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ビロードツリアブ

私が初めてビロードツリアブを撮ったのは、確か2004年だったと思う。
それから10年、毎年この時期にはビロードツリアブを探して写真を撮ってきた。

どこにでもいる、特に珍しくもない昆虫なのだが、春限定の昆虫なので、これが見つかると、やはり春が来ていると安心できる。
毛が生えてもこもこしている姿がなんとなくかわいく思えて、人気がある。(最近のはやり言葉でいうともふもふ)

しかし、10年も撮り続けてきながら、交尾シーンにも出会わないし、産卵シーンも見つけられていない。
わかったことは、オスとメスの違いと、長い口吻を使って、いろいろな形の花から蜜を吸えるということぐらいか。

2015年3月26日 ヒュウガミズキに来たビロードツリアブのメス。東京都郊外
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近くの公園のヒュウガミズキに来ているのは今まで見たことがなかった。
このヒュウガミズキには、何匹ものビロードツリアブ(みんなメスだった)とセイヨウミツバチ・ハナアブ、それにコツバメなどが来ていた。

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今年初めて撮った個体はオス。2015年3月18日 井の頭公園
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オスはたいてい地面近くをホバリングしながら飛んでは、また地面の枯葉などに降りる。
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地面から羽化してくるメスを探しているのだろうか。
吸蜜する花も草本類の花が多いような気がする。

ヘビイチゴで吸蜜するオス。2015年3月25日 井の頭公園
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今年はビロードツリアブが多いような気もするので、面白いシーンとの出遭いをもう少し期待したい。
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by 2008oharu | 2015-03-28 22:00 | その他の昆虫 | Comments(0)

今季のフユシャク 終章?

春分の日も過ぎ、暖かい日には越冬蝶たちが動きだし、蛹越冬蝶たちの羽化も始まった。
そろそろ、平地で見られるフユシャクは終章を迎えたと思っていいだろう。

今季、新たに井の頭公園にも確実に生息していることが確認されたフユシャクは、シロトゲエダシャクだ。
昨年、観察仲間が幼虫を発見しているので、十分可能性はあったのだが、今季は成虫のオス(別の方がご覧になったそうだ)とメス(これは私も見られた)そろって出現した。

シロトゲエダシャクのオス 2015年3月12日 都内の別の場所にて
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高いところに止まっている別個体
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どちらも残念ながら井の頭公園の個体ではない。

シロトゲエダシャクのメス 2015年3月10日 井の頭公園にて
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上の2枚の写真は同一個体。
この個体以外にも、別の方がご覧になったものがいたらしい。

シロトゲエダシャクの幼虫 2014年5月11日 都内の別の場所にて
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このときは、何の幼虫だかわからず、かなり適当に撮ってしまった。
シロトゲらしいとわかって、もっときれいに撮るべきだった後悔。

さらに、また別の場所で撮った幼虫も、もしかしたらシロトゲだったのかも。
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2014年5月8日。都内の別の場所にて。

今年の5月には、注意して探したいものだ。

フチグロトゲエダシャクは井の頭にはいないフユシャクだが、昨年プチ遠征して初めて見た。
今年もと思って同じ場所へ行ったが、時期が合わなかったのか、今年は個体数が少ないのか、飛んではいたが、写真にとることはかなわなかった。
偶然そこにいらしたIさんが発見されたメスの写真を撮らせていただいて、今季は諦めた。

フチグロトゲエダシャクのメス 2015年3月5日 都内の河川敷にて
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昨年、ウスバフユシャクに似た個体で、ホソウスバフユシャクというのがいるらしいと聞き、今年は注意して観察することにした。

ホソウスバフユシャクらしき個体 2015年3月6日 井の頭公園
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翅の模様がかなりかすれているが、それらしい感じだった。
ウスバフユシャクより少し小さい感じもする。

別の場所のホソウスバフユシャク 2015年3月12日
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これはどうだろうか。

井の頭公園では、昨年トギレフユエダシャクのオスが発見され、今年は未見のメスを見たいと期待していたが、メスどころかオスも見ることはかなわなかった。

これで、井の頭公園で見られたフユシャクは、
クロスジフユエダシャク・チャバネフユエダシャク・シロフフユエダシャク・ヒロバフユエダシャク・シモフリトゲエダシャク・シロトゲエダシャク・トギレフユエダシャク(2014年のみ)
クロオビフユナミシャク・ナミスジフユナミシャク・イチモジフユナミシャク
シロオビフユシャク・クロバネフユシャク・ウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ウスモンフユシャク・ホソウスバフユシャクの16種になった。
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by 2008oharu | 2015-03-25 10:16 | | Comments(0)

成虫越冬蝶、一気に始動

ここのところ4月の陽気という日が続いている。
そろそろモンシロチョウが羽化してくるのではないかと思っているのだが、私はまだ見つけられない。

そんなある日(3月17日)、観察仲間とちょっと遠出した。
汗ばむような陽気の中、成虫越冬蝶たちが、次々と目の前に現れる。

一番多いのは、やはりテングチョウ。
初めは今年の初見と思って撮っていたが、だんだん「テングチョウか」と撮らなくなった。
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翌日、MFの井の頭公園でもテングチョウを見た。
木の枝の先に止まっては飛ぶ占有行動をとっていた。
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実はその前にも同じ場所で蝶が飛んだのを目にしたのだが、たぶんテングチョウだったのだろう。

ルリタテハ
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ルリタテハも何頭か飛んでいた。
翅を広げて日光浴したり、桜の花の蜜を吸ったりしていた。
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キタキチョウ
オオイヌノフグリで吸蜜中
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ムラサキシジミ
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アセビの花に来ていたのだが、あわてて撮ったので設定が合わず、ぶれぶれ、白とび写真になってしまった。
しかし、花に来ているは珍しいのであえて載せておく。
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そして、うれしかったのは、ヒオドシチョウ
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昨年はヒオドシチョウが多かったが、今年も多く見られるだろうか。
この個体は、地面に口吻を伸ばしている。
ミネラルを補給していのだろうか。

その他、キアゲハもたくさんいた(前回取り上げたので画像は省略)。またアカタテハも見られたが、写真は撮り損ねた。

そろそろスプリング・エフェメラルたちの噂も耳にする。
忙しくなりそうだ。

追記:
たくさんの成虫越冬蝶の活動開始を見たので、この日の帰り、MFの越冬蝶ウラギンシジミはまだ越冬場所にいるかどうか確かめた。
その日の夕方は、まだ同じ場所にいた。

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しかし、翌日また立ち寄ってみると、既に姿はなかった。
無事越冬を終え、ついに活動を始めたのだろう。

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by 2008oharu | 2015-03-19 23:22 | | Comments(0)

モンキチョウが飛び始める

冬の間は、動き回る昆虫が少なく、観察できるのは地味な蛾などばかりだったが、チョウが飛び始めると、その華やかさ、軽やかさに春の訪れを感じてうれしくなる。

3月4日~5日のこと。河原でモンキチョウが飛び回っていた。
ときどき止まって吸蜜するのはオオイヌノフグリの花。

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しかし、モンキチョウは生態がつかみにくいチョウだ。
まだモンシロチョウなどの早春に羽化するチョウは現れていないし、成虫越冬蝶のキタテハがやっと動き始めている時期に、こんなに元気に飛び回り始めるからだ。
それでつい、成虫越冬なのではないかと思ってしまうが、図鑑などによると、モンキチョウは成虫越冬ではなく、非休眠型の幼虫越冬なのだそうだ。
つまり、冬の間もゆっくりと成長し続け、羽化してくるらしい。

同じ時期に同じ場所で見られたキタテハ。まだ、モンキチョウほど活発ではない。
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この日、モンキチョウは吸蜜するだけでなく、オスは盛んにメスを求めて飛び回っていた。

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メスにアタックするオスの様子を観察していた時、偶然に開いた表翅が撮れたのだが、後翅にオレンジ色の紋がはっきり入っているのに初めて気が付いた。

この紋はメスにもついている。
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まだまだ気が付かないことがたくさんあるのだと思い知った。

このメスは交尾拒否しているようで、残念ながらペアリングは成立しなかった。

ついでながら、MFで越冬中のウラギンシジミは、初冬には3頭みられたのだが、今では1頭しか残っていない。天敵に襲われたのか、力尽きたのか、それともいち早く春を感じて動き始めたのか。
あと少しで本格的な春になる。残る1頭の無事を祈りたい。
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by 2008oharu | 2015-03-11 10:40 | | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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