやってくる。そして、それらを獲物にしようと待ち構えているカマキリや蜘蛛も。蜻蛉が飛び、バッタも跳ねる。カメムシもつく。そして鳥も来る。これが自然というものだ。
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by 2008oharu | 2013-10-29 21:51 | | Comments(2)

今季のスズメガ

井の頭公園では、今まで19種のスズメガに出遭ってきた。(中には幼虫のみのものや、偶発種らしきものも含まれるが。)
それが、今年は、たった9種しか出遭えなかった。

そんな中で、成虫は未見だったエビガラスズメに出会えたのは、唯一といっていい収穫だ。

↓エビガラスズメの♀ 2013年9月17日。井の頭公園
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幼虫は、公園周辺の生産緑地のサツマイモなどについているのを何度か見てきているのだが、成虫は今まで見たことがなかったので、ちょっと自信がなかった。
特徴のあるお腹の模様が見られればと触ったら、飛ばれてしまったが、瞬間的に確認することはできた。
オスだと、翅の模様がもっとはっきりしているらしい。
この成虫は園内で繁殖したものなのだろうか。だとしたら、何を食草にしていたのか。確かめられるといいのだが。

↓クチバスズメ 2013年6月22日。井の頭公園
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クチバスズメの食草はブナ科なので、公園内での繁殖は十分予想できるが、幼虫は本園のビオトープでしか見たことがない。

↓モモスズメ 2013年9月1日。井の頭公園
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公園内で最も多く見かけるスズメガである。桜などバラ科を食草とするので、当然かもしれない。
こうして、よく目だとところで昼間に交尾しているのをよく見かけるが、通りがかりの人たちはほとんど気づかない。枯葉だと思われているのかもしれない。

↓サザナミスズメ 2013年4月7日。井の頭公園
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サザナミスズメはトウネズミモチなど井の頭公園内に多い樹木の葉を食草としていて、例年はとても多く見られるスズメガなのだが、今年はこの1例しか出会いがなかった。幼虫はその後も目にしたが、総じて例年より個体数が少なかった。

↓シモフリスズメ 2013年8月23日。井の頭公園
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シモフリスズメも、サザナミスズメと同様の食草で、井の頭公園ではとても多く見られるスズメガだ。時には1日に数個体と出会う場合もあった。今年はこれも少ない。
いつもは、擬木柵についていることが多く、すぐに目に入るのだが、写真は珍しく木の幹の高いところにいたもの。こうしてみるとやはり樹皮とまぎれて見つけにくくなっているのがわかる。

↓ウンモンスズメ 2013年5月26日。井の頭公園
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ウンモンスズメはケヤキなどを食草とし、やはり公園内では多いスズメガだったのだが、今年はこの鱗粉がほとんど禿た終末期の1個体としか出遭えなかった。幼虫もとても少ない。

井の頭公園のスズメガは、私が観察している場所の環境のせいでもあるが、樹木の葉を食草とする種類が多く、草本を食草とする種類はもともと少なめだったし、その傾向がますます顕著になってきているように思える。
ちなみに、お仲間の中には、キイロスズメ(ヤマノイモ系)の幼虫を見つけたかたがいたし、違う場所ではセスジスズメ(ヤブガラシ)の幼虫などは何匹も見られる。

↓オオスカシバ 2013年6月22日 善福寺公園
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↓オオスカシバ 2013年8月23日 井の頭公園
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オオスカシバはさすがに毎年必ず見られるスズメガだ。公園内のクチナシで幼虫も確認されている。善福寺にはクチナシがたくさん植えられているし、個人の庭にもクチナシはポピュラーだ。
井の頭の写真は止まっているところ。羽化したては翅に鱗粉がついているそうだが、そうした個体を一度は見てみたい。

↓ホシホウジャク  2013年9月1日 井の頭公園
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↓ホシホウジャク 2013年9月26日 家の庭
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止まっているときはかなり地味で、やはり枯葉に擬態しているのかもしれない。ヘクソカズラが食草。毎年必ず見られる。

↓ホシヒメホウジャク 2013年7月30日 石神井公園
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同じくヘクソカズラを食草としているのに、ホシヒメホウジャクは、ホシホウジャクと比べて数が少ないように思う。
止まっている個体を見たのは初めて。これも枯葉そっくりだった。
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by 2008oharu | 2013-10-26 11:45 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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