先日急に冷え込んだ日があった。
翌日久しぶりに野川公園の自然観察園へ行ってみる。
そこでおどろいたことに、木道や柵、綱の上におびただしい数のサトクダマキモドキがいるのだ。
↓サトクダマキモドキ。2009年11月4日。野川公園。
どれもほとんど動かないか、のろのろと木道を歩いていて、簡単に捕まえられる。
それどころか、実は木道のあちこちに踏み潰されたサトクダマキモドキが散らばっている。
前日の急激な寒さに一気に弱ったのだろうか。
それにしても、弱るとなぜ木道に出てくるのだろう。
日が当たっていて、暖かいからだろうか。
自然観察園内に、こんなにもたくさんの(目にしただけでも何十匹もいた)サトクダマキモドキがいたとは!
ほかの直翅るいたちは、なぜあまりいないのか。
生息時期のずれなのか。
次に多かったのが、アオマツムシ。
これもほとんど弱っていて、木道か杭に巻かれた縄の隙間に入り込んでいる。
↓アオマツムシ。同日同場所。
そのほか1匹だけ、イナゴもいた。
これもかなり弱っている。
↓イナゴ。同日同場所。
イナゴは次の日、善福寺公園でも見かけたが、これも弱っていた。
↓善福寺のイナゴ。2009年11月5日。
思いついて、家に帰って、私が以前に撮った直翅類の最終日を調べてみた。
サトクダマキモドキ 11月 5日
イナゴ 11月27日
アオマツムシ 11月 2日
オンブバッタ 10月14日
ツユムシ 11月 5日
成虫では冬越ししない直翅類たちは、だいたい今頃の寒い日に力尽きて終焉を迎えるのかもしれない。