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フユシャク その後

12月21日以降、30日までの間にMFで見られたフユシャクは、

イチモジフユナミシャクのオス 2015年12月24日 井の頭公園
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イチモジフユナミシャクのメス 2015年12月27日 井の頭公園
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他公園ではたくさん見られたそうだが、MFでかろうじて雌雄を確認できた。

また、オスがなかなか見られなかったチャバネフユエダシャクだったが、その後ぼちぼちと見られるようになった。

チャバネフユエダシャクのオス 2015年12月26日と30日の個体 井の頭公園
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メスは、毎日のように見られている 2015年12月28日の個体
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毎日複数個体見られるようになってきたのは、ウスバフユシャク どちらも12月30日 井の頭公園
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そして、30日には、ナミスジフユナミシャクのオスも見られた。
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クロオビフユナミシャクのオスはその後もたくさん見られたが、メスがなかなか見つからない。

その他の蛾や、その他の昆虫なども観察したが、それはまた来年取り上げる。
とりあえず、2015年の記録は打ち止め。

よいお年をお迎えください。
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by 2008oharu | 2015-12-31 21:40 | | Comments(0)

ムラサキシジミの場合

ムラサキシジミはムラサキツバメより普通種のイメージであるにもかかわらず、その越冬場所はなかなか見つからなかった。

12月1日のムラサキシジミ
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ムラサキシジミも晴れた日には、活発に飛び回りながら、常緑樹の葉の上や枯葉の上などにとまる。いかにも越冬場所をチェックしているように見えるのだが、この日もそれは突き止められなかった。

その後、みき♂さんが1頭のムラサキシジミが枯葉の上にじっととまっているのを発見。
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この個体は、かなり長い間同じ葉の上にとまっていたが、ある日いなくなってしまった。
傍の笹が踏まれたような状態になっていたので、人がそばに近づいたからかもしれないし、このあたりで盛んに枯葉を掃除していたので、その影響かもしれない。

話は前後するが、Iさんが別の場所でムラサキツバメの集団越冬場所を見つけられたと聞いて、近くなのでちょっと見に行ってみた。午前中は暖かく天気がよかったせいか、周りに何頭か飛び回ってはいたが、葉の上には1頭も残っていなかった。
しかし、午後また寄ってみると、なんと7~8頭のムラサキツバメが孵ってきていた。

2015年12月16日 マテバシイの葉の上にて
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そして、よく見ると、なんとその中に1頭ムラサキシジミが混ざっている!びっくりぽんだ。

こういうことは普通にあることなのか、偶然なのか。

マイ・フィールドのムラサキツバメの集団は日増しに数が増えていったが、それをチェックしてみると、なんとやはりムラサキシジミが1頭まざっている。

2015年12月24日
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縦に止まっているのでわかりにくいが、下の方に裏翅の色が薄めで、尾状突起のないムラサキシジミがいる。

さらに、12月26日にはIさんが近くに新たなムラサキツバメの集団を見つけられたのだが、その中にも1頭ムラサキシジミが混ざっていた。

2015年12月26日の集団
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ちなみに、この集団の中には、前ページで見た翅の傷んだムラサキツバメも入っている。
最初に見つけた集団の方は、ちょっと数が減ったような気がするので、もしかしたら分家したのかもしれない。

ムラサキシジミがムラサキツバメと混ざって越冬するのは、割と当たり前の現象だということがわかった。
それにしてもムラサキツバメだけで集団をつくることはないのだろうか。今後も様子を観察したい。
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by 2008oharu | 2015-12-28 09:20 | | Comments(2)

その後のムラサキツバメ

他フィールドでムラサキツバメの越冬態勢を観察して以来、マイ・フィールドでも見つからないかと探し続けていた。

12月12日は、早朝は嵐のような風雨、その後夏日の気温となる荒れた天気だったので、フィールドの様子が気になってでかけた。

いつものチョウ・スポットには、夏日のような気温のなかで、成虫越冬チョウたちがあちこち飛び回っている。

活動するムラサキツバメたち
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下の翅の傷んだ個体は、あとで個体識別に役立った。
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中には、ツバキの花で吸蜜行動をとっている個体もいた。

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お昼も過ぎたころ、1頭のムラサキツバメが、アオキの葉の丸まったような場所にとまった。

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そして、向きを変えながら、丸まった葉の陰へ入っていく。
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そこをよく見ると、先住者のムラサキツバメがいた。
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クモの巣がかかっていて、枯れた葉がひっかかっているので、2頭のチョウも枯葉のように見える。
ここが越冬場所に違いない。遂に、マイ・フィールドでもムラサキツバメの越冬場所が突き止められた。

その後、その場を訪れるたびに観察してみると、なんとチョウの数はどんどん増えていく。

2015年12月15日。 5頭いる。
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2015年12月20日。 やはり5頭か。向きが変わっている。
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どうも晴れて暖かい日の午前中は外に出て日光浴などをして、また帰ってくるようだ。
いったいどういう判断で、一つの葉に集まってくるのだろうか。

マイ・フィールドには、その後他にもムラサキツバメが越冬していることがわかった。
2015年12月21日。みき♂さんが見つけたもの。2頭で越冬中
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そもそもマイ・フィールドにこのようにたくさんムラサキツバメがいることすら驚きだし。次々と越冬場所が見つかったのも驚きだ。
今年の特徴なのか、私たちの目が慣れてきたせいなのか。

つづく
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by 2008oharu | 2015-12-27 23:07 | | Comments(0)

今季のフユシャク

井の頭公園のフユシャクは、クロスジフユエダシャクから始まる。

クロスジフユエダシャクのオス 2015年11月24日 井の頭公園
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昼行性のフユシャクで、薄茶色のオスが地面すれすれをメスを求めて飛び回り始めると、今年もフユシャクの季節がやってきたなぁと感じるのだ。

しかし、今季はメスがなかなか見つからず、ましてや交尾中のペアもまったくみないままピークが終わってしまった。

クロスジフユエダシャクのメス 2015年12月10日 井の頭公園
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みき♂さんに教えていただいた個体で、今季唯一の観察例。

クロオビフユナミシャクのオス 2015年12月9日・10日 井の頭公園建物壁面
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クロスジフユエダシャクのメスが見つからないうちに、どんどん見つかりだしたのはクロオビフユナミシャクのオス。この傾向はずっと続いていて、今もあちこちで見られている。
しかし、これまでのところメスは見つかっていない。

チャバネフユエダシャクのメス 2015年10月10日 井の頭公園建物壁面
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今季初のチャバネフユエダシャクのメス。実は男子トイレ入り口付近の壁にいたので、みき♂さんに教えていただいてあわてて撮った。
次いで、12月13日には擬木柵に、12月15日には木柵にいるのを見つけたが、その3個体のみで、オスはまったく見つかっていない。

木柵にいたチャバネフユエダシャクのメス
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オスは、都内の別公園へ行ったときに見た。

チャバネフユエダシャクのオス 2015年12月16日
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ついでにこの公園では、ウスバフユシャクも見られた。

ウスバフユシャクのオス 2015年12月16日
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次いで、今季初のクロバネフユシャクが出現

クロバネフユシャクのオス 2015年12月20日 井の頭公園
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今季のフユシャクの前半は以上のような状態で、こと井の頭公園に関しては、数が少ないような気がする。フユシャクばかりではなく、越冬キリガなどもほとんど見ない。
都内の他公園での情報では、もっと出ているようなので、気候の影響とは言いにくい。過度の草刈りや落ち葉掃きの影響でないといいのだが。
後半の出を期待したい。
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by 2008oharu | 2015-12-21 09:34 | | Comments(0)

アオモンツノカメムシの謎の生活

今年もアオモンツノカメムシをヤツデで見つけた。

アオモンツノカメムシ 2015年11月12日 井の頭公園
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晩秋から初冬に咲くヤツデの花は、目につく昆虫が減ってきたこの時期に、昆虫が見られる数少ない場所だ。そして、ハエやアブが飛び交う中、アオモンツノカメムシが見つかることもある。

例年は一つの株に1匹ぐらいしか見ないことが多かったが、今年は一つのヤツデの株にかなり多くのアオモンツノカメムシがいたので、ちょっと調べてみることにした。

アオモンツノカメムシは、花の蜜を吸うのか、あるいは蕾や茎などからも汁を吸うのか、ヤツデの花にも茎にも葉の上にもいる。
葉の隙間に潜り込んでいくものもいたので、葉をめくってみた。

葉の隙間にいたアオモンツノカメムシ
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初めは、寒い時はこのように葉の隙間に集まって越冬するのかなと思った。
しかし、葉をめくると、すぐにわさわさと動きはじめたり、落ち逃げする個体もいるので、なかなかじっくり様子を観察できないのだが、なんだか交尾しようとしているような気もする。

そういえば、以前、ヤツデで交尾していたペアがいた。
2013年11月28日 井の頭公園
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もう少し観察を続けると、ヤツデの茎を歩いていた1匹に、いきなり他の1匹が襲いかかった。
激しくもみ合うように動くのでなかなか観察できなかったし、別の個体もやってきて三つ巴になったりしたのだが、最終的に落ち着いたところを見ると、やはり交尾が成立したようだ。

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少し前に、ヤツデの葉の上に緑色の卵が産み付けられていたのを見たが、交尾をするなら、もしかしたらアオモンツノカメムシの卵だったのかもしれない。そう思ってあちこち見ると、なんと、まさに産卵中の個体がいた。

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さらにあちこち探すと、葉の隙間にも卵がついている。
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つまり、アオモンツノカメムシは、この時期(晩秋から初冬)に交尾産卵するカメムシらしい。

本やウエブサイトで調べると、アオモンツノカメムシは成虫越冬と書いてあることが多い。
でも、産卵した個体がそのまま越冬することがあるのだろうか。越冬してまた産卵する?
それはちょっと考えられない。
では、卵越冬なのか。
それとも、産卵しなかった個体は越冬し、産卵した個体は命を終えるとか…。

さらに以前の観察例を調べてみたら、夏にも成虫を見たことがあった。
2013年7月10日 井の頭公園
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年2化なのだろうか。

この卵は春に孵化するのだと思われるが、成虫たちはどうなるのか、もう少し観察を続けて確かめたい。
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by 2008oharu | 2015-12-10 21:32 | カメムシ | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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