この夏のマイ・フィールド・ブームはハイイロチョッキリ。
あいかわらず、コナラを見ると、その姿を探してしまう。
↓ハイイロチョッキリ。2009年8月27日。玉川上水縁
穴開け工事中の姿はその後何度か見ることができたが、結局いまのところはっきり産卵している様子やチョッキリ・シーンは、確認できていない。
ドングリは少しずつ茶色く色づき始めているので、コナラで観察するのはもう無理なのだろうか。
でも、こんなおまけシーンが偶然に撮れた。
↓ハイイロチョッキリの飛翔。同日同場所。
さて、コナラをいろいろチェックしていると、目的ではない、思わぬ虫に出会うことがある。
↓カネタタキのメス。2009年8月18日。玉川上水縁。
コナラの葉の隙間からいきなり地面に落ちた虫。よく見たらカネタタキのメスのようだ。
↓サトクダマキモドキ。2009年8月27日。玉川上水縁。
これもコナラの枝から落ちてきて、ここに留まった。
↓カネタタキのオス。2009年9月4日。玉川上水縁。
ハイイロチョッキリを求めてコナラの実を観察していた時、カネタタキの鳴き声が聞こえた。
前のメスの例もあるので、葉の間に実を潜めているのではないかと、いそうな葉をめくってみると的中!
あわてて逃げるカネタタキのオスを撮影したものだ。
そのとき、めくった葉に何か茶色い別のものがついているのに気づき、観察すると、
↓コナラについていた幼虫。同日同場所。
なんとユニークな形の幼虫だろう。
きっとシャチホコガの仲間の幼虫にちがいない。
家に帰ってさっそく調べると、ぴったりした写真はなかったが、ギンシャチホコの幼虫に似ている。
(図鑑やネットで調べたものは、もっと緑色をしているのだが、形はぴったりだ。)
と、こんな具合に一つのものを観察していると、連鎖的に別の新しい発見があることが多い。
だから観察は楽しいのだ。