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今年もエゴヒゲナガゾウムシ

今年のエゴヒゲナガゾウムシの初見は6月末だった。
ところがその後なかなか続いてみることができず、今年は外れ年かななどと思ってしまった。
けれど、7月後半、一気に大量に現れて、ピークを迎えた。

交尾するエゴヒゲナガゾウムシ。2015年7月26日 井の頭公園
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産卵する穴を掘るメスとそれを見守るオス 同日同場所
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エゴノキの実を食べる時もあるが、この場合は、掘りだした果肉が外側に出ているので、食べてはいないようだ。種の部分はとても硬いはずだが、メスの口はその部分にも穴を開けているはずである。

穴に腹をすっぽり入れて産卵体勢メス 同日同場所
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この場面でも、たいていはオスが見守っている。

そこへ他のオスが来て、オス同士の戦いが始まることもある。

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上の場合は、二組の雌雄が同じ実の上に来ている。
産卵する実の争奪戦なのかもしれない。

オスは顔面をぶつけ合って戦い、負けた方は逃げたり、落下して飛び去ったりする。

オスの目はとびだしていてあらぬ方向を向いているように思えるが、オスの目には世の中がどのように見えているのだろうか。
また、オスは名前の通りかなり長いひげ(触角)を持っている。
よく見ると、交尾しているときなどに触角でメスに触れていることがある。
目の代わりに触角を使って相手を認識しているのかなと想像してみた。

上の写真は26日の様子だが、2~3日後にはぱったりと姿を消してしまった。
このゾウムシは蛹越冬なのだが、羽化するのは、翌年、2年後、3年後などとさまざまだという。
エゴノキの実が不作の年に一斉に羽化してしまうと、子孫が残せなくなってしまうから、わざとずらしているらしい。
6月に羽化した個体は、何年目の羽化だったのだろうか。エゴの実が大きくなっていないと産卵できないので、羽化時期もずれるようになっているのだろうか。
このユニークな顔の甲虫を初めて見て以来、毎年必ず観察しているが、まだまだ興味は尽きない。
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by 2008oharu | 2015-07-28 21:46 | 甲虫 | Comments(4)

地元のアゲハ3種

地元で見られるアゲハは、ナミアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハ・キアゲハ・アオスジアゲハ・ナガサキアゲハ・ジャコウアゲハ、それにここ何年かはモンキアゲハも加わってきて8種になっている。

モンキアゲハ

2015年6月29日 井の頭公園
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2008年~2011年ごろは、だいたい9月中旬ごろにぼろぼろの個体を目にすることが多かったので、どこか他所で生まれた個体が、流れてきたのではないかと思っていた。

それが、2013年ごろから、7月のボタンクサギが咲くころその蜜を吸いにきていること、毎年だいたい同じ場所で見られることなどから、かなり近い場所で繁殖しているのではないかと感じ始めた。
今年のモンキアゲハは、翅が千切れていないきれいな個体だったので、ますます近隣繁殖の可能性が高まったと思う。それはどのなのだろうか。

この個体が見られた場所は、黒いアゲハ類(クロアゲハ・ナガサキアゲハ)が好む場所で、あたりはそれらの蝶道になっていると思われる。この場所で休憩しては蝶道を巡回し、他のアゲハ類とテリトリー争いをする。ナガサキアゲハがメスを追いかけたり、交尾したりするのを目撃したのもこの場所だ。

話は遡る。

キアゲハ

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このキアゲハは、2015年4月27日、庭で撮ったもの。
キアゲハとアゲハは遠目では見極めにくいし、いつも庭を観察しているわけではないが、庭にキアゲハが来るのは珍しい。
庭にはアゲハ類の食草となる山椒の木があるので、ナミアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハ、それにナガサキアゲハも現れたことがあるが、キアゲハの食草になるせり科の植物は生えていない。
どこか近所で羽化した個体が蜜をもとめてやってきたのだろうか。きれいな個体だった。

カラスアゲハ

2015年7月7日 井の頭公園
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家の庭にもヒメヒオウギズイセンが咲くころとなり、ふと見るとクロアゲハが吸蜜に来ていたので、あわててカメラを構えたが、間に合わなかった。
それで、井の頭公園に出向いたとき、アゲハ類が来るかなとこの花が咲いているところに行ってみると、予想たがわずカラスアゲハが来ていた。
この写真を撮る前に、暗いところで他の昆虫を撮っていたので、感度を目いっぱいあげていたまま撮ってしまったので、失敗。あわてて設定を戻して待ったが、そのあとはずっと巡回していて止まらなかった。

ヒメヒオウギズイセンはかなりはびこるタイプの花だが、アゲハ好みの花ではある。
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by 2008oharu | 2015-07-10 08:32 | | Comments(2)

カメムシ2種

エサキモンキツノカメムシ

久しぶりに繁殖中のエサキモンキツノカメムシを見た。

卵を守るメスたち
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交尾しながら産卵?
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同じミズキの葉裏のあちこちにメスが卵を産んでいる。

孵化した卵(1令)を守るメス
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2令になった幼虫とメス
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母虫から離れていく幼虫たち
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幼虫たちはたぶん、ミズキの幹をあがって行って、若い実の汁を吸って成長していくはずである。
エサキモンキツノカメムシはかなり多産だ。それぞれの幼虫たちがみんな大きく成長したら、ミズキへのダメージも大きそうだが、たぶん多くは他の生き物の餌になっていくのだろう。

その後の成長の様子は以前このブログに載せてある。

キマダラカメムシ

キマダラカメムシは北上中の南方系外来種といわれていて、つい最近井の頭公園でも見られるようになった。
今年はマナティさんが卵を見つけた。いよいよ定着していきそうな感じだ。

キマダラカメムシの卵
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キマダラカメムシの孵化
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キマダラカメムシの成虫(2013年11月撮影のもの)
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このブログを始めて以来、実にたくさんの昆虫たちが北上してきていることが目に見えてわかった。
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by 2008oharu | 2015-07-02 22:08 | カメムシ | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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