11月は、晩秋にしか見られない蛾、晩秋にに羽化して成虫越冬する蛾、年2化で、2日目の出現など、秋を感じさせる蛾が多く見られる。
アケビコノハ
年2化、成虫越冬の蛾。幼虫はよく目にするが、今年は久しぶりに成虫が見られた。
ウスタビガ 年1化、晩秋に羽化するヤママユガ。毎年これを見たあと冬を迎える。今年はメスしか見ていない。
ミノウスバ これも年1化、晩秋に羽化する。オスが飛び始めてしばらくすると、メスの産卵が見られる。
イカリモンガ 年2化、成虫越冬。地元では偶発的。久しぶりに目にした。
ヒメノコメエダシャク 年1化、卵越冬。同日に2か所で目にした。
トビスジヒメナミシャク 年2化。今まで見たことがなかった。
チャエダシャク
年1化、卵越冬。春に茶色い幼虫がたくさん出てくる。
ニトベエダシャク 年1化、卵越冬。春に白っぽい幼虫がたくさん見られる。成虫も出始めると1日に数頭目にすることもある。
ウスキツバメエダシャク 年2化
ヨスジノコメキリガ
秋に出現して成虫越冬する蛾
マエテンアツバ 年2化
ヒメクロホウジャク ホウジャクの仲間は、晩秋に元気に飛び回り、アベリアなどの蜜を吸っていた。その中でちょっと小型のホウジャク、ヒメクロホウジャクが一際せわしく飛んでいたのが印象的。年多化で越冬態は不明とある。
クロモンシタバ 玄関先にいた未見の蛾。見たことがない蛾に遭遇した場合、たいてい南方系北上種、偶発種、外来種であることが多い。
これもそうらしい。見ごたえのある蛾だった。
11月30日には、クロスジフユエダシャクを今季初見。季節はいよいよフユシャク期