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早春の蝶たち

今年の春は、寒暖の差があまりにも激しく、チョウの羽化や活動も順調とは言えないが、それでも少しずつ出揃い始めている。

3月1日、ちょっと郊外へプチ遠征したときに見たテングチョウ。
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いかにも越冬場所から出てきて日向ぼっこという感じ。翅はけっこうぼろぼろ。

3月5日、啓蟄の候、モンシロチョウを初見
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その後また温度が急に下がったので、羽化したモンシロチョウはどうなったか心配した。
この日、キタテハが飛ぶのも見た。

3月17日は、キタテハ・ルリタテハ・キタキチョウなどが元気に飛び回る暖かい日だった。
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キタキチョウなどは複数頭が絡まるように飛ぶ場面もあった。

そして春分の日の今日(3月20日)。また郊外へプチ遠征して、ついにスプリング・エフェメラルのミヤマセセリにも出遭う。
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3頭ぐらいは飛んでいたと思う。

その他、アカタテハ)・ルリシジミ・ルリタテハ・モンシロチョウ・キタキチョウ(写真は省略)なども活動していた。
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そして、テングチョウはゆうに30頭以上の個体が、地面近くを集団で乱舞していた。
(その様子はうまく写真には撮れなかったが)
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何か地面からミネラルのようなものを吸収しているのだろうか。

チョウたちが飛び回るのを目にすると、やはり春が来たのだと感じられる。
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by 2008oharu | 2016-03-20 22:54 | | Comments(2)

アオモンツノカメムシの謎の生活史 その2

12月に産卵したアオモンツノカメムシ。
その後卵はどうなるのか、成虫は死んでしまうのか、それとも越冬するのか。
その疑問を解決したくて観察を続けてきた。

以前の記事はこちら

井の頭公園へ行くときは、だいたいアオモンツノカメムシがいるヤツデの傍を通るので、この日も卵の様子や成虫の様子を確認しに寄った。

すると、びっくりしたことに、なんと卵が孵化していたのだ。
2016年1月7日
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暖冬とはいえ、こんな真冬に孵化するなんて、正常な状態なのだろうか。

この時、以前と比べるとだいぶ減ったが、まだ成虫も見られた。
2016年1月7日の成虫
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暖冬のせいで、この卵だけ間違って孵化してしまったのかもしれないと思い、次の日、同じヤツデの他の卵や、別の場所で見つけた卵の様子をチェックしてみた。

すると、やはり孵化した卵があった。
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こちらは、幼虫が大きくなっている。
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オレンジ色なのは、脱皮したての状態なのだろう。2令になっているようだ。
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2令になった幼虫は、集団を解いて、葉の葉脈についている。汁を吸っているのかもしれない。
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これらは、だいたい1月7日から13日ぐらいまでの様子だった。

ここまでの観察では、1月に卵が孵化するのは、異常ではなさそうだと思えた。
そして、その後成虫の姿は見つからなくなった。
もしかしたら、他のカメムシのように、地面の枯葉などの隙間に入って越冬するのかもしれないと、ちょっと辺りをチェックしてみたが見つからなかった。

暖冬だと思っていたら、今度はいきなり雪が降るような寒い日が続いたので、孵化したカメムシはどうなったかとチェックを続けた。
幼虫は、チェックするたびに減っていき、2令になったものも消えてしまった。
孵化しなかった卵も、食べられたりしてしまったのか、見当たらなくなったものが多い。

それでも、1月7日に最初に孵化を発見した幼虫たちは、数は減ってきつつも、まだだいたいは同じ場所にいて健在だった。
そして、1月31日のこと。それらは、やっと脱皮して2令になっていた。
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脱皮したては、赤っぽくて、だんだん黒と緑の幼虫になり、集団を離れていく。あとには、卵と1令の脱皮殻が残っている。

例えば、エサキモンキツノカメムシも、孵化して1令の時は、母虫に守られて何も食べずに集団になっている。そして、2令になると母のもとから離れ、ばらばらになって、餌である汁を吸う場所に移動する。
アオモンツノカメムシも、2令になるとばらけていよいよ汁を吸い始めるのかもしれない。
しかし、結局幼虫の行方は見つけられず、果たしてどこかで無事に成長していっているのか、それともやはり冬に孵化するのは無理で、餌をとれないまま死んでしまったのか、わからず終いになってしまった。

そして、啓蟄を迎えるころ、ふと見ると、成虫がいた。
3月8日には、その成虫がまた産卵していた。
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う~ん、これはどう考えたらいいのだろうか。

越冬していた成虫が春になって活動し始めたのか、それとも、1月に孵化した幼虫がどこかで無事に成長して新生成虫になったのか。結局どちらなのか確かめられなかった。
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by 2008oharu | 2016-03-11 22:26 | カメムシ | Comments(0)

フユシャク最終章

シロフフユエダシャク以降に見たフユシャク

ヒロバフユエダシャク♂ 2016年1月31日
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この日は3個体ぐらい見つかった。

いつもは擬木柵をざっと見て済ませていたが、他の昆虫を探すために擬木柵以外のところを見ているとき、木の幹にいるのも見つかる。これが本来の姿なのかもしれない。しかし、フユシャクのオスが昼間止まっているのは、夜の活動に備えて休憩しているだけなので、止まる場所に大きな意味はないのだろう。

樹の幹に止まるヒロバフユエダシャク♂ 2016年2月2日。
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ヒロバフユエダシャクの♀ 2016年2月7日 擬木柵にて
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メスは産卵を控えているので、できれば擬木柵でないところの方がよさそうだが、蛾の幼虫はバルーニングで移動できるし、食草も多様なのであまりこだわりはないのだろうか。

ヒロバフユエダシャクは2月中旬ごろまで見られたが、数はとても少なく感じた。

クロテンフユシャク(交尾) 2016年2月12日
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クロテンフユシャクは1月31日ごろから見つかり、今もまだ目にすることがある。今年はウスバフユシャクより多いような感じだ。クロテンとウスバはどのように棲み分けているのだろうか。
ウスモンも見られているが、私が撮った写真はよく撮れていないので割愛。

シロトゲエダシャクのオス 2016年2月26日
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シロトゲエダシャクは、井の頭公園内では過去幼虫とメスしか見つけてなかったと思う。オスを園内で見つけられてよかった。

しかし、このシロトゲエダシャクや前回アップしたシモフリトゲエダシャクのメスは見つからなかった。過去に3月に入ってから見た例もあるが、今年は総じて出現が早いので、見つけられないまま終わりそうである。

写真はすべて井の頭公園で撮ったもの。今年も種類的には例年見られたものが出そろっているが、数的にとても少ない印象がある。その要因は気候のせいなのか、食草食樹の伐採などによる現象のせいなのか、あるいは別の理由によるのか、はっきりしない。

今年は他所に見に行く機会もなかったので、たぶんこれが今季のフユシャクの最終章になると思う。
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by 2008oharu | 2016-03-08 11:38 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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