5月の蛾から 2018

4月に大量発生を予測していたキアシドクガは、やはり例年になく多数羽化し、一時森の上のほうで乱舞していた。今年はあちこちで同じ状況だったらしく、ミズキが枯れたという情報もあった。

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セスジナミシャク(5月13日・三鷹市)
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トビイロトラガ(5月5日・三鷹市)
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マドガ(5月12日・三鷹市)ナワシロイチゴの花に。
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ミダレカクモンハマキ(5月20日・三鷹市)
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キノカワガ(5月27日・三鷹市)
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クロクモエダシャク(5月26日・三鷹市)
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ウスバミスジエダシャク(5月2日・三鷹市)
※オレクギエダシャクかニセオレクギエダシャクかもしれないとご指摘いただきました。
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ヨツボシホソバ(5月29日・三鷹市)
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ホソオビヒゲナガ(5月27日・練馬区)
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追記:長野県の戸隠で見た蛾

ミミモンエダシャク(5月17日)
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エゾヨツメの死骸(5月17日)
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この時期長野県に行ったら、もしかしたらエゾヨツメが見られるかもしれないと少し期待していたが、残念ながら胴体のない死骸しか見られなかった。生きている姿、少なくとも胴体がある姿が見たかった。





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# by 2008oharu | 2018-06-03 21:43 | | Comments(0)

ゼフィルス2018 ミドリシジミ編

ミドリシジミは地元の公園にはいない。少し離れた自転車で行ける距離の公園2か所では見られる。地元にもハンノキはそこそこ生えているのに、この差は何なんだろうか。微妙な環境の違いなのか、それとも近くの公園にいることの方が不自然で、放蝶された可能性があるのか。疑問は解けないまま10年ほど経ってしまった。

ミドリシジミの出現も今年は早そうなので、時期を見計らって、まず早朝に見に行ける公園へ行ってみる。
すでに何人かの愛好家が見に来ていた。
ミドリシジミのオス
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閉じた状態のオス
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光の当たり具合で一部しか青く光らない場合
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逆光の裏翅
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緑色っぽく光る場合
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ミドリシジミのメス(B型)
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ミドリシジミのメス(たぶんA型)
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あと、AB型・O型があるのだが、今年もそれは見られなかった。(何度も見に行けば見られたのかもしれないが)

次にもう少し離れた方の公園へ。
ここは朝早くは入ることができない場所なので、昼近くに行ってみる。さすがに見つけにくい。
なんとか見つけたミドリシジミのオス
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拡大する
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別個体
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どれも昼間はあまり開かない。半開き。
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クリの花にも来ていたが、高くて葉かぶり。
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ここでもメスの開翅は見られず、今季も一応見られたという程度でミドリシジミ祭りは個人的に終了した。

地元の公園とミドリシジミが生息する公園の一番の差は、繁殖場所が木道化されていることかもしれない。木道化されたところでは、ハンノキの周辺、下草域は、人が足を踏み入れられないようになっている。これが自然度を損なわない要因かもしれない。


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# by 2008oharu | 2018-06-02 11:32 | | Comments(0)

ゼフィルス2018 地元の3種

今年は地元のゼフィルスの発生も早いだろうとは予想していたが、なんと5月6日にアカシジミを見たという方がいたので、あせった。その後気温が下がったり天気が悪かったりで、私が見つけたのは5月12日だったが、それでもやはり早い。

5月12日のアカシジミ(今季初見)

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5月16日にも見かける。どちらも地元の栗の木に来ていた個体だが、クリの花はまだ十分に開花していないようだった。
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5月21日にも。
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この個体は、やっと栗の花で吸蜜するところも撮れた。
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吸蜜する様子を拡大してみる
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そして、24日にはすでにかなり翅が傷んだ個体が見られた。いつもなら、このころが発生の始まりだったのだが。
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ウラナミアカシジミを地元で初見したのは、21日だった。
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この個体はすでに翅にビークマークが。
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この個体も盛んに栗の花で吸蜜。
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吸蜜するとき翅をすりすりしているのが目立つので、動画で撮ってみた。

https://www.youtube.com/watch?v=pXNwp6S85cs

翅をすりすりすると、尾状突起のある方が頭だと思って鳥がそこをつっついても、翅が千切れるだけで命に別状がないということから進化した動きだという説がある。確かに尾状突起のあるゼフィルスは翅にビークマークをつけているものが多い。

ウラナミアカシジミは、5月27日他所でもまだきれいな個体が見られた。
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ミズイロオナガシジミは、地元では5月24日に目にした。
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写真は同じ個体。初め低い位置にいたが、ランニング集団が近くを通ったのを嫌って、少し上に移動したもの。羽化したてのようにきれいだった。

他所で見たミズイロオナガシジミ(5月27日)
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予想通り、今年はゼフィルスの発生が早かった。今年も平地性ゼフィルス3種がなんとか地元に生息していることを確認できてよかった。
クヌギやコナラを食樹とするこの3種が、これからも地元で生息し続けられるよう願ってやまない。



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# by 2008oharu | 2018-05-31 09:21 | | Comments(0)

ブドウハマキチョッキリ

ブドウハマキチョッキリは、ゾウムシ科チョッキリ亜科ハマキチョッキリ族に属する甲虫で、「ブドウ類の葉の展開に合わせ遅く出現し、盛夏の炎天下でも活動する。」(オトシブミハンドブックより)

ブドウハマキチョッキリのメス
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ブドウハマキチョッキリのオス
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オスは前胸の先に棘状の突起がある。

作る葉巻はこんな形(エビヅルにて)
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1枚の葉だけで葉巻を作る。

メスが葉柄に切り込みを入れて葉を萎れさせる作業を始める。それを目ざとく見つけたオスが近づいてくる。
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オスは作業中のメスにマウンティングして交尾
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そのままの体勢でメスの作業は続く。葉を脚で押さえて引き寄せ、巻いていく。
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単独で作業しているメスもいる。
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普通オスは、メスを他のオスから守るだけだと思われているが、マナティさんの観察では、時にはメスと共同で巻く作業もしていたそうだ。

このオスは何をしているのだろう。
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エビヅルは地元の公園にも生えているが、残念ながらブドウハマキチョッキリは見つかっていない。どんな条件の違いによるのだろうか。

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# by 2008oharu | 2018-05-25 10:49 | 甲虫 | Comments(2)

オトシブミ・チョッキリ2018

エゴツルクビオトシブミ
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今年は4月7日にすでに作り始めているのを発見。お仲間に教えてもらって気付いたので、もっと早く出現していたのだろう。記録的早さだ。今年の春の気温の異常高下の影響だろうか。

カシルリオトシブミ
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カシルリオトシブミが地元の公園にいることは何年も前から知っていたのだが、いつもイタドリとかエビヅルなどでお食事中の場面ばかりしか見られず、いったいどこでどの食草で繁殖しているのか突き止められなかった。昨年あたりから、フジの葉でも見られることがわかってきたが、今年になってお仲間がついにそのフジで揺籃を発見した。
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見上げる形なので、わかりにくい写真になってしまったが、揺籃が切り落とされないで垂れ下がっている。あたりのフジの葉には、切り落とされたあともいくつか残っていた。これでやっと繁殖場所の一つが解明された。

ウスモンオトシブミ
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プチ遠征先で、キブシについているオトシブミを見つけたのは、2012年のことだった。いくら探してもあたりに製作者の姿はない。時期がもう終わっていたのだろう。図鑑等で調べてキブシにつくオトシブミはウスモンオトシブミだとわかった。その後、その場所へ行くたびになんとなく製作者の姿を探すも、何年も見つけられなかった。今年も足を運んだついでに、半ば単なるルーチンとしてキブシに目をやると、なんとオトシブミの姿があるではないか。
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高いところにたった1匹だったが、6年ぶりにやっと出遭えて、うれしかった。

アシナガオトシブミ
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ウスモンオトシブミを発見した同じ日、コナラの葉の上に一瞬飛んできて止まったオトシブミ。これも初見だ。あわててシャッターを押したが、すぐに飛んでしまって見失った。家に帰って図鑑で調べ、アシナガオトシブミであることを確認。初見だった。

ブドウハマキチョッキリ
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これは、観察仲間のマナティさんが苦労して探しだしたチョッキリ。情報を教えていただいて、私も初めて見ることができた。詳しい観察の様子はつづきで。




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# by 2008oharu | 2018-05-23 11:53 | 甲虫 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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