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公園昆虫記

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10月の蛾から 2025

10月は、天気の悪い日が多く、フィールドに出る回数が少なかったので、遭遇できた種も少なかった。

シラホシトリバ
きれいなトリバガを見たと教えてもらって、さっそく探しに行って見つけたもの。
調べてみると、これも南方系のようだ。少なくとも2か所で見つけられた。
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10月の初見ではないが、シラホシトリバがいる場所には、ブドウトリバやコブドウトリバ(これも南方系で最近増えている)も目にした。

コブドウトリバ
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▲ヤブガラシの花に集まるコブドウトリバ
ブドウトリバ
以前はトリバガと言えばブドウトリバだったが、いつのまにかコブドウトリバばかりになっている。
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その他

ヒメエグリバ
ヒメエグリバは、アオツヅラフジで幼虫をたくさん見たが、成虫にはなかなか遭遇できなかった。
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ウリキンウワバ
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アワヨトウ
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ウスチャヤガ
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ヒメネジロコヤガ
翅をやや開いて止まっていたので、初め何だかわからなかった。
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ヨトウガやハスモンヨトウ、アオアツバやナミテンアツバなどのヤガは、9月に引き続きたくさん見られた。

# by 2008oharu | 2025-11-02 08:49 | | Comments(0)

9月の蛾から 2025

9月に目にした蛾からピックアップ

アケビコノハ
今年は幼虫を見つけられなかったが、成虫が見られたので、園内のどこかで繁殖していたのだろう。
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アカエグリバ
ヒメエグリバもあちこちで観察されたが、私は幼虫しか見つけられなかった。
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トビイロトラガ
ツタにつく幼虫は見られなかったが、建物内で見つけた成虫
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オオウンモンクチバ
9月の半ばごろから、草地にたくさん見られるようになった。
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ホソオビアシブトクチバ
これも草地にて
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ナカグロクチバ
これも8月半ばごろから草地で見られた。南方系の蛾と言われていて、今年も多い。
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アカマダラメイガ
草地にて。南方系らしい。初見。
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オオキノメイガ
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アカキリバ
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ヒメシロテンコヤガ
草地にて。イノコズチが食草のようだ。
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ヨトウガ
これから増えて来るだろう
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ヒメツマキリヨトウ
これも草地で見かけた。
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マエキオエダシャク
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ウスキヒメアオシャク
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クロヘリアオイラガ
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マメノメイガ
これも秋に現れる。葉裏から体の一部が見える状態でとまるのが特徴。
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コシロシタバ??
コシロシタバの特徴である白い紋がないのでハテナ
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# by 2008oharu | 2025-10-01 21:33 | | Comments(0)

南国から外国から

チュウゴクアミガサハゴロモやクズクビボソハムシなどの外来種が今年も地元フィールドを席巻している。
さらに、今年の夏の猛暑のためか、やや落ち着いてきたかにみえた南国の昆虫(キマダラカメムシ等)も勢力を盛り返し、新たにやってきたのではないかと思われる種もいる。
そのような中からいくつかピックアップする。

ヘリチャハゴロモ
隣接する区域で見つかったと聞いて、ちょっと探してみたらこちらでも見つかった。
アオバハゴロモを派手にしたような感じだ。
侵入の詳細は不明。まだ、地元での広がりは局所的だ。
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▲ヘリチャハゴロモの幼虫
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▲ヘリチャハゴロモの成虫

タイワンタケクマバチ
これも地元にいると人に聞いて探しに行ったもの。
ムクゲの花に飛来していたが、動きが速くうまく全身がとらえられなかった。
名前の通りタケ類に巣をつくるので、竹材の移動とともに侵入したと言われている。
その後はこの1例しかまだ確認していない。
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▲ムクゲに来たタイワンタケクマバチ。すでに翅がぼろぼろ。

アメリカジガバチ
アメリカジガバチは、かなり前から侵入してきたジガバチだが、今年は何度も目にした。
※モンキジガバチのようなので、訂正します。
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▲建物内に複数個体。巣があったのか。
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メリケントビハムシ
草地の昆虫調べをしているときに見つけた。
情報が少ないので、詳細不明
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タイワンウチワヤンマ
2018年・2019年に地元の池で確認されたが、この夏また確認。複数個体いたようだ。
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南国系では、
イチモンジカメムシ
ダイズの害虫としての情報が多く、通称ダイズカメムシと命名されていた。
私は地元で初めて見た。
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ニセヒメクモヘリカメムシ
一か所に複数個体いたが、他所では確認していない。初めて見たので、近似種のヒメクモヘリカメムシとの違いがよくわからない。間違っているかもしれない。
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トゲツヤヘラクチイシアブ
ムシヒキアブの仲間。南方系らしいけれど、詳細は不明。私は地元で初めてみたが、今まで見落としていたのかもしれない。
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# by 2008oharu | 2025-09-15 11:24 | 総合 | Comments(2)

8月の蛾から 2025 その2

8月に目にしたその他いろいろな蛾

アカイラガ
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クロシタアオイラガ
小さい蛾だし、建物の高いところにいたのできれいに撮れないが、緑と茶色のコントラストが印象的なイラガだ。
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シロオビノメイガ
8月上旬(立秋過ぎ)ごろから目につくようになる蛾なので、秋告げ蛾と思っている。
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キムジノメイガ
これも高いところなので、鮮明に撮れない。似たものが多いので、識別に迷う。
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総じてツトガ科ノメイガ亜科の蛾は晩夏に増えて来るが、葉裏に止まることが多く、なかなか撮れない。

ミツボシツマキリアツバ
通常とは違う止まり方なので、ミツボシが見えなかったたら何だかわからなかった。
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コモクメヨトウ
こういう模様のはっきりした蛾はわかりやすくていい。
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ウスシロフコヤガ?
これも高いところに止まっていたので、識別に迷った。
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ナカグロクチバ
10年以上前から現れるようになった蛾。南方系の蛾で、ここ2~3年特に目立ってきた。
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シロスジアオヨトウ
よく見ると複雑なもようだが、うまく撮れなかった。
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フタテンシロカギバ
この時期、あちことで見られた。
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リンゴツノエダシャク
大きいシャクガ
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以下省略

# by 2008oharu | 2025-09-06 09:02 | | Comments(0)

8月の蛾から 2025 その1

8月の蛾のトピックスは、クロメンガタスズメを15年ぶりに見たことだ。
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初めて見たときも、遠目にはセミかと思うほど大きかったが、今回はそのときのイメージを上回る大きさだった。
クロメンガタスズメは南方系の蛾だったので、以前見たときも温暖化の影響かと思ったが、今年の猛者ではさもありなんと感じた。

オスグロトモエ(あるいはハグルマトモエか)
もう一つのトピックスも南方系と言われるオスグロトモエ(ハグルマトモエ?)で、地元では私は初見。
過去に他所で見たのも2013年、2014年という昔。
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目玉模様が小さめで線が平行に走っているのはオスグロトモエだと言われているので、たぶんオスグロトモエなのだろう。
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同じ園内の他所で見たオスグロトモエのオス。
もう1頭別の人も見ているので、今年は複数個体発生しているようだ。

サザナミスズメ
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ホシホウジャク
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8月はオオミズアオの2化目が続々出現。例年になく多い。他の方の観察と合わせると1日に個体以上見られた日もあった。
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▲道端の落ち枝で羽化した♀
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▲個室内のオオミズアオ♂
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▲外の壁面のメス
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▲前日室内にいたらしい♂は次の日絶命


また、モンクロシャチホコも多かった。
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これも同じ日に数個体目にしたときもある。
たぶん、これから幼虫が目立ってくるだろう。
(ツマキシャチホコも多かった。)

つづく


# by 2008oharu | 2025-09-01 20:51 | | Comments(0)