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ゴイシシジミとアブラムシ

トリノフンダマシを探しに行った場所は、昨年ゴイシシジミを見つけた場所でもある。今年は出初めのころに出遭うチャンスがなかったので、半ば諦めてはいたが、もしかしてという思いもあった。

しかし、田んぼの周りをぐるりと一周しているとき、ラッキーにも足元のアズマネザサにそれを見つけることができた。

↓アブラムシの出す汁を吸うゴイシシジミたち。2014年7月23日 武蔵村山市
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↓ゴイシシジミが汁を吸っていたアブラムシ
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このアブラムシの名前は、ササコナフキツノアブラムシというらしいが、もう一つ、タケツノアブラムシというのもあって、私にはその違いがわからない。体を蝋物質で覆っていて、形状もよく見えないが、どちらもホストはアズマネザサなど。

ゴイシシジミの幼虫は、小さい時は同じくアブラムシの汁を吸い、長じてはアブラムシそのものを食べるという。蝶類の中では珍しく肉食なのだ。
しかし、それゆえこのアブラムシがいなければ生息できず、チョウ自身の生息範囲も限られるようだ。

↓ゴイシシジミ 同日同場所
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この蝶も、私の主フィールドでは見られない蝶だ。
主フィールドにもアズマネザサはたくさん生えているが、アブラムシがついているかどうかは、今までチェックしなかった。それにネットの情報によれば、生息範囲をあまり広げない蝶だとある。
主フィールドで見られるようになる可能性は低いかもしれない。
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by 2008oharu | 2014-07-26 09:04 | | Comments(0)

トリノフンダマシを探す パート2

トリノフンダマシは、私が主フィールドにしている東京都の市区には、記録がない。
探せばいるのかもしれないが、とりあえず、どんなクモでどんなところにいるのかをしりたくて、プチ遠征している。
先日行ったところは、ネットで調べても、いるという情報はなかったのだが、比較的行きやすい場所だったので、手始めに探しに行った。
そこで見つかって気をよくして、さらに別種を求めて出かける。
今度は、ネットでもいるという情報がある公園だが、行くのにかなり時間がかかった。

↓シロオビトリノフンダマシ。2014年7月23日 武蔵村山市
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白い帯がはっきり出ているので、間違いない。

今回は、ススキより、田んぼを囲む葦の葉についていたものが多かった。
他に、オオトリノフンダマシもいた。

↓シロオビトリノフンダマシ別個体 同日同場所
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こちらも、白い帯があるが、色がちょっと違うし、小さ目。
幼体なのだろうか。

↓シロオビトリノフンダマシ別個体。同日同場所
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こちらは、白い帯がないので、別種かと初め思ったが、よく見ると、模様の入り方が同じなので、色違いのシロオビなのだろう。

結局、確かに個体数は多かったが、見つけられたのは、2種のみ。
オスも見られなかった。

ただし、その他のクモ(ヤハズハエトリやワキグロサツマノミダマシやたぶんカバキコマチグモらしき巣などは多く見られた。)

残るは普通の「トリノフンダマシ」。やはりもう一つのあきる野市のフィールドへ行ってみないとみつからないのかな。
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by 2008oharu | 2014-07-24 22:42 | 昆虫でない虫 | Comments(2)

トリノフンダマシを探す

クモ熱が高まったついでに、以前から一度は実物を見てみたいと思っていたトリノフンダマシを探しにプチ遠征。
とりあえず、水の傍のススキの葉を探してみることにする。
あたりをつけた場所で、ちょっと探すと、葉にしみのような赤い点がついている。
葉を引き寄せてよく見ると、クモだはないか!

↓アカイロトリノフンダマシ 2014年7月15日 八王子市
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思っていたよりずっと小さいが、トリノフンダマシの仲間に違いない。
名前は家に帰ってから調べた。

そばにもっと小さいクモがいたが、あまりに小さく写真にはうまく撮れなかった。
たぶん、オスだったのだろう。

他の場所を一周いたが、いる気配がないので、またもとの場所に戻り、もっとあちこちを探してみると、何か天道虫のいびつな形状のものが目に入った。さっきのより大きい。
いろいろな角度から写真を撮るうちに、もぞもぞ動いた。

↓アカイロトリノフンダマシ黒色型。同日同場所
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この名前もあとで調べたもの。
たぶん、この大きさが成虫の大きさで、先に見つけたのはまだ幼体だったのだろう。

この場所がトリノフンダマシ・ポイントらしいとわかり、さらに近くを念入りに調べると、もっと大きいのがいるではないか!

↓オオトリノフンダマシ 同日同場所
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これは、図鑑で見たあのオオトリノフンダマシだとすぐわかった。
さっきのよりやはりかなり大きい。

そのそばに、やはり小さ目のクモがいたので、なんとか写真に撮ってみる。
これもたぶん、オオトリノフンダマシのオスだろう。

↓オオトリノフンダマシのオス
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結局、この日はこの2種のみしか見つけられなかったが、とにかく初めてトリノフンダマシの仲間を、自力で見つけ出すことができて、まずまずの成果だった。

アカイロトリノフンダマシは、「とりのふん」にはぜんぜん似ていない。むしろ「テントウムシダマシ」なのだが、そういう名前の昆虫が他にいるので、そうも呼べない。

たぶん、本家トリノフンダマシは確かにトリノフンに似ているのだろう。

ところで、ススキに小さなカタツムリがついていて、ぱっと見トリノフンダマシに見える。
「トリノフンダマシ」ダマシマイマイとでも名付けたくなった。

他の種類のトリノフンダマシも見つけたいものだ。
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by 2008oharu | 2014-07-19 23:21 | 昆虫でない虫 | Comments(2)

ハエトリグモ・コレクション その2

きれいなハエトリグモの代表は、ヨダンハエトリだろうか。

↓ヨダンハエトリのオス 2013年6月22日 井の頭公園界隈
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1回しか出遭っていないし、うまく撮れなかったが、メスにも出遭いたい。

メスジロハエトリのメスもきれいだ。

↓メスジロハエトリのメス 2014年6月30日 井の頭公園界隈
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↓メスジロハエトリのオス 同日同場所
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オスは、はっきりくっきり模様。

そして、こちらは幼体だろうか。

↓メスジロハエトリの幼体か。2014年7月11日~12日 井の頭公園
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上の幼体の色は白いが、触手は、オスのように見える。
下は、色合いがかなり黒くなっているので、これもオスの幼体だろうか。
それともメスの幼体もこのような色合いを経過するのだろうか。

↓ミスジハエトリのオス 2014年6月24日 井の頭公園
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このハエトリグモも、模様・色合いがはっきりしていて、わかりやすい。

↓メス? 2014年7月4日 井の頭公園 
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色が薄いし、触手を見てもたぶんメスだろう。

しかし、こんな色合いもあって、はっきりしない。
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↓カラスハエトリのオス 2014年7月4日 井の頭公園 2枚は同一個体
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小さくてちょこまか動くので、なかなか写真に撮れなかった。
前脚が1本欠けている。
前脚が完全な個体も後日見かけたが、同じく動きが速く、満足な写真が撮れなかった。

↓メスか。2014年7月13日 井の頭公園
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これも、動きが速く、この程度しか撮れなかった。

↓イナズマハエトリのメス 2014年6月25日 井の頭界隈
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同時にオスもいたし、オスの方が模様がはっきりしているのだが、これも動きが速くて撮れない。
酷い写真を修整して一応載せておく。

↓イナズマハエトリのオス 同日同場所
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↓マツモトハエトリ 2014年7月6日 井の頭公園
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Aさんに教えてもらって撮った。幼体なのか、たくさん群れていたが、これもあまりに小さく、かつ動きが速く、このカットぐらいしか撮れなかった。

その他、以前他所で撮ったもの。

↓ヤハズハエトリ 2010年6月24日 他所で。
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なかなかきれいなはっきりした模様だ。

↓オスグロハエトリ 2013年7月1日 他所
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ほかにもまだ出遭ったハエトリはいるのだが、写真が酷かったり、撮れていなかったりなので、またいずれ。

とにかく、ハエトリグモだけでも、身近にこんなにいろいろな種類が見られるとはびっくりだった。
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by 2008oharu | 2014-07-14 23:07 | 昆虫でない虫 | Comments(2)

ハエトリグモ・コレクション その1

今までクモは、昆虫を観察しているときにたまたま目についたものを撮ったぐらいで、あまり意識的に観察したり撮ったりはしてこなかった。
今回かんさつ会でクモを取り上げることになり、急遽フィールドを探してみると、いるはいるは。数日探しただけで、あっという間に何種類ものクモが見つかった。
かんさつ会が終わっても、目がちょっと「虫目」から「クモ目」になってしまい、ついクモを探している自分に気づく。特に、ハエトリグモはすっかりお気に入りになってしまった。

↓ネコハエトリのオス 2004年4月18日 自宅の庭
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ネコハエトリはさすがにかなり前から知っていた。自分の家の庭にも普通にいるからだ。

↓ネコハエトリのメス 2012年4月15日 井の頭公園
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ハエを捕るネコハエトリ。
今回も、メスには何回か出遭ったが、オスには出遭わなかった。

↓マミジロハエトリのオス 2007年5月7日 玉川上水縁
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↓マミジロハエトリのオス 2008年5月8日 玉川上水縁
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マミジロハエトリはオスの目の上の白い線から来ている名前だろう。
このハエトリグモのオスには今回は出遭わなかった。

↓マミジロハエトリのメス 2008年6月18日 玉川上水縁。
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他所で、マミジロハエトリのメスが葉を綴った中に卵嚢とともに潜んでいるところは見つけたが、クモは素早く逃げてしまって写真はボツ。

↓アリグモのメス 2014年7月3日 井の頭公園
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アリグモもハエトリグモの仲間だ。
アリグモ自身は、これも自宅の庭にいるので、かなり前から知っている。
クモは昆虫と違って、胸の部分がないのに、頭に当たる部分が括れていて、いかにも胸があるように見える。
前脚はまるで触角のようだ。進化の妙である。

↓アリグモのオス 2009年6月20日 玉川上水縁 
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オスは、牙の部分が異様に発達しているので、メスと比べるとあまりアリに似ていない。

↓ヤガタアリグモ 2014年6月25日 神田川縁
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今回見つけたアリグモの仲間。
これもなかなかの擬態。

↓同じくヤガタアリグモ 2014年7月8日 井の頭公園
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↓オオハエトリのオス 2013年4月8日 井の頭公園
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↓オオハエトリのメスと卵嚢 2014年5月18日井の頭公園
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大きなハエトリグモで、以前から撮っていたにもかかわらず、あまり注目していなかったが、けっこう目につくハエトリグモで、卵嚢もあちこちで見つかった。割と同じところにいる。

↓シラヒゲハエトリ 2014年6月21日 井の頭公園
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今回初めて識別。オオハエトリととてもよく似ているので、以前は気づいていなかった。
このハエトリグモも結構よく見つかる。

↓デーニッツハエトリ 2011年4月15日 井の頭公園
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以前撮ったものだが、今回名前がわかった。これも公園には多く見られる。

↓チャイロアサヒハエトリのメス 2014年6月14日 井の頭公園
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↓チャイロアサヒハエトリのオス 2014年6月15日 井の頭公園
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このハエトリグモの名前も今回覚えたのだが、一番ポピュラーな、でも地味なハエトリグモだ。
オスは、脚がとても長い。

以上は、わりと地味でポピュラーなハエトリグモたち。
もう少し、きれいだったり、おもしろいものは続きで。
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by 2008oharu | 2014-07-11 21:43 | 昆虫でない虫 | Comments(2)

ホシミスジが出現!

上水縁を歩いているとき、ふと目に入ったチョウ。コミスジに似ているが、ちょっと大きめ。もしかしてとよく見ると、やはりホシミスジだった。

↓ホシミスジ 2014年6月30日 玉川上水三鷹区域
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「新版 東京都の蝶」(西多摩昆虫同好会編)によれば、ホシミスジは「元来、奥多摩の石灰岩地帯に分布するイワシモツケを食草として生きてきた種で、奥多摩町では、民家に植栽されたユキヤナギを幼虫が食べて分布を拡大している。」らしい。

他方、ここ2~3年、府中市あたりの公園で急に毎年見られるようになり、私も見に行ったことがある。この場所で観察活動を続けている方(はけの森調査隊 大橋 田鶴子さん)のブログによれば、

「2010.8.29に府中市(武蔵野公園)で初目撃撮影され、その撮影者が所属する野川公園昆虫グループの代表者が、ホシミスジ研究の第一人者福田晴男氏を招いて観察調査した。成虫の斑紋比較・幼虫のDNA分析を行ったところ、瀬戸内亜種(N.p.setoensis)=関西地区では平地にも生息=であることが判明した。」

ということで、この方のお庭には、2012年の6月に現れたそうである。

ホシミスジを上水で目撃したことを何人かの方にお知らせしたところ、みき♂さんが井の頭公園内でも目撃されたとお知らせくださった。
その蝶はたぶんこれ。翅が大きく千切れていることから識別できる。

↓ホシミスジ。2014年7月2日 井の頭公園
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これで、上水だけではなく、井の頭にもいることが確認された。

そして、今日の朝、ぼんやりと自宅の庭を見ていると、な、なんとホシミスジが飛んでいる!

↓庭のユキヤナギに来たホシミスジ。2014年7月3日
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ユキヤナギは食草なので、産卵行動をとっていると思われる。
(この庭のユキヤナギは、植えた覚えがないのに、自然に生えてきたもので、種生。)
ときどき周りの植栽で休憩しては、ユキヤナギニ来ていた。

今年は幼虫を観察できるかな。

こうして、2010年に府中で目撃されたホシミスジは、2014年には、武蔵野・三鷹地域まで生息場所を広げてきていることが確かめられた。

この地域で自然を観察して来て10年ほどが経つが、その間、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、アカボシゴマダラなど蝶の生息地域は急速に変化してきていることがわかった。
そして、意図的であれ、なかれ、それが人の営みによって引き起こされているらしいことも。
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by 2008oharu | 2014-07-03 10:19 | | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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