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公園昆虫記

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秋のチョウたち2022

アサギマダラは渡りをするチョウで、春と秋に地元の公園を通過する。
でも、最近春にはめったに見られない。秋もよほど注意して探さないと出会えないことが多いチョウだ。
今年は人に教えてもらった例も含めて、3回目にした。(写真が撮れたのは2回のみ)
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▲キヅタで吸蜜
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▲地面で何かを吸っている
フジバカマでも咲いているともっとよい条件で見られるのだろうが、今年もなんとか見ることができてよかった。

ウラナミシジミも旅するチョウで、東京には秋に現れる。
これも、その時期になると、一度は見ておきたいという強迫観念に駈られる。
以前は食草のハギで待つことが多かったが、最近はアメリカセンダングサやセイタカアワダチソウなどの外来の花で見ることが多くなってきた。
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▲アメリカセンダングサで
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▲セイタカアワダチソウで
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▲珍しく山茶花に来た
ミドリヒョウモンは、山から下りてくるのだと思われる。
地元ではアザミの花が咲くころ現れるので、花が咲くころそこで待つ。
しかし、今年は花と飛来の時期が合わなかった。
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▲例年と違う場所で
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▲雨が降ってきた日。葉裏に避難するメス

イチモンジセセリは、春にも見られるが、季節移動するチョウで、晩夏ごろ一気に増える。
ヤブカラシやアベリアの花が咲いている一角でちょっと数えてみると、60頭ぐらいいたこともあった。
花で吸蜜しては、周りのイネ科の雑草に産卵する。

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▲ヤブカラシで吸蜜
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▲メスに言い寄るオスたち
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▲イネ科に産卵
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▲卵
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▲幼虫
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▲間違ったのか、マメ科に産卵
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▲鳥の糞を溶かして吸う
イネ科の草は往々にして一気に刈り取られてしまうことも多い。今年もそうだった。

たくさんのイチモンジセセリの中に、ときどきチャバネセセリ(キマダラセセリの2化目も)も混ざっているも秋の特徴だ。
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▲ハエドクソウで吸蜜するチャバネセセリ

そして、今は成虫越冬蝶のキタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメが目につくようになってきている。

# by 2008oharu | 2022-11-02 23:01 | | Comments(0)

10月の蛾から2022

先ずは久しぶりのアケビコノハ
幼虫は毎年のように見つけられているのに、なかなか成虫まで見届けられない年が続いた。
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▲9月2日に見た中令幼虫
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▲9月21日
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▲蛹(あるいは前蛹)なった。葉に包まれているのでわかりにくい。

蛹は2つあったが、一つ目の羽化は見逃してしまった。残りの1つは落下したのを保護した人がいて、その人のうちで羽化してしまい、それを持ってきて見せてもらった次第。自然状態でなかったのが残念だけれど、地元の公園で久々に成虫まで見届けられたのはうれしかった。
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▲10月26日に羽化した個体
フクラスズメ
フクラスズメも幼虫はよく見るが、成虫はなかなか見られない。大きくてシックな模様のりっぱな蛾だ。
下翅の青い色を見る余裕はなかった。
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ヒメノコメエダシャク
前日からいると聞いて次の日見に行ったらまだいた。
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ホソバミドリヨトウ
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マエシロモンキノカワガ
とても小さいけれど、よく見ると凝った模様だ。何日もずっと同じ場所にいた。
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ツマジロエダシャク
特徴的な翅の開き方でとまる。
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クロクモヤガ
たくさん見られた。
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オオバコヤガ
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ウスチャヤガ
あまり薄くない。
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ウコンカギバ
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ウスミドリナミシャク
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マエキトビエダシャク
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ナナスジナミシャク
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ウスキツバメエダシャク
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そして、秋と言えばミノウスバ。10月31日滑り込みで確認。
初めはオスが飛び回り、それから交尾・産卵になるはずだが、この日既に産卵も始まっていたので、もっと前から羽化が始まっていたのだろう。
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他にもいろいろ目にした10月だが、他は省略。
さて、11月はフユシャクも出てくるかもしれない。






# by 2008oharu | 2022-11-01 19:42 | | Comments(0)

トンボ2022 トンボ科編

チョウトンボは、かいぼり後に他から移動してきて増えたトンボの典型だ。
かいぼり前はいなかったのに、以降、池で繁殖するようになり、昨年に引き続き、今年ものべ50頭は見られた。
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もう1種は、コフキトンボ
コフキトンボはかいぼり前からいたのかもしれないが、かいぼり後に帯型のメスが目立ち始め、池で繁殖していることが確かめられた。
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▲目にすると撮りたくなる帯型のメス
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▲体をへの字に曲げて止まるのが特徴
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▲連結中のムスジイトトンボを捕食する。

ショウジョウトンボは前からいるトンボだが、今年は特に目立った気がする。
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▲全身真っ赤なショウジョウトンボ
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▲未成熟のオスやメスはオレンジ色
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▲猛暑の日。逆立ちが似合う。
赤い色は、紫外線から体を守ると書かれたサイトがあった。
特にオスは池で長いこと縄張りをはるからだろうか、アカネ類が成熟すると赤くなるのも同じ理由だろうか。

その他、シオカラトンボ・オオシオカラトンボ・コシアキトンボなども、かいぼり前からいるトンボだ。
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▲交尾するシオカラトンボ
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▲きれいに粉をふくオオシオカラトンボのオス

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▲コシアキトンボ

シオカラトンボ・オオシオカラトンボ・コフキトンボなどのオスが粉をふくのも、紫外線対策だと書かれたサイトがあった。

旅をし続けるウスバキトンボは広場を飛び回っていて、池周りではあまり見られない。
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▲休憩するウスバキトンボ

アカネ類では、マユタテアカネが多く見られるが、だんだん池周りからいなくなって、森の水場に増えてきている。
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▲森の水場で交尾するマユタテアカネ

ナツアカネ
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▲盛夏は林縁で過ごすナツアカネ

コノシメトンボ
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▲同じく林縁で過ごし、真っ赤になったコノシメトンボ
リスアカネ
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▲ずっと暗い森の水場で過ごすリスアカネ
ネキトンボ
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▲水場に現れたネキトンボ
そして、私が地元の公園でアキアカネを見たのは9月16日

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▲里に下りて来たアキアカネ
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▲9月21日は池回りの木々の梢がアキアカネだらけになる。

アキアカネは毎年群れで里に下りてきて池回りで多数見られるが、池で交尾・産卵する姿はあまり見ない。(夏に羽化するところもめったに見ない。)
その後また別の場所に散っていくのだろうか。

そして、ノシメトンボは今年も目にしていない。
















# by 2008oharu | 2022-10-25 22:19 | 蜻蛉 | Comments(2)

トンボ2022 大型トンボ(サナエトンボ・ヤンマ等)編

均翅亜目(イトトンボやカワトンボ)の大盛況に対して、不均翅亜目は種数的にはあまり増えていない。
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▲池の大型トンボを代表する2種 ウチワヤンマとギンヤンマ


サナエトンボ科は、ウチワヤンマとコオニヤンマが主流だ。
●ウチワヤンマ
かいぼりによって順調に復活したトンボの象徴になっている。
2014年以来、毎年この杭の上にとまっている。
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猛暑の時期は、見事に逆立ちするので、温度計の代わりになる(笑)。
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その姿はよく目立ち、池の風景を生き生きとしたものに感じさせてくる。
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迫力ある交尾・産卵の様子も観察できた。
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▲交尾しながら飛ぶペア
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▲打水産卵するメス。糸を引いている卵が見える。

●コオニヤンマ
もう1種のコオニヤンマも今年は1日に3個体ぐらい出会うほど多かった。
コオニヤンマは河川部で産卵するが、池にも現れる。
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▲池の杭に止まるコオニヤンマ
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▲河川部のフェンスに止まるコオニヤンマ
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▲地面にとまるコオニヤンマ

●河川部では、3年ぶりぐらいにオナガサナエをちらっと目にしたが、実際に写真に撮ったのは、遺骸になったもの
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▲オナガサナエの死骸。生きている姿を撮りたかった。

私が属するグループでは、かいぼり後にトンボ調査を行ってきた。
その結果を見ると、とてもはっきりした現象が見えてくる。
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かいぼり後に見事に復活して大繁殖したウチワヤンマだったが、その後次第に数を減らし、逆にギンヤンマがぐんぐんと増えてきたのだ。
このことは、実際に池を観察しているだけでも、十分に実感できる。

●ギンヤンマ
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▲夏の暑さにもめげず、縄張りを飛ぶギンヤンマのオス
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▲メスと交尾を終え、産卵場所をもとめて尾つながりで飛ぶペア
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▲しかし、おちおち産卵できない。
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▲ライバルのオスがペアを襲う
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▲水面下から襲ってくるもの
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▲カイツブリのご馳走になってしまった。
こんな光景が日々観察できる夏だった。
春先はクロスジギンヤンマも見られたが、撮影チャンスはなし。
森の小さな水場では、一時50頭ぐらいのヤブヤンマが羽化した年もあったが、今年はぜんぜん。
ちらっと目にしたような気がするので、水場を探すと抜け殻はあった。
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▲ヤンマの抜け殻
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▲下唇側片内葉片の前縁の幅が広いのでヤブヤンマだと思われる。
絶滅はしていなかったようだ。

他にオオヤマトンボももちろん健在だったが、飛翔写真はボツ。
生息していた証拠に、ヤゴの抜け殻を。
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▲前日羽化したらしい。


過去に見られたマルタンヤンマやサラサヤンマも復活してほしい。



# by 2008oharu | 2022-10-22 16:32 | 蜻蛉 | Comments(0)

トンボ2022 均翅亜目編

今年の地元の公園のトンボ事情 均翅亜目編

相変わらず、均翅亜目(イトトンボとかカワトンボなど)は盛況を続けている。
今年のトピックスは、まず、アオイトトンボが確認できたことだ。
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▲私が地元で初めて確認したアオイトトンボ
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▲暗い茂みの中でも目立つ美しさ

今年は自然の会のメンバーが7月30日に発見した。
823日までほぼ同じ茂みにいて、ときどき姿を現す。メスや交尾・産卵も見たかったが、この個体のみの観察終わってしまった。
アオイトトンボは昨年もいたらしいので、今年もどこかで繁殖しているといい。

次は、キイトトンボだ。
かいぼり直後に池回りで発見され、その後も目撃例は耳にしていたが、私は見られなかった。
今年は、池周りではないところで発見され、しばらく継続的に見られた。
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オスばかりだったし、もちろん交尾・産卵は観察できなかったが、これもまた来年も見られるうれしい。

三番目は、久しく確認できなかったアジアイトトンボが見られたこと
池周りの茂みで2回、複数個体確認できた。
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▲8月7日に確認したアジアイトトンボ
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▲8月22日に別の場所で確認したアジアイトトンボ(捕食中)
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▲このオレンジの個体はアジアイトトンボの未成熟メスだろうか。
アジアイトトンボとアオモンイトトンボのメスの違いはまだよくわからない。

この3種以外では、相変わらず一番優勢なのは、ムスジイトトンボだ。
5月に1化めが羽化して、その後いったん少なくなるが、夏に2化目が羽化すると、毎日何百頭も水面を乱舞している。
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▲5月の個体(オス)
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▲産卵するペア 8月

池から離れた草地でも、目にするイトトンボはほとんどがムスジイトトンボの未成熟個体だった。

ちょっとびっくりシーン
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▲ペアのオスが何かに捕食されて腹の部分だけが残っている。

この悲劇のペアで、さらに注目すべきことは、下のメスが色の青いオス型だということだ。稀に見られるらしい。

ここ1~2年、ムスジイトトンボと同じクロイトトンボ属のクロイトトンボもかなり増えてきている。
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▲4月に羽化したクロイトトンボのオス
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▲連結産卵するクロイトトンボのペア

ムスジイトトンボに比べて、やや日陰の岸辺よりで活動することが多いようだ。
もしかしたら、他にセスジイトトンボやオオイトトンボなどもいるのかもしれないが、ムスジイトトンボがあまりにも多いので、探す気にもなれない。

アオモンイトトンボ
クロイトトンボ属があまりにも多いので、目立たなくなってしまった。
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ホソミイトトンボ
この暖地性のイトトンボも確実に増えてきている。
数年前は玉川上水沿いでしか見られなかったが、今年は池周りにもいた。
他地域のトンボが玉川上水や神田川などの河川部を伝って移動してきる証左だと思われる。
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▲越冬明けの個体(4月)
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▲新生個体か。8月
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▲成虫越冬する 10月

以前は、越冬個体はホソミオツネントンボが多かったが、ここ2~3年、ホソミイトトンボに取って代わられた感じだ。

モノサシトンボ
モノサシトンボは、レッドデータにのるトンボだが、公園を明るく整備していくにつれ、このトンボが好む茂みの多い環境がなくなってきて、数が減ってきている。
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オオアオイトトンボ
このトンボも樹林に囲まれた水場を好む。池回りにはそういう環境が減ってしまったので、他の小さな水場で繁殖するようになっている。
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▲夏の間、暗い茂みのなかで暮らす 8月
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▲動きが活発になってきた成熟♀ 9月下旬
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▲10月~の夕方、交尾・産卵する。

ハグロトンボ
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河川部で生息するカワトンボ。
繁殖時期には、池周りにも現れる。
毎年生息数の変動が大きい。










# by 2008oharu | 2022-10-18 08:12 | 蜻蛉 | Comments(2)