人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クロマダラソテツシジミ現る! 

今日のことだ。
フィールド観察のしめくくりに、ウラナミシジミ・ポイントに行った。
昨日とは打って変わったポカポカ天気で、ウラナミシジミもたくさん飛んでいる。

ピントを合わせながらファインダーを覗いていて、「あれ?」と思った。
ウラナミシジミではない。
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_16435883.jpg
▲ウラナミシジミではない。

表羽も。
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_16441959.jpg
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_16441350.jpg
▲ウラナミシジミには、オレンジ色はないはず。

頭に浮かんだのは、「クロマダラソテツシジミ」だ。
スマホで検索したら、やはり。

クロマダラソテツシジミは、南方系の蝶だ。名前の通りソテツなどの葉が食草。まず、沖縄の島々に入ってきて、やがて九州、本州と北上していきている。
私は沖縄本島でみたことがあるが、2016年、東京都内でも観察した。それは海沿いのソテツが植えられている公園だったが、最近はさらに内陸に移ってきて、御苑でも発生したという話を聞いたばかりだ。
そのあたりから、迷蝶として飛んできたのだろうか。

さらに観察していると、別個体もいる。
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_16442498.jpg
▲翅が敗れた別個体

そこにはヤマトシジミとウラナミシジミも飛んでいるが、よく観察すると、クロマダラソテツシジミも数等はいるようだ。
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_16443043.jpg
▲ヤマトシジミが盛んにアタックする。

これほどの数が見られるということは、迷蝶ではなく、近所で発生したのかもしれない。
どこかにソテツがあるのではないか。そう思って、辺りの個人宅の庭をちょっと覗いて回った。
そして、発見。
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_17143317.jpg
▲個人宅のソテツ

私が地元で昆虫を観察し始めてから、ツマグロヒョウモン・ナガサキアゲハ・クロコノマチョウと、次々と南方系の蝶が入ってくるのを目の当たりにしてきたが、まだまだ続くようだ。
クロマダラソテツシジミ現る! _d0146854_17180098.jpg
▲このチョウに注意!

クロマダラシジミは、ソテツを食害するチョウだが、ミカンやマメ科も食べるらしいので、要注意です。













# by 2008oharu | 2021-10-26 17:20 | | Comments(0)

夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ

真夏に比べて、秋はチョウたちの活動も活発になる。
冬に備えて、命をつなぐ準備を始めているのだろう。

交尾するチョウたち

夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08340082.jpg
▲ホシミスジ(幼虫越冬)
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08341465.jpg
▲キタキチョウ(成虫越冬) 間に合うのか?

産卵するチョウたち
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08361595.jpg
▲アカボシゴマダラ(エノキの若木)
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08362049.jpg
▲ゴマダラチョウ(エノキの高木)

今年はゴマダラチョウの復活の兆が見えてきている。産卵も確認できてうれしい。
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08381312.jpg
▲サトキマダラヒカゲの産卵(アズマネザサ)
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08381710.jpg
▲その卵

サトキマダラヒカゲが、かなり長いこと同じ場所で産卵姿勢をとっていたので、あとで確認したら、卵が固め打ちされていた。
今までは1つずつ産卵しているのしか見てこなかったので、ちょっとびっくり。

サトキマダラヒカゲのピークが終わったころ、今度はヒカゲチョウが産卵を始める。
これも、ある時、一か所に長く止まっていたので、固め打ちかなと観察してみた。
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08404419.jpg
▲1か所に複数の卵を産み付けるヒカゲチョウ(アズマネザサ)

1つ産んでは少し待ち、また次の卵を産むという繰り返し。産卵管から卵が出て来るのに、時間がかかるのだろうか。
この個体も、見ていると、一つしか生まない場合もある。どういう判断をしているのか。食草の量を測っているのだろうか。

幼虫たち
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08450164.jpg
▲終齢に脱皮したクロアゲハの幼虫(蛹越冬)
夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08450087.jpg
▲同じミカンの樹にいたナガサキアゲハの終齢幼虫

この樹では、毎年クロアゲハなどの幼虫が見られるが、なかなか蛹になるまでは追えない。

夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08465986.jpg
▲ダイミョウセセリの幼虫(幼虫越冬)ヤマノイモにて

夏から秋のチョウたち③ 命をつなぐ_d0146854_08473572.jpg
▲コミスジの若齢幼虫(幼虫越冬)クズにて

天敵に襲われたり、寄生されたり、人間によって食草が刈り取られたりして、無事に来年を迎えられるものはほんのわずかなのだろう。



# by 2008oharu | 2021-10-14 08:52 | | Comments(0)

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち

この夏、樹液に集まるチョウたち(主にタテハチョウ)は、わりとよく観察できた。

カシノナガキクイムシに侵入されたコナラなどが、被害を防ぐためによく樹液をだしていたからかもしれない。


一方、花に来るチョウたちを観察するためには、この時期に咲くチョウに好まれる花を探す必要がある。それが案外少ないのだ。

その昔、理科の先生に、この時期はアベリアとヤブカラシの花をチェックすれば、いろいろ観察できると教わった。


ヤブカラシの花にて

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20230971.jpg
▲アオスジアゲハは口吻が短いので、特にヤブカラシを好む。
夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20230423.jpg
▲アゲハもよく来る。
夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20232120.jpg
▲秋に増えてくるイチモンジセセリ


しかし、私がよく観察しているヤブカラシは、この秋みんな刈り取られてしまって、十分に観察できなかった。


アベリアにて

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20264224.jpg
▲チャバネセセリ


それ以前に、これからアベリアの花でいろいろ観察できると期待していた矢先、このポイントのアベリアはすべで地際30cmぐらいまで強剪定されてしまったので、ここでの観察は結局チャバネセセリ1例で終わってしまった。(ホシホウジャクとかオオスカシバも観察できない。)

しかたなしに、クサギやボタンクサギ、花壇のオカトラノオ(カクトラノオ)などで探す。


カラスアゲハ

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20312804.jpg
夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20312865.jpg
▲カクトラノオで吸蜜するカラスアゲハ


近くにヒガンバナも咲いていたので、ヒガンバナに来るかと期待していたが、ぜんぜん見向きもしない。やはりカクトラノオの方がお気に入りなのだろう。

アゲハも来て、オス・メスが絡み合ったりしていた。

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20345683.jpg
夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20345611.jpg
夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20345663.jpg
▲吸蜜するアゲハのメスに絡んできた♂

ボタンクサギにはナガサキアゲハ

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20362082.jpg
夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20362027.jpg
そもそも、地元で初めてナガサキアゲハを見たのは、やはりボタンクサギで吸蜜する姿だった。

かなり好みの花のようだ。(ボタンクサギはその他たくさんのアゲハチョウたちが集まるが、私的にはあまり好みの花ではない。写真としても、定番すぎてしまう。)


小さなチョウたちは、小さな野草でも十分なのだろうが、大きなアゲハチョウたちは、よい食堂を見つけるのも大変なのかもしれない。


ミズタマソウとヤマトシジミ

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20401614.jpg
キツネノマゴとイチモンジセセリ

夏から秋のチョウたち② 花に来るチョウたち_d0146854_20432880.jpg
花の盛りに強剪定してしまうのだけはやめてほしいとつくづく思う。


つづく




# by 2008oharu | 2021-10-13 20:50 | Comments(0)

夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ

地元の公園で、秋の蝶と言えば先ず、ウラナミシジミ
ウラナミシジミは季節移動するチョウで、東京には基本的には秋に姿を現す。(季節外れの時に見られることもあるが)

ウラナミシジミは、以前は食草のハギの花に来ていることが多かったが、最近はアメリカセンダングサとか、花壇のウィンターコスモスなどでよく目にするようになった。
今年は、8月28日に、クズが茂る場所でちらっと目にしたので、早いなぁと思いながら、探していた、ハギの花は少なくなったし、アメリカセンダングサは外来種なのでどんどん刈り取られ、花壇にはまだウインターコスモスが植わっていないので、なかなか見つけられない。

10月に入って、とある雑草が生い茂る荒れ地化した駐車場に、アメリカセンダングサが生い茂っていたので、もしやと思ってみると、やはり数等のウラナミシジミがいた。8月に見たのは、フライイングだったのだろうか。
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20324615.jpg
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20324621.jpg
▲駐車場のウラナミシジミ(10月1日)
その後、また別の場所のセイタカアワダチソウでも見つかった。
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20324614.jpg
▲少し翅がよじれているようだ。
わりと外来種や園芸種の花が好みなのかもしれない。

ミドリヒョウモンは、夏の間は高原などにいて、秋になると里におりてくるものもいる。
地元の公園では、トネアザミが咲くころ見られることが多いので、花が咲くと注意している。
私がトネアザミでは見つけられなかったころ、別の場所で目撃情報があったので、ちょっとあせった。
しかし、ほどなく、いつもの場所に現れてほっとする。
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20193237.jpg
▲トネアザミで吸蜜するミドリヒョウモンの♂
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20193167.jpg
▲次の日も、次の日も、同じ場所に現れた。翅はかなり痛んでいる。
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20193223.jpg
▲近くの樹の幹に産卵するメス
食草はスミレだが、卵は樹の幹に産み付ける。

今年は、個体数も多く、産卵場所もあちこちに広がっている。
来年は、新生成虫が見られるだろうか。(めったにみたことはないが。)

ヒメアカタテハは、夏の間はどこにいるのだろうか。
地元ではやはり秋に姿を見せることが多い。
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20194824.jpg
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20194823.jpg
▲8月28日に姿を現したヒメアカタテハ

ヒメアカタテハは、近くの生産緑地のねぎの花に来ることが多い。そこへ行ってみると、やはりいた。
夏から秋のチョウたち① ウラナミシジミ・ミドリシジミ・ヒメアカタテハ_d0146854_20194749.jpg
つづく









# by 2008oharu | 2021-10-12 20:52 | | Comments(0)

9月の蛾から2021

9月中に目についた蛾のいくつかをピックアップ

ホシホウジャク
9月の蛾から2021_d0146854_10550586.jpg
ホシホウジャクは、アベリアの花、カクトラノオ(オカトラノオ)、ホトトギスなど、この時期の花壇の花でよく見られる。
ホウジャクの仲間では、一番ポピュラーな蛾だ。どこにも止まらずホバリングしながら吸蜜することが多いので、翅の動きが早く、なかなか静止状態が撮れない。

コシアカスカシバ
9月の蛾から2021_d0146854_10584262.jpg
コシアカスカシバはここ何年かピンオークで見られたのだが、ほとんどのピンオークがナラ枯れで伐採され、観察ポイントが消滅。(かすかに蛹の脱皮殻はあったが)
今年は見られないかと諦めかけてきたころ、違う場所のコナラで産卵しているのを偶然見つけた。しかし、このコナラもカシノナガキクイムシの被害にあっているので、いずれ枯れるかもしれない。ナラ枯れの広がりは、地元の公園の生物相をどんどん変えていきそうだ。

ムクゲコノハ

9月の蛾から2021_d0146854_11104339.jpg
▲翅を閉じたムクゲコノハ
9月の蛾から2021_d0146854_11070291.jpg
▲翅を少し開いて下翅を見せる

ムクゲコノハは見ようと思ってもなかなか見つけられる蛾ではない。前日男子トイレ内に居たという知らせを聞いて、ダメもとで翌日近くへ行ってみると、トイレから飛び出したらしいムクゲコノハが、地面に降りていた。翅を閉じていたので、人に教えてもらわないとわからないほど、落ち葉に紛れていた。しばらくしてまた見に行くと、少し翅を開いたので、下の赤い翅に色が見られた。

ツマアカシャチホコ
9月の蛾から2021_d0146854_11070819.jpg
オオエグリシャチホコ
9月の蛾から2021_d0146854_11071317.jpg
イラクサキンウワバ
9月の蛾から2021_d0146854_11140179.jpg
ウスミドリナミシャク
9月の蛾から2021_d0146854_11151298.jpg
秋の蛾だ。

ヨモギエダシャク
9月の蛾から2021_d0146854_11230781.jpg

ハガタキコケガ
9月の蛾から2021_d0146854_11161234.jpg
トビフタスジアツバ
9月の蛾から2021_d0146854_11234746.jpg
他にも、まだスズメガも見られたし、小さな蛾もいろいろ。







# by 2008oharu | 2021-10-01 11:26 | | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31