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公園昆虫記

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オオカマキリの孵化

ほとんどだめかと諦めていたオオカマキリの卵塊から幼虫が孵化した。
冬に連れ帰って季節はずれに孵化しないように涼しいところで保管。
春になって少し暖かいところへ移動させたのだが、いっこうに孵化しなかった。
それが夕方帰ってみたら、すでに幼虫が籠から脱出していた。

↓部屋の中に逃げ出したオオカマキリの1令幼虫。2010年5月18日。自宅
オオカマキリの孵化_d0146854_20142955.jpg

資料に寄れば、幼虫はスポンジの卵嚢をとかし、隙間から這い出してくるそうだ。
這い出した幼虫は糸をひいて卵嚢からぶら下がる。
このときの幼虫は前幼と呼ばれている。
そして、前幼の皮を脱いで1令幼虫になるそうだ。

私が見たときは、既にかなりの幼虫が1令幼虫に脱皮していた。
前幼が卵嚢から顔を出すところを見逃したのは残念だが、いつ孵化するのかわからなかったので仕方がない。

卵嚢ごと庭へ出して、幼虫たちを庭へ移動させる。

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写真ではなんだがごちゃごちゃしていてわかりづらいが、前幼から頭を出したり、脚を引き抜いたりしている様子が見える。
まだ体の色が透き通っていて柔らかそうだが、一人前に鎌をもたげたカマキリ・ポーズで次々と移動していった。
オオカマキリの孵化_d0146854_20264563.jpg


Good luck!
by 2008oharu | 2010-05-21 20:31 | その他の昆虫 | Comments(0)