<   2014年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧


晩秋から初冬のカメムシたち

特に意識して探したわけではないが、フユシャクなどの蛾をチェックしていると、この時期よくカメムシが目につく。
たぶん、成虫越冬のカメムシたちが、越冬場所を探して移動中なので、思わず目につきやすいところをうろつくことになったのだろう。

たまたま目についたカメムシたちをピックアップ

↓クヌギカメムシの仲間(交尾中) 2014年11月22日 井の頭公園
d0146854_10343544.jpg

メスのお腹ははちきれんばかりに膨らんでいる。
クヌギカメムシの仲間は、この時期に交尾・産卵するというちょっと特殊な生態のカメムシだ。
夏の間は鮮やかな緑色をしているが、この時期は赤味が強くなる。

その生態については、過去に何度も記事にしたので、ここでは割愛。
いちおう、今季も無事産卵していることだけ確かめた。

↓クヌギカメムシの仲間の卵
d0146854_10404048.jpg
d0146854_10404895.jpg


↓オオクモヘリカメムシ 2014年11月21日 井の頭公園
d0146854_10441963.jpg

このオオクモヘリカメムシに対して、最近は少し似ている南方系のヘリカメムシの方が圧倒的によく目に入るようになった。

↓ミナミトゲヘリカメムシ 2014年12月13日 井の頭公園
d0146854_10461872.jpg
 
↓同 2014年12月23日 井の頭公園
d0146854_104704.jpg

越冬前は、やはり緑色がくすんでくる。

↓オオホシカメムシ  2014年11月14日 井の頭公園
d0146854_10512336.jpg

↓セアカツノカメムシ 2014年11月23日 井の頭公園
d0146854_10522234.jpg
 
このカメムシも、夏の間の鮮やかな色はすっかりあせている。
周囲の晩秋・初冬カラーにとけこむように変化するのだろうか。

↓ウシカメムシ 2014年12月14日 井の頭公園
d0146854_10542912.jpg

ウシカメムシは、ちょっとかっこいい形をしているので出遭うとうれしいカメムシなのだが、夏の間はなかなか出遭えない。

↓ツヤアオカメムシ 2014年12月23日 井の頭公園
d0146854_10563646.jpg

このカメムシは、真冬でも色鮮やかな緑をしている。

さて、今年は新たな南方系外来種と言われているキマダラカメムシが、ついに井の頭公園でも確認された。

↓こちらは他所のキマダラカメムシ 2014年11月15日
d0146854_10582729.jpg

すでに越冬態勢に入ったのか、建物の中に集団で集まっていた。

↓井の頭公園のキマダラカメムシ 2014年12月23日 
d0146854_10592350.jpg

わかりにくいが、擬木柵の隙間に1匹で入っている。
ここで無事に越冬できるのかな。

昔から普通に見られるアカスジキンカメムシの幼虫は、今季はまだ目にしていない。
[PR]

by 2008oharu | 2014-12-26 11:04 | カメムシ | Comments(0)

フユシャクぼちぼちと

井の頭公園のフユシャクは、クロスジ・クロオビ・チャバネに続いて、ぼちぼちと他種も出現してきている。

その中で特記すべきは、イチモジフユナミシャクだ。
今まで井の頭公園では、2013年1月4日にメスを見たきりだったので、果たしてここで繁殖しているのかはっきりしなかった。
けれど、今季は、オスもメスも見ることができたので、繁殖している可能性はかなり高くなった。
(雌雄とも、みき♂さんが発見したもの)

↓イチモジフユナミシャクのオス 2014年12月22日 井の頭公園
d0146854_22343956.jpg

この日は、他にもう一個体いたそうだが、私はこの個体しか見つけられなかった。

↓イチモジフユナミシャクのメス 2014年12月23日 井の頭公園
d0146854_22351057.jpg

何度見ても、翅の淡いエメラルドグリーンが美しい。翅が黒化したものもいるそうだが。
こうなると、春には幼虫も探してみたくなる。

その他、クロバネフユシャクやウスバフユシャクの雌雄も出現し始めている

↓クロバネフユシャクのメス 2014年12月22日 井の頭公園に隣接する人家の塀
d0146854_22375913.jpg

↓同 2014年12月23日 人家の壁
d0146854_223867.jpg

場所がとても近いので、この個体は同一個体で、移動したのではないかと考えられる。
メスは翅が退化しているので、移動は歩いてということになるが。
だとしたら、何のために移動したのだろうか。オスを呼ぶためか、産卵場所をさがしてか。

↓クロバネフユシャクのオス 2014年12月23日 玉川上水縁の擬木柵
d0146854_22422644.jpg

このオスは、上のメスに比較的近い場所に止まっていたので、ペアリングしたのかもしれない。

↓ウスバフユシャクのメス(と思われる) 2014年12月19日 井の頭公園
d0146854_22445976.jpg

ウスバフユシャクのメスは、クロテンフユシャクなどともよく似ているので、ほんとうは交尾中でないとはっきり確かめられないのだ、一応ウスバとしておく。

↓ウスバフユシャクのオス 2014年12月22日 井の頭公園
d0146854_2247488.jpg

これらのフユシャクは、これからどんどん出てくるはずである。

その他、これもみき♂さんに教えていただいて見つけたものだが、クロスジフユエダシャクのメスがコーリングしていた。

↓コーリング態勢のクロスジフユエダシャクのメス 2014年12月19日 井の頭公園
d0146854_22492376.jpg

お腹の先端から出ているものは、フェロモン嚢らしい。毛が生えている。
お腹は卵がいっぱい入っているらしく、ぱんぱんに膨らんでいる。
クロスジフユエダシャクの時期はすでに終末に入っていたが、首尾よくオスに出遭えたのだろうか。

次の日チェックしてみたが、その場で産卵することはなかったようだ。
[PR]

by 2008oharu | 2014-12-24 22:55 | | Comments(0)

チャバネフユエダシャク

チャバネフユエダシャクは、今年11月15日にオスを見たので、早い出現だなぁと思っていたが、その後続く個体が見られなかったので、あれはフライイングだったのかもしれない。

井の頭公園で最初に見たのは12月17日だった。

↓チャバネフユエダシャクの♂ 2014年12月17日 井の頭公園
d0146854_22392617.jpg

過去の記録を見ても、だいたい12月下旬から1月にかけて見られているので、これからの出現が普通なのだろう。

↓チャバネフユエダシャクの♂ 2014年12月21日 井の頭公園
d0146854_22434539.jpg

マナティさんが見つけた葉の上の個体。いつも擬木柵や建物の壁についているものばかり見てきたので、葉の上の個体は新鮮だった。枯葉が乗っているような感じでもある。

↓壁の上の個体 同日 井の頭公園に隣接する人家
d0146854_22461863.jpg

そして、今日、みき♂さんからメスも出ていると連絡をいただいた。

↓チャバネフユエダシャクのメス 2014年12月22日 井の頭公園
d0146854_2247492.jpg

チャバネフユエダシャクは夜行性なので、交尾や産卵が見られる可能性は薄いが、もう少し観察期間があると思うので、期待したい。
[PR]

by 2008oharu | 2014-12-22 22:50 | | Comments(0)

クロスジからクロオビへ

ちょっと旅行へ行って帰ってきてみると、季節は確実に進んでいた。
落葉が進み、フユシャクはクロスジフユエダシャクからクロオビフユナミシャクへ移っていた。

↓クロオビフユエダシャク 2014年12月9日 井の頭公園
d0146854_22582743.jpg

↓同 2014年12月12日 井の頭公園
d0146854_2259313.jpg

↓同メス 2014年12月13日 井の頭公園
d0146854_22593996.jpg

同じ擬木の下部にオスもいた
d0146854_230143.jpg

夜の間に交尾していたのだろうか。

14日にもいた
d0146854_2393245.jpg

しかし、地味な蛾である。

ついでに、みき♂さんが見つけられたフユシャクの卵を

d0146854_23101018.jpg

みき♂さんは、この卵がクロスジフユエダシャクのものと推測されていたが、私もそう思う。
以前、卵をつけたままクモに襲われてか、息絶えたクロスジフユエダシャクを見つけたことがあるが、その卵とよく似ているからだ。

↓卵をつけて息絶えたメス 2011年12月10日 井の頭公園
d0146854_2316772.jpg

[PR]

by 2008oharu | 2014-12-14 23:17 | | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31