ベッコウハゴロモ

ベッコウハゴロモとアミガサハゴロモの幼虫の違いがどうもわからない。
図鑑やネットで写真を見ても、同じように見える。
善福寺公園の上池と下池の連絡水路には、毎年幼虫がたくさん見られるので、
いつ頃成虫になるか観察してきた。

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↑ハゴロモの幼虫。

とても奇妙な幼虫である。
後ろについているのは、ろう物質からなる綿毛のようなもの。
遠くから見ると、植物の綿毛のように見えるので、目くらまし効果になっているのかもしれない。
よく見ると、頭や胴体はカエルのような感じで、確かにハゴロモの成虫に似ている。

↓ハゴロモの幼虫集団。善福寺。2007年7月19日。
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そして、今日、羽化したベッコウハゴロモの後ろに、幼虫の脱殻がついていた。

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↑ベッコウハゴロモの羽化。

少しはなれたところに別のベッコウハゴロモの成虫がいたので、たぶん、ここにいる幼虫たちはベッコウハゴロモの幼虫だと思っていいだろう。

ちなみにアミガサハゴロモは玉川上水縁で最近羽化していた。
下はめずらしく下翅を見せているアミガサハゴロモ。2005年7月24日。
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そして、一番きれいなのが、スケバハゴロモ。
初めて見たときは、こんなきれいな虫がいるとは!と驚いた。
このハゴロモの幼虫はベッコウハゴロモとは少し違うようだが、まだはっきり確かめられていない。

↓2004年8月14日。スケバハゴロモ。
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ハゴロモ類はちょっと見蛾のようにも見えるが、セミ・カメムシの仲間。
植物の汁を吸ってひっそりと生活している。
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# by 2008oharu | 2008-07-17 22:32 | その他の昆虫 | Comments(0)

ニイニイゼミ

梅雨明け宣言はまだだが、暑い日が続き、夏の盛りと言える毎日。
外に出ていると、セミの声が夏の空気のように耳にまとわりついてくるこのごろ。
ニイニイゼミ・アブラゼミ・ミンミンゼミ・ツクツクボウシの鳴き声をすでに聞いている。
また、ヒグラシは鳴き声は聞いていないが、姿は見た。

ニイニイゼミは東京の都市公園では、夏一番に出現するセミだ。

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↑ニイニイゼミ。玉川上水縁。2008年7月15日。

ニイニイゼミは桜の木を好み、なかなかの保護色。
この日も、声はすぐ近くで聞こえるのに、なかなか姿を見つけられず、通りがかったご婦人が居場所を教えてくれた。セミがお好きだそうだ。

幼虫の方は、丸っこくて泥をかぶっているので、よく目に付く。
この日2つほど脱殻を見つけた。

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↑ニイニイゼミの羽化と脱殻。2007年7月31日。善福寺公園。
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# by 2008oharu | 2008-07-16 21:39 | その他の昆虫 | Comments(0)

ナガサキアゲハ

ナガサキアゲハのメスのまともな写真がやっと撮れた。
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↑2008年7月15日。玉川上水縁にて。

ナガサキアゲハは、クロコノマチョウ・ツマグロヒョウモン・ツバメシジミとともに、
平均気温の上昇に伴って北上している蝶だといわれている。
図鑑には、本州近畿以西に生息とあるので、以前は南の蝶だったのだ。

私が初めてナガサキアゲハを近所の公園で目にしたのは、2004年9月11日。
写真に撮って、家で調べてナガサキアゲハと知り、それが南の蝶であるとわかって驚いた。
しかし、先にツマグロヒョウモンの北上の例を知っていたので、これも温暖化の影響だと推測できた。

このときはメドウセージという花で吸蜜していたが、同じ年にボタンクサギに来ているのも見た。
それから2007年まであまり目にしなかったのだが、(気がつかなかっただけかもしれない)2007年になって、急激に数を増やしたように感じた。
やはり、ボタンクサギ・クサギ・メドウセージに来ていることが多い。

上の写真は翅が無傷できれいに伸びているので、羽化したてかと思ったが、
よく見ると、体に黄色い花粉がたくさんついている。
どこかで吸蜜してきたのだろう。
今の時期、全身に黄色い花粉がつく花で辺りに咲いているのは、ノカンゾウ・ヤブカンゾウ・ヤマユリなどだ。そうした花でも吸蜜するのだろうか。

この蝶は一見クロアゲハに似ているが、尾錠突起がないことで、はっきり区別できる。
また、上翅の付け根あたりに赤い斑があるのも特徴だ。

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↑2007年7月31日。ナガサキアゲハのオス。善福寺公園にて。

2007年、ナガサキアゲハのメスが玉川上水縁のかんきつ類に産卵しているところも見た。
しかし、写真がよく撮れなかったのが残念。
また、ナガサキアゲハの幼虫ではないかと思うものも、そのかんきつ類で見つけたが、終令(区別がつけやすい)になる前に見失ったので、確かめられなかった。

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↑ナガサキアゲハの幼虫ではないかと思われる。2007年8月1日。玉川上水縁。

どちらにしても、今年もすでに何度も見ているので、このあたりでしっかり繁殖しているのは疑いようもない。

大きくて優雅にゆったりと飛ぶメスのナガサキアゲハは、南国の貴婦人のイメージ。
やはり東京にはちょっとそぐわないような気もする。

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# by 2008oharu | 2008-07-15 21:13 | | Comments(0)

子どもたちが捕まえた昆虫たち

子どもの目はやっぱりすごい。
初めてのフィールドでも、果敢にアタックしてどんどん捕まえていく。

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↑ノコギリクワガタ。かっこいい。

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↑キリギリス。このフィールドではたくさん鳴いていた。
都市公園では、今や絶滅種?

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↑ルリボシカミキリ。一度は見たかったきれいなカミキリムシ。
ケースの中にいる個体ではなく、自然の姿を見たい。

すべて山梨県北杜市のオオムラサキ・センター近隣で観察された昆虫たち。
さすがに都市公園では見られない昆虫たちばかり。
自分で発見して、自然の中にいる姿を撮りたいものだ。
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# by 2008oharu | 2008-07-14 22:58 | 番外編 | Comments(0)

オオムラサキ・センター

今日は、機会があって、山梨県北杜市のオオムラサキ・センターへ行った。
途中、自然の中でオオムラサキが見られそうな場所へ立ち寄ったが、
残念ながら、上の方を飛翔する姿がちらっと見えただけ。
したがって、センターの飼育個体しか写真には撮れなかった。

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↑オオムラサキの裏翅。2008年7月13日。北杜市のオオムラサキセンターにて。

裏の翅は北方系では黄色っぽく、南方系は白っぽいそうだ。
そして、センターのある位置はちょうどその中間あたりなので、両方が見られる。
しかし、実際は黄色っぽい個体の方がやや多いらしい。

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↑メスの表翅。
オオムラサキはなかなか翅を開いて静止することがなく、
開いた状態の写真はうまく撮れない。
オスのきれいな表翅は残念ながら撮れなかった。

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↑上がオス・下がメス。メスのほうが大きい。

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↑羽化直前の蛹。
ゴマダラチョウによく似ているが大きい。

オオムラサキは1年に1回しか羽化せず、成虫の寿命は2週間ほど。
しかし、逆に考えると、卵から成虫までは1年間生きるわけで、1生は1年間とも言える。
幼虫の期間が10ヶ月もあるのだ。

狭いケージの中でたくさんのオオムラサキを飼育すると、個体の大きさが小さくなるそうだ。
自然界のオオムラサキは、もっと大きいらしい。
ぜひ、自然の中で発見したものである。
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# by 2008oharu | 2008-07-13 22:43 | 番外編 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


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