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フユシャク続報2

井の頭公園の今季のフユシャクは、クロスジフユエダシャクに始まり、クロバネフユシャク・シロオビフユシャク・ナミスジナミフユシャク・クロオビフユナミシャク・イチモジフユナミシャク・ウスバフユシャク・クロテンフユシャク、シモフリトゲエダシャク・シロフフユエダシャク、そしてヒロバフユエダシャクと11種が出そろった。
(今季もウスモンフユシャクは見損なった。)

↓ヒロバフユエダシャクのメス 2015年2月9日
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↓同 2015年2月21日
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↓ヒロバフユエダシャクのオス 2015年2月10日
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↓同 2015年2月11日 善福寺公園
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個体数は例年と比べると少ないように感じる。

シモフリトゲエダシャクは、今季はメス2匹を見たが、オスは以前に報告した羽化不全個体しか見ていない。

↓シモフリトゲエダシャクのメス 2015年1月28日
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↓同 2015年2月15日 善福寺公園
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シモフリトゲエダシャクは、善福寺公園にも生息していることがわかった。

現時点で一番目につくのは、クロテンフユシャク

↓2015年2月21日のクロテンフユシャク(交尾後半)
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なので、この産卵しているメスは、クロテンフユシャクの可能性が高いと思うが、あくまでも推測だ。

↓産卵中のフユシャクのメス 2015年2月19日
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卵塊は、最終的にはこんな状態。メスの姿はない。
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時折、こんな悲劇も起こる。

↓フタスジヒラタアブの幼虫に襲われたフユシャクのメス。これもクロテンフユシャクかな?
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このあと井の頭公園で見られる可能性があるのは、トギレフユエダシャクだ。
未だそのメスを見たことがない。オスですら1例しか見ていないので、果たしてどうなるだろう。
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by 2008oharu | 2015-02-22 14:54 | | Comments(0)

ヤツデの葉裏で  チャタテムシ編

ヤツデの葉裏で見つけた虫たちの続き。
対象はますます小さくなり、画像もますます酷くなっているのでご容赦を。

チャタテムシは、今まで2種類ぐらいしか見たことがなかったが、ヤツデの裏だけでもさらに何種類かいることがわかった。
けれども、画像は不鮮明だし、図鑑にもネット上にも情報が少なく、名前まではなかなか調べられなかった。

↓たぶん、ウスイロチャタテの仲間
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一見ハエのようにも見えるが、触角がかなり長い。
この種類はたくさん見つかった。

↓ヨツモンホソチャタテ
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とても小さいが、翅に四つの黒い斑紋があるので、たぶん合っていると思う。
これも何匹か見かけた。

ケチャタテの仲間?
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違う種類のケチャタテの仲間?
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この2種は、個体差なのか、雌雄の違いなのか、それとも別種なのかも定かではない。

次にこれらのチャタテムシの幼虫と思われるものがいくつか。
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どの種の幼虫なのか、同じ種類なのか、調べようもない。

そして、卵
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チャタテムシは、卵に糸をかけて保護する種がいるようだ。卵だけでなく、幼虫も糸の下にいたりする。

ウスイロチャタテのそばにたくさんの卵塊
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けれど、このウスイロチャタテが産んだのかどうかはわからない。

一部孵化したような卵
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全部が孵化した卵の殻か。
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というわけで、あまりに細かいので、これ以上は追求できそうもなかった。

ヤツデの葉裏には、他にもアブラムシ、カイガラムシ、ユスリカ、小さなハチ、ハエ、クサカゲロウの幼虫、カメムシ等々や、何の仲間かもわからない物体があった。

最後におまけ:葉裏をめくって、こんなものがついていたので、びっくり。

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なんと、アオスジアゲハの蛹だった。
アオスジアゲハは普通クスノキなどの食樹の葉裏で蛹化すると思うのだが、ときどき柵上をさまよっていることがある。そんな個体が、ここで蛹になったのだろうか。

小さな小さな生き物ばかりを見ていたので、アオスジアゲハの蛹が巨大に見えた。

季節が違うときにも、ヤツデの葉裏を忘れずにまたチェックしてみよう。
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by 2008oharu | 2015-02-10 21:43 | その他の昆虫 | Comments(0)

ヤツデの葉裏で  ヤツデキジラミ編

ヤツデの葉をめくってみて、見つけた虫の続き。

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上は井の頭公園で、下は家の庭で見つけたもの。

どちらもとても敏感で、すぐに飛んでしまったので、1カットずつしか撮れなかった。
これは、ヤツデキジラミらしい。

次の日、もっと見つからないかと調べているとき、こんな状態のものが見つかった。
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たぶん、色が透き通っているので羽化したてか。
これは動かず、ずっとこのままの状態だったし、翅の先に抜け殻のようなものがついているので、もしかしたら羽化不全だったのかもしれない。

その後、ヤツデキジラミの成虫は見つけられなかったが、そのかわり、幼虫ではないかと思う個体はたくさん見つかった。
しかし、あまりにも小さく、なかなか写真には撮れない。
なんとか形が分かる程度に撮れたのは以下。

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酷い写真だが、大小2匹が並んでいるので、あえて載せてみる。
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ヤツデの葉脈についているのは、その汁を吸っているのだろう。
葉裏に汁が流れ出てか、排出物かで濡れていることも多い。

幼虫はクリオネかポニョみたいな形をしていてちょっとかわいい。

この状態から成虫になる過程の個体は見つからなかったが、だんだん茶色い色がついてくるようだ。
もう少し日にちが経ってからまた調べてみたい。

つづく
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by 2008oharu | 2015-02-09 22:28 | その他の昆虫 | Comments(0)

ヤツデの葉裏で

冬場は、フユシャクなどごく限られた昆虫しか目につかない。
それで、毎年冬になるとつれづれにヤツデの葉裏をめくってみることになる。

まず、小さいけれど比較的目立つのがクロスジホソサジヨコバイだ。

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大きく拡大しているが、本来は5mmぐらいの大きさ。
下が頭なのだが、翅の先に黒い斑が2つ付いていて、そちらが頭かと思ってしまう。
しかも、左右に黒い線がのびていて、脚のようにも見える。
そういう戦略のカモフラージュなのだろう。

少し小ぶりで中央の黒い線の周りに赤い縁取りがない個体は、オスだと聞いていた。

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(ピントがぼけているので、拡大できない)
ところが最近、赤い縁取りがある個体同士が交尾していたという情報がネットに載っていた。
つまり、大きさや色は単なる個体差で、雌雄の差ではないということらしい。

幼虫はこれ。
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ツマグロオオヨコバイの幼虫によく似ているが、やはり腹の先端に黒い点が2つ目のようについている。
ツマグロオオヨコバイの幼虫には、この黒い点はなかった。

面白いのは、脱皮殻
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殻にもちゃんと黒い点が2つ。

クロスジホソサジヨコバイは、冬場にしか注意を払ってこなかったので、今度はぜひ交尾の様子を見て、雌雄の違いを確かめてみたい。

ヤツデの葉裏には、別のヨコバイもいる。

↓オビヒメヨコバイ
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これは4mmぐらい。

↓ホシヒメヨコバイ
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こちらはさらに小さくて3mmぐらい。

どちらも私のコンデジの接写では、このぐらいの画像しか撮れない。

↓ヒメヨコバイの仲間か
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白い線はフラッシュが反射してしまったもの。

という具合で、ヤツデの葉裏には、何やら得体のしれない小さな虫たちが寒さにもめげず、暮らしている。
ヤツデの葉のしるを吸ったりかじったりしているようだ。

写真は1月31日~2月7日の間に井の頭公園で撮ったもの。

つづく
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by 2008oharu | 2015-02-08 17:51 | カメムシ | Comments(2)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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