ミヤマモンキチョウ

ミヤマモンキチョウは、標高1700m以上の高山でしか見られない準絶滅危惧種だ。昨年ヘムレンさんとみき♂さんが誘ってくださったときは予定が合わず行かれなかったので、今年は出かけることにした。

その場所にはすでに何人かの方が見に来ていて、出ているようだ。

ミヤマモンキチョウのオス
d0146854_20121302.jpg
しかし、初めはオスはメスを探して茂みの上を飛び回ってばかりでなかなか写真には撮れなかった。しばらく待つと、やっと吸蜜タイムになってきて、上のような写真を撮ることができたわけだ。
この花はネバリノギランという花で、ミヤマモンキチョウがとても好む花のようだ。蕾に見えるが、これでも咲いている状態らしい。

d0146854_20123185.jpg
d0146854_20123531.jpg
ミヤマモンキチョウのメス
d0146854_20185931.jpg
止まっているときは上翅の白さで、飛んでいるときは表翅の白さでメスとわかる。
d0146854_20194459.jpg

ミヤマモンキチョウの食草はクロマメノキ(ツツジ科:写真の左)で、メスは産卵のため止まることがある。そんなとき、なんとモンキチョウのオスがアタックに来る。
d0146854_20194975.jpg
d0146854_20195379.jpg
最近モンキチョウが増えてきて、ミヤマモンキチョウの交尾の邪魔になったり、交雑の心配もあるという。

家に帰って写真をチェックしているとき、クロマメノキに卵らしきものがぼんやり写っているのを発見。もっとはっきり撮れればよかった。
d0146854_20195739.jpg
メスはハクサンフウロでも吸蜜していたが、手前の草がかぶってしまったのでちょっと残念。
d0146854_20245880.jpg
ピークは1週間ほど前だったらしく、ピンクの縁取りが少し擦れた個体が多かった。でも、準絶滅危惧種のミヤマモンキチョウを初見することができてうれしかった。
ヘムレンさん、お世話様でした。




[PR]

# by 2008oharu | 2017-07-25 20:35 | | Comments(2)

ベニイトトンボ

ベニイトトンボも未見だった。近くの公園でもたまに見られることがあるらしいが、個体数が少なく目にするチャンスはなかった。埼玉県の公園には割と多くいるらしいので、行ってみた。

公園について池周りを歩きはじめると、割とすぐに赤いイトトンボが目に入る。
d0146854_16032557.jpg
ベニイトトンボのオスのようだ。
d0146854_16040711.jpg
d0146854_16041102.jpg
たくさんいるというほどではないが、結局数頭は見つけられた。
観察に来ていた方が、池から少し離れた植木の上にもいると教えてくださった。
d0146854_16061267.jpg
こちらはメス
d0146854_16064204.jpg
赤味が少なく、腹は太目。

そしてヘムレンさんが、連結ペアを見つけた。産卵を始めたが、角度が悪く全体にピントを合わせて撮ることができない。
d0146854_16085658.jpg
メスにのみピントを合わせたもの(以下)
d0146854_16090094.jpg
目的のトンボを初見することができてよかった。

この公園の池には、チョウトンボやヤンマ類、オオヤマトンボ、それにアオモンイトトンボやクロイトトンボ、そしてアジアイトトンボなども見られた。近ければ何度も行ってみたい公園だ。

おまけ:年に一度ぐらいしか撮れないアジアイトトンボ
d0146854_16123273.jpg









[PR]

# by 2008oharu | 2017-07-23 16:16 | 蜻蛉 | Comments(0)

マルタンヤンマ・ヤブヤンマ他

ヤンマ科のトンボは大きくてかっこいいトンボだが、写真に撮るのはなかなか難しい。飛び回っていることが多く、なかなか止まらないし、止まる場所が高所だったりするからだ。

その中で、マルタンヤンマとヤブヤンマは猛暑の日中割と低めの木陰にぶら下がっていることが多いので、比較的撮りやすい。特に近場の公園はマルタンヤンマやヤブヤンマが多く見られるので有名。私も毎年一度ぐらいは行ってみる。(もちろん、熱中症の危険を考慮する必要あり)

マルタンヤンマのオス
d0146854_20563854.jpg
d0146854_20564330.jpg
マルタンヤンマのメス
d0146854_20565588.jpg
d0146854_20565111.jpg
狙い違わず、この日も数頭のマルタンヤンマがぶら下がっていた。(ほとんど現地の熱心な観察者の方々に教えてもらったのだが。)何度見ても美しいヤンマだ。

ヤブヤンマのメス
d0146854_20592570.jpg
この公園ではヤブヤンマのメスは珍しいので、10人ぐらいの人だかりができていた。私もつい「メスは珍しいですね。」と言ってしまったが、よく考えたら、ヤブヤンマは地元の公園でも割とよく見られ、メス・メスの産卵・交尾行動などを観察していた。暑さですっかり失念してしまったようだ。

地元のヤブヤンマ(2012年)の交尾行動
d0146854_21025709.jpg
オスとメスが絡まったのであわてて連写したが、あとでよく見ると、完全な交尾には至っていなかった。メスの頭が葉陰に隠れ、メスは腹先をあちこちへ動かしていたが、なかなか連結できていない。最終的にどうなったかは、写真に写っていないので不明。

メスの産卵(同年)
d0146854_21051658.jpg
湿った土の中へ産卵するようだ。

ヤブヤンマのオス
d0146854_21301502.jpg
あとヤブヤンマのオスさえ見つければ2種の雌雄が揃うので、暑い中がんばって探し(というか見つけた人を探したのだが)最後にやっとオスを撮ってこの日は撤収した。

今年初めて写真に収めることができたヤンマはアオヤンマ。しかし、体の一部のみ。
d0146854_21064950.jpg
d0146854_21065423.jpg
このヤンマも前から近場の公園に毎年出ることは知っていたが、なかなか写真には撮れなかった。一部でも撮れたのはうれしい。

クロスジギンヤンマのメス
d0146854_21082710.jpg
この酷い写真は、実はアオヤンマかと思って撮ったもの。緑色のヤンマが遥か樹上へ飛んでいって止まったので、なんとか写し、ピクセル等倍ほどに拡大してみたら、アオヤンマではなくクロスジギンヤンマのメスだということがわかった。ま、クロスジギンヤンマのメスもなかなか撮れないのでよかったとしよう。

サラサヤンマのメス
d0146854_21111629.jpg
サラサヤンマもときどき地元で見られるヤンマだが、私は地元で生きている個体は見たことがない。他所で産卵するメスを一度見たきりだ。これは丘陵地へプチ遠征したとき、ヘムレンさんが見つけた個体。

今年の後半、もっと他のヤンマも見られるといいのだが。











[PR]

# by 2008oharu | 2017-07-21 21:17 | 蜻蛉 | Comments(0)

セセリチョウは可愛い

セセリチョウは、時には「蛾ですか。」と言われるほど蝶としては地味で見栄えがしないが、よく見ると、体の大きさに比して目が大きいので、可愛く見える。

イチモンジセセリ
d0146854_08551838.jpg
イチモンジセセリは、セセリチョウの中でも特に一番よく目にする普通種なので、見ても敢えてカメラを向けないことが多いが、たまたま撮ったこの正面顔はなかなか可愛く見えてお気に入り。

キマダラセセリ
d0146854_09153435.jpg
キマダラセセリは最近地元では数を減らしている。裏翅の黄色がけっこう鮮やかで飛んでいても目立つセセリチョウだ。

ヒメキマダラセセリ
d0146854_09173896.jpg
地元にはいない。丘陵地や低山地などにいくとよく目にする。似ている種が多くて判定に迷うことが多い。

コチャバネセセリ
d0146854_09191049.jpg
このセセリも丘陵地・低山地でみることが多い。

オオチャバネセセリ
d0146854_09251842.jpg
地元では見ていない。地元で見られるのはチャバネセセリ。チャバネセセリは秋に多いので、これから見るチャンスはあるだろう。

そして、今年は、スジグロチャバネセセリらしいセセリチョウを見ることができた。
d0146854_09273230.jpg
d0146854_09273746.jpg
こちらはみき♂さんが見つけたスジグロチャバネセセリ。
d0146854_09274092.jpg
こちらは自分が見つけたもので同じスジグロなのかどうか確証はない。似たものにヘリグロチャバネセセリというのがいるからだ。

昨年はアカセセリを初見することができた。セセリチョウの仲間もまだまだ見たことがない種がたくさんある。今年の後半にライファーを追加できるだろうか。










[PR]

# by 2008oharu | 2017-07-17 09:35 | | Comments(0)

その後のゼフィルスなど初撮り5種

6月20日~7月11日までに見たゼフィルス(ミドリシジミ亜科)の初撮りは以下の通り。

クロミドリシジミ(栃木県)
d0146854_09070789.jpg
なかなか見つけられなかったが、たまたま蝶を観察されていた方がいると教えてくださった。初めは遠くの近寄れない場所で、全身は見えなかったが、粘り強く待っていると(というか他にいないか探している間に)だんだん全身を現し、近寄れるようになった。残念ながら開翅は見られなかった。
d0146854_09071998.jpg
d0146854_09071459.jpg
オナガシジミ(山梨県)
d0146854_09115371.jpg
d0146854_09120248.jpg
d0146854_09115717.jpg
ヘムレンさんが見つけた。こんな美しいゼフィルスを見られるとは思ってもいなかった。周辺で3回目にしたが、果たして違う個体なのか同じ個体が移動したのかは定かではない。

ミヤマカラスシジミ(山梨県) ミドリシジミ亜科だが、正確にはゼフィルスには含まれない。
d0146854_09151460.jpg
これも予想していなかった場所で目にしたもの。
d0146854_09152251.jpg
d0146854_09151873.jpg
産卵行動もとっていたが、うまく近寄れず。

エゾミドリシジミ(山梨県)
d0146854_09172619.jpg
樹の高い位置に止まっているのをみき♂さんが発見。この位置のカットしか撮れなかった。

アイノミドリシジミ(山梨県)
d0146854_09184320.jpg
d0146854_09183731.jpg
ヘムレンさんに教えてもらった。

どの蝶も、私一人ではとても見つけられず、見つけても同定できないものばかり。同定はヘムレンさん、みき♂さんにお任せ。ゼフィルスの季節もほぼ終盤、今年もお陰様で観察数をかなり増やすことができた。








[PR]

# by 2008oharu | 2017-07-15 09:24 | | Comments(4)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31