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平地性ゼフィルス3種 出揃う

私が地元でアカシジミを初認したのは5月16日だったが、5月12日にはマナティさんがすでに発見しているので、今季は早い。
アカシジミの出てくるころは栗の花も咲き始める頃なのだが、この時栗の花はまだ蕾状態だった。

5月16日のアカシジミ
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その後、やっと栗の花が咲き始めたころ、またアカシジミに出遭う。
5月24日のアカシジミ(栗の花にて)
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よく見ると、既に翅に切れ目が入っている。
栗の木の下にはもう1頭いたが、こちらは大きな嘴状の切れ目が入っている。鳥に襲われたのだろう。

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さらに、遠くに尾状突起が千切れている個体もいた。(頭が隠れている)

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アカシジミは中盤に入っているのかもしれない。

同じ日、ウラナミアカシジミも見ることができた。

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すべて同一個体。このウラナミアカシジミも、翅に嘴状の小さな切れ目が入っている。

あとはミズイロオナガシジミだと思っていたら、Iさんが見つけてくれた。

5月25日のミズイロオナガシジミ
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この個体は、非の打ちどころないほど完璧にぴかぴか。
家に帰って写真を点検しているとき、チョウの真下に液体が写っているのがわかった。もしかしたら、羽化直後の排液だったのかもしれない。

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このチョウは、やがて翅を少し開いたかと思うと、一気に飛んで行った。
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こうして、地元で見ることができる平地性ゼフィルス3種はすべて出そろった。
他のゼフィルスを見るためには、プチ遠征しないとならない。
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by 2008oharu | 2016-05-26 21:05 | | Comments(0)

地元のヒオドシチョウ 2016

地元でヒオドシチョウの繁殖が観察されたのは2014年のこと。その後2015年にも少なくとも3本のエノキで繁殖したことが確認されたが、羽化後のヒオドシチョウがどこへ移動するのか、また翌年の産卵の様子などは結局わからずじまいだった。

今年の2016年、残念ながら私は目にすることができなかったかが、冬に公園内で越冬しているヒオドシチョウの成虫が確認されたのだ。

そして、春。4月19日のこと。ついに公園内で越冬明けのヒオドシチョウの成虫を発見した。

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羽の縁が傷んではいるが、元気な個体で、縄張り行動を繰り返していたので、たぶんオスだろう。無事にメスに出遭って子孫を残してほしいと思いつつ、近くのエノキに産卵しているメスがいないかどうか探して歩いたが、見つからなかった。

5月5日のこと、公園内の別の一角で、観察仲間がヒオドシチョウの幼虫を発見。
高い高いエノキの遥かてっぺんに、クモの巣のような網がはられ、黒い塊が見える。

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これがあの噂に聞くヒオドシチョウの幼虫の集団だった。

しかし、そろそろ幼虫が下りてくる時期になっても、その気配はなく、どうやらほとんどが鳥に捕食されてしまったらしい。

5月15日、まったく別の観察をしていたとき、ふと間近のエノキにこんなものがついているのが目に入った。

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こんなところにヒオドシチョウの幼虫がいた!と喜んだのだが、よく見るとまったく動かない。それは幼虫の脱皮殻だったのだ。ヒオドシチョウの幼虫の脱皮殻は、こんなふうに幼虫の色や形をとどめたまま残されるらしい。

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近くで鳥を撮った方の画像を見せていただくと、シジュウカラが咥えているのはヒオドシチョウの幼虫に違いなかった。
諦めきれずにさらにあちこちを探すと、大きくなった幼虫がかろうじて見つかったが、その後見失う。
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ここでも、ほとんどが鳥に食べられてしまったようだ。

また翌日別の場所で2匹の幼虫が柵の上を這っているのを見つけた。
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このうちの1匹は、なんとか無事に蛹になった。
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こうして、地元でヒオドシチョウが繁殖するようになって3年目、新たに確かめられたことは、地元でも越冬していたということ、幼虫時代の比較的初期の巣の様子や、脱皮殻のこと、そして、鳥による捕食の様子など。

何頭かは捕食を免れ、また地元で命をつないでいってほしいものだ。
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by 2008oharu | 2016-05-22 22:30 | | Comments(0)

アオバセセリとウスバシロチョウ

コツバメやミヤマセセリ、そしてアオバセセリやウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)などのチョウは、それほど珍しいわけではないが、平地の都市公園には生息していないので、どうしても丘陵地へ足を伸ばさないと見られない。
見られる時期が限られているので、時期を誤ると見損なう。
それに、生息地の環境の変化や過度の採集などためか、年々減ってきているようなチョウもいるので、毎年一度は目にしたくなる。

そんなわけで、今年も足を伸ばした。

アオバセセリ 5月2日
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すでにアオバセセリが出ていることは聞いていたし、この日の天気予報は悪くなかったので、見に行くことにした。しかし、予報に反して、気温が上がらず、チョウがほとんど飛んでいない。
それでもミツバウツギで辛抱強く待つと、何度か飛んできた。
一つの花で吸蜜する時間がとても短いので、せわしなく飛び回り、なかなか写真に収まってくれない。
なんとか撮ったところでこの日は諦めて帰った。

5月12日
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この日はすでにミツバウツギの花はほとんど終わっていたが、ハルジオンにアオバセセリが来ていた。
ハルジオンでの吸蜜時間はわりと長く、じっくり撮ることができたのだが、不用意にカメラの設定を動かしてしまったらしく、気が付くとiso感度が自動オートになっていて、勝手に6400になっていたのもあり、酷い画面を量産してしまった。

ウスバシロチョウ

ウスバシロチョウもミツバウツギやハルジオンによく来る。
今年はもう遅いかなと思っていたが、ハルジオンではなんとか見ることができた。

5月12日
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この個体はメスで交尾嚢をつけている。

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結局、今年もただ吸蜜しているシーンしか撮れず、交尾(いつするのだろう)や産卵(この時期、ムラサキケマンの花はほとんど咲いていない)シーンを見ることはかなわなかった。

おまけのサカハチチョウ(春型)
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サカハチチョウもなかなか満足なシーンは撮れなかった。
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by 2008oharu | 2016-05-13 21:11 | | Comments(2)

井の頭池のトンボたち①

井の頭池はこの冬に2回目のかいぼりを行った。
水を完全に抜く前に見つかった池のヤゴたちは、保護池などに移され、池に水が戻ってからリリースされた。
池で見つかったヤゴは、オオヤマトンボ・シオカラトンボ(オオシオカラトンボも含む)・ショウジョウトンボ・コオニヤンマ・ハグロトンボ・モノサシトンボ・クロイトトンボ・アオモンイトトンボ・クロスジギンヤンマなどであった。

いよいよトンボの羽化シーズンを迎え、かいぼり後のトンボの繁殖状況はどのように変化していくのか。数や種類は増えるのか。注目する必要がある。

今現在私が確認できているのは、オオヤマトンボ・シオカラトンボ・クロスジギンヤンマ・クロイトトンボ・アオモンイトトンボだ。

オオヤマトンボ 4月30日羽化

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オオヤマトンボのヤゴ
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オオヤマトンボは、毎年たくさん見られるトンボで、ヤゴも大きくて目立ち、かいぼりの時もたくさん発見された。

シオカラトンボ 4月26日
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未成熟のオスと思われる。今季初見のシオカラトンボ。
発見場所は神田川に近いところだったので、川で羽化した個体かもしれない。

シオカラトンボの羽化 4月30日
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こちらは池の岸辺で羽化したもの。
シオカラトンボの未成熟個体 同じく4月30日
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こちらは玉川上水に近いところで見たので、上水で羽化したのかもしれない。メスだった。

シオカラトンボのヤゴ(もしかしたらオオシオカラトンボかも)
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シオカラトンボとオオシオカラトンボのヤゴの識別には自信がない。
腹の背に棘があるかどうかで見分けるのがよさそうだが、写真ではよくわからないからだ。
井の頭池にはどちらも毎年たくさん見られる。

クロイトトンボの交尾 5月8日
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同個体の産卵
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クロイトトンボのヤゴ
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クロイトトンボの出現はもう少し早い時期に確認されている。
今日確かめたら、池の他の場所でもたくさん見られた。
これも毎年普通に見られるイトトンボだ。

アオモンイトトンボ 5月8日
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アオモンイトトンボのヤゴ
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このイトトンボも、ヤゴ・成虫ともよく見られるトンボだ。

今日はクロスジギンヤンマが池を周遊しているのも確認したが、写真は撮れず。

順調にトンボが羽化して来ているという感じだった。
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by 2008oharu | 2016-05-08 21:32 | 蜻蛉 | Comments(2)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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