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今年地元の公園でムスジイトトンボが初めて確認されたのは5月のこと。

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私はクロイトトンボだと思い込んでいたので、よくチェックしなかったのだが、一緒に写真を撮っていた方が、見たことがないトンボだと写真を送ってくれた。
確かにクロイトトンボではなく、眼状紋、背の黒い線の中に白い斑紋がある、尾端の青い部分の様子などを見ると、「ムスジイトトンボ」のようだ。
(写真は7月に入って私が撮ったオス)

あわてて私も探したが、しばらくは見つけられなった。
それが7月に入ると、なんと次々に目に入るようになる。
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地元の公園の池は、今年かいぼり後に復活したツツイトモが盛大に繁茂するようになり、ムスジイトトンボ(のオス)はそのツツイトモの上に止まっていることが多かった。

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上の写真はムスジイトトンボのメス。
メスは池の傍の草地などいることが多い。

8月に入ると、池の周りから見渡す限り、ムスジイトトンボが乱舞(正確にはオスが縄張り争いをしている)するようになった。

産卵もイトモの上で行われる。
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昨年から池のトンボ調査を行っているが、池回りから見える範囲のムスジイトトンボの数を数えた結果、500匹を越えていた。

ムスジイトトンボについて「日本のトンボ」その他の資料で調べてみると、ムスジイトトンボは南方系のトンボらしい。
分布図を見ると関西以南が中心で、海岸線に沿って広がっている。そして、「近年関東地方などでは分布域が北上している。」とあった。
また、ヤゴの生息環境は「平地の浮葉植物や沈水植物が繁茂する開放的な池沼」とある。

つまり、イトモの大繁茂と夏の猛暑など、ムスジイトトンボの絶好の繁殖条件が整っていた結果だったのではないだろうか。

地元の公園では、かいぼり後に確かにトンボが個体数、種数ともにとても増えた。(今年はチョウトンボやキイトトンボも観察された。)
しかし、その内実をよく見ると、初めは「コフキトンボ」と「ウチワヤンマ」が大繁殖し、今年は「ムスジイトトンボ」という具合に、とても偏った増え方をしている。
今後も変動の様子をよく見て、何が起こっているのか考えてみたいと思う。





# by 2008oharu | 2019-08-26 00:46 | 蜻蛉 | Comments(0)

7月半ば、アラスカのアンカレッジに鳥見旅行に行った。例によって、鳥見の間に目にした昆虫の写真も撮った。
夏のアンカレッジは蚊が多いと聞いていた。
確かに蚊は多かったが、日本の蚊ほど刺されて辛いというほどではなかった。
それより、蚊を捕食しているらしいトンボがたくさんいるのに驚いた。

ヤンマ
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ヤンマらしくなかなか止まらないが、地面にぴたっと止まることが多いのはヤンマらしくない。
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上は珍しくヤンマらしいぶら下がり。
日本の図鑑で調べてみると、ルリボシヤンマ属、マダラヤンマに似ている。

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こちらは、カメラを持っていないときに現れたメスタイプ。携帯で撮ったのでやはり画質が悪い。
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こちらはちょっと斑紋が違うような気もするがどうだろうか。

イトトンボ
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ブルーが鮮やかなイトトンボもたくさんいた。ルリイトトンボに似ている。
平地ではあるが、緯度が高いところなので、日本の高地にいるようなトンボと似ているのかもしれない。
そうえいば、ヤナギランがたくさん咲いていた。

アオイトトンボの仲間
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日本のアオイトトンボの仲間では、エゾアオイトトンボあたりに似ているような気もするが。

チョウ

ヤナギランなどがたくさん咲いていたにもかかわらず、チョウはほとんど見られなかった。
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写真は、ホテルの植栽の花に止まったもの。コヒオドシに似ている。
あと1種、ミスジチョウの仲間に見えるチョウが飛んでいたが、写真には撮れなかった。
また、蜂も高原でよく見かけるオオマルハナバチに似ている蜂が多かった。


# by 2008oharu | 2019-08-11 16:56 | 番外編 | Comments(0)
昨年、公園内の決まった場所でジャコウアゲハをよく見かけた。
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それもメスが多い。どこかにウマノスズクサ(ジャコウアゲハの幼虫の食草)があるのだろうかとちょっと探してみるが見つからなかった。

その冬、よくジャコウアゲハを見かけたあたりの人工物に、蛹がついているのを発見。しかも近くにもう一つあった。(それは寄生されていたが)
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蛹もあるからには、幼虫がここまで歩いてこられるような距離に、絶対ウマノスズクサがあるはずだと、お仲間と一緒にかなり徹底的にあたりを探すも、見つからなかった。

春になって、ある日見ると、ジャコウアゲハの蛹の色が変わっている。いよいよ羽化しそうだ。(上の写真と同じ個体。)
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折しも、また近くでジャコウアゲハのメスを見る。
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結局蛹の羽化には間に合わず、次の日に行ってみると、抜け殻が残っているだけ。しかし、赤い廃液の入った抜け殻は、きれに割れていたので、きっと無事に羽化したのだろうと思われた。
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その後もときどき辺りでジャコウアゲハの成虫を目にしたが、ウマノスズクサが見つからないまま、ほとんど見つけるのは諦めて忘れていた7月の初め、ウマノスズクサが見つかったという連絡が入る。

私が探していた場所に近いところだったが、ほんの少し予想外のところだった。
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ウマノスズクサは見える限りでも数本生えていて、それぞれに卵がついている。
件の蛹からはかなり離れてはいるが、たぶんここから移動したのだろう。とにかく、これでやっとすっきりした。

その後時々見に行くと、順調に幼虫が育っていた。
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そして、本日行ってみると蛹になっているものが数頭見つかる。
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蛹はわりと食草に近い場所で草の茎について蛹化していた。(近くの人工物にもついている個体もあったが。)
冬は草が枯れてしまったりするので、よりしっかりした土台につくのかもしれないが、夏は羽化までの間が短いので、草などで蛹化しても大丈夫だからかもしれない。

ここが人知れずこのままジャコウアゲハの生息地として続いていってほしいと思う。




# by 2008oharu | 2019-07-26 21:48 | | Comments(3)

クロスジギンヤンマ

今年、地元でトンボ・ファンが増えた。何人かの方々が、飛んでいるクロスジギンヤンマを撮りたいというので、撮れそうな場所を紹介した。
私自身、今まで何度がトンボの飛びものに挑戦してみたが、ろくな成果は上がらなかったので、一緒に再挑戦してみる。

昨年のクロスジギンヤンマ
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今年は結局もっとひどい写真しか撮れなかった。
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クロスジギンヤンマはヤンマの中では早い時期に羽化してくる。
この個体は6月上旬の個体だが、すでに翅がかなり痛んでいた。

オスのクロスジヤンマは、テリトリーを周遊してはライバルを追い払ったり、他のトンボも追いかける。そういう行動をとるうちに、翅がどんどん傷むのだろう。
飛び疲れると、一気に上に上がって樹の高いところに留まって休む。
普通はなかなかそれを目で追うことはできないのだが、この日はたまたまわかりやすいところに止まった。

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トリミングするとこんな具合
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そんなある日、お仲間から、おぼれてアメンボに襲われているクロスジギンヤンマを拾い上げたという連絡があった。
連絡を受けたときは、メスだという話だったので、産卵時におぼれたのかなと思ったが、行ってみたらオスだった。
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お仲間がメスだと思ったわけは、おぼれる前に尾つながりになっていたからだそうだ。
写真を見せてもらうと、オスがオスの首を挟んで飛んでいる。メスだと間違えたのか、それとも相手を襲うために押さえ込んだのか。
こういうことも起こるのだと初めて知った。
おぼれた個体はまだきれいな個体だった。

クロスジギンヤンマのメスは単独で産卵するようだ。
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池の中央で産卵するメス。
この様子を目にしたカイツブリの若鳥が、狙って近づいてくる。どうなるかと固唾をのんで見守っていたが、さすがに気配を察してメスは飛び去った。
しかし、産卵時は危険が多いのだろう。

すぐ近くで産卵するメス
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少しずつ場所を変えながら、かなり長いこと産卵をし続けていた。

そろそろクロスジギンヤンマのシーズンも終盤になってきた。
今年も飛びものは成果を得られなかったが、集中してみていると、いろいろな場面に遭遇できておもしろかった。






# by 2008oharu | 2019-06-19 22:57 | 蜻蛉 | Comments(0)

アオバセセリなど 2019

アオバセセリも地元では見ることができないチョウなので遠征しなければならない。
今年は2回でかけたが、1回目は空振り、2回目も空振りになりそうだったが、帰り際でやっと目にすることができた。

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2頭ぐらいのアオバセセリが同じミツバウツギにやってきたが、光の具合によってはあまり青く見えなかった。
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最後にご愛嬌に飛びもの
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なんとか今年も見ることができてよかった。

その他、遠征先でしか見られないチョウたち

サカハチチョウ
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今年は少なめ。

クモガタヒョウモン
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オナガアゲハ
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あいかわらず多い。

たまに地元でも見られるチョウ

アサギマダラ
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今季初。

クロコノマチョウ
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今までここでは見たことがなかった。


# by 2008oharu | 2019-05-23 18:14 | | Comments(2)

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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