スジボソヤマキチョウとヤマキチョウ

スジボソヤマキチョウは、2013年に入笠湿原で初めて見た。こういうチョウがいることは図鑑などを見て知っていたので、それを初めて見ることができてうれしかった。その後は高原へ行く機会もなく、ずっと見られなかったが、ヘムレンさん・みき♂さんに誘われて山梨県や長野県の高原へ行くチャンスができ、昨年・今年とまた見ることができた。

今年また、9月上旬に入笠湿原へ行った。スジボソヤマキチョウがいつになくたくさん見られた。
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スジボソヤマキチョウは、アザミの仲間やタムラソウに来ることが多いが、マツムシソウにも来ていた。数頭が乱舞しているような場面もあった。

写真の整理もしないまま日時が過ぎてしまったが、みき♂さんから、入笠湿原で撮ったスジボソヤマキチョウの中に、ヤマキチョウがいたという連絡があった。あわてて未整理のスジボソヤマキチョウ・ファイルを調べる。チェックすべきは、翅裏の黒い斑紋の並び方らしい。

ヤマキチョウ
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これだった。黒い点と縁の点が一直線にならないのがヤマキチョウだという。
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ヤマキチョウは絶滅危惧Ⅱ類で、もちろん初見だった。
それから、2013年に撮ったスジボソヤマキチョウの写真もチェックしてみた。すると、点が一直線にならない個体がやはりあった。
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遠かったので、はっきりしないが、これもヤマキチョウだったのか。

スジボソヤマキチョウだけでもめったに見られないのに、中に絶滅危惧種のヤマキチョウが混ざっていたというのは、うれしい驚きである。





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# by 2008oharu | 2017-09-17 21:10 | | Comments(2)

高原のシジミチョウたち ミドリシジミ亜科以外


7月~9月、ヘムレンさん・みき♂さんたちと高原にプチ遠征したときに、ヒメシジミ・ミヤマシジミ・クロツバメシジミなど、ミドリシジミ亜科以外のシジミチョウにも出会った。こうしたシジミチョウたちは、それぞれ絶滅危惧種なので、やはり見られてうれしい。

ヒメシジミ(準絶滅危惧種:7月上旬)
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青がきれいなヒメシジミのオス。上翅と下翅の重なる部分に青くないところがある。省エネってわけでもないだろうが。
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ヒメシジミのメス。少し擦れている。
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メスにアタックするオス。
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こちらはペアリング成立。メスの一部が葉隠れになってしまったが。かなり長いことつながっていた。

ミヤマシジミ(絶滅危惧種Ⅱ類:9月上旬)

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ミヤマシジミも7月上旬に見られたが、ぼろぼろのメスが産卵中の時期で、写真としてはうまく撮れなかった。9月上旬に、食草が生えた草原で、ペアが見つかった。メスにアタック中。
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成立
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食草はたくさんあったが、ミヤマシジミはこの1ペアしか見つからなかった。
連結を解いたあとのメスとオスの開翅。
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クロツバメシジミ
(準絶滅危惧:7月上旬)
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クロツバメシジミについては、昨年交尾・産卵・幼虫・蛹の全生活史を観察することができたが、今年も健在ぶりを見ることができてよかった。

昨年の記事はこちら
http://parkinsect.exblog.jp/23542040/

これらの絶滅危惧種が絶滅せずにこれからもみられることを願う。




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# by 2008oharu | 2017-09-15 10:06 | | Comments(0)

いろいろなハチたち

オオセイボウつながりで、最近たまたま目にしたハチたち(特に狩蜂系)をいくつかピックアップしてみる。

ルリモンハナバチ
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ルリモンハナバチは、毎年キツネノマゴとかキバナコスモスに来ているのを見てきたが、今年は来ないので、なかなか出会えなかった。別の場所を散策していた時、アキノタムラソウのような花で、青いハチがいるのが目に入った。ルリモンハナバチだ。望遠レンズを持っていなかったので、かなり遠くにいるのをマクロで無理やりとったので画像が酷い。

図鑑などによると、ルリモンハナバチは「スジボソフトハナバチなどに労働寄生する」と書かれている。労働寄生とは、要するに獲物を横取りするってことだろうけれど。毎年ルリモンハナバチは見られるけれど、そのスジボソフトハナバチというのはどういうハチなのだろうか。

ある日また散策中、あまり見たことのないハチが目に入った。
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ヨウシュヤマゴボウの葉に執着するように、何度も止まっては少し離れ、また戻ってくるという謎の行動をとっていた。葉をよく見ると、噛み痕がついていたが、別に食べたわけでもない。

家に帰って調べると、このハチこそ、スジボソフトハナバチだった。そして、ネット上には、このハチが葉などに噛みついてぶら下がっている写真がたくさん載っている。そういう姿勢で休むらしい。そういえば、スズメバチなども、枝や茎に噛みついた状態で休んでいるのを見たことがある。

ハラアカヤドリハキリバチ
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長ったらしい名前で、しかも以前は「ハラアカハキリヤドリ」と呼ばれていたのに、改名されている。たいていルリモンハナバチと同じ時期に同じような場所に現れる。こちらも労働寄生蜂だ。この日はキツネノマゴに数匹来ていたが、翅がぼろぼろ。きれいに撮れなかったので2~3日後に行ってみると、もう1匹もいなかった。

オオフタオビドロバチ(だと思うが)
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地面から土をとって団子作りをするハチがいたので、またスズバチかなと思ってみたら、ドロバチの仲間、たぶんオオフタオビドロバチのようだった。このハチは竹筒のようなものの中に獲物を入れて卵を産み付け、泥でふたをするらしい。このハチが花に来ているのはときどき見たが、どろを集めているところは初めて見た。

クモバチの仲間(コトゲアシクモバチか)
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こちらは全身真っ黒はハチで、クモを捕えている。クモバチは以前ベッコウバチと呼ばれていた。初めにベッコウ色をしているハチが命名され、その後次々と仲間のハチが確認されたためか。有名な「オオモンクロベッコウ」などは、名前がいかにも矛盾している。でも慣れた名前が変わると、覚えにくい。
クモバチは、クモに卵を産み付けて幼虫の餌にする狩り蜂。

ジガバチの仲間
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オオセイボウを見たオミナエシには、ジガバチも来ていた。みき♂さんによれば、このジガバチはちょうど穴を土でふさいでいるところだったそうだ。私は間に合わず、ふさぎ終わったところしか見られなかった。ジガバチは、蛾の幼虫を捕まえて穴の中に入れ、卵を産み付けて幼虫の餌にする。

オミナエシに来ているところは、お尻しか撮れなかった。
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親蜂は、いろいろな花に来る。

そのほか、地元のフィールドにはクロアナバチ(直翅類を狩る)も飛び回っていたが、撮れなかった。



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# by 2008oharu | 2017-09-07 09:37 | Comments(2)

オオセイボウ

みき♂さんに教えてもらって、オオセイボウを見に行った。

オミナエシの咲く花壇に来たオオセイボウ
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オミナエシの蜜を吸いながらあちこちに飛び回るので撮るのが大変だった。
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初めの写真を拡大してみる。
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青から緑への色のグラデーションが篆刻されているみたいで、きらきら輝いている。
素晴らしく美しい蜂だが、イラガセイボウなどと同じく、このハチも寄生蜂なのだ。
寄生する相手はスズバチらしい。スズバチはこのハチが巣に近づいてくると怒って攻撃するのだが、オオセイボウのこの美しい体はまるで鎧のように固く、攻撃を受け付けないのだという。

寄生されるスズバチはこちら。
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どろをこねて団子状にし、巣を作る。巣の中には蛾の幼虫を捕えて入れ、そこに卵を産み付けて幼虫の餌にする。こちらもなかなかの狩り蜂なのだが、オオセイボウに狙われたら、かなわないのだろうか。

スズバチの巣作りの様子は以前に以下にまとめた。

http://parkinsect.exblog.jp/14396784/

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# by 2008oharu | 2017-09-06 19:48 | | Comments(2)

高原で出会ったチョウの幼虫3種

高原にチョウなどを撮りにいったついでに、ちょっと目にしたチョウの幼虫。

ヒメキマダラヒカゲ
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7月中旬、ゴイシシジミを見ていた時に、笹の上にいるのをめにした。
左が頭で角があるが、尾にも突起がある。黄色い縞模様が特徴だ。

成虫はこちら(8月中旬の高原にて)
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ササの上にいるのは、産卵のためだったかも。
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ジャノメチョウ
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8月中旬。これもササの上。とても小さいので若齢幼虫のようだ。
同じ日に見かけた成虫はかなりぼろぼろだった。
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コチャバネセセリ(8月中旬)
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ササに独特の切れ込みが入っていて、丸まっていたので、なにかの幼虫がいそうだと覗いてみた。ちょっとササを広げると、やはり幼虫がいる。もしかしたら蛹化しようとしているのかもしれない気がして、全開はしなかった。

成虫は7月中旬に見ている。
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どれも地味なチョウだが、平地ではほぼ見られないものばばかりなので、幼虫まで見られたのはうれしい。




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# by 2008oharu | 2017-09-04 13:29 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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