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公園昆虫記

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その後のオトシブミ

これこそ、ルイスアシナガオトシブミ!
↓ルイスアシナガオトシブミ。2010年6月17日。裏高尾林道
その後のオトシブミ_d0146854_8401376.jpg

前中腿節が太くなっているので間違いないだろう。
ウスアカオトシブミと比べると、かなり小さい。(体長4.4-6mm)
この個体は後翅がうまくたためないのか、翅を開いたり閉じたりして動き回っていた。

その後のオトシブミ_d0146854_8442745.jpg

揺籃はケヤキ・ハルニレ・ミズメにつくるとある。
ケヤキなら近所にもたくさんあるので、注意しておこう。

そして、ウスアカオトシブミの揺籃
やはり以前に見た薄茶色のオトシブミは、ウスアカオトシブミだったにちがいない。
大きさが全然違う。6.5-7mmとあるが、とても大きく感じた。
アジサイ系の葉で揺籃を作っているところだったが、揺籃もかなり大きい。
このオトシブミはきわめて広食性とある。

↓揺籃をつくるウスアカオトシブミ。2010年6月17日。裏高尾林道
その後のオトシブミ_d0146854_8502569.jpg
その後のオトシブミ_d0146854_850341.jpg

↓主脈を切る。切ってもつながっているので落ちない。
その後のオトシブミ_d0146854_8504469.jpg

以前見た落下揺籃の謎はまだ解けないが。

ヒメコブオトシブミも揺籃を作っていた。
↓揺籃を作るヒメコブオトシブミ。同日同場所。
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↓大きな葉で作業中。
その後のオトシブミ_d0146854_9078.jpg

こちらは、イラクサ系。
以前に成虫だけは何度か見たが、揺籃づくりをしているところを見たのは初めて。
体の大きさの割には、揺籃はとても大きい。
イラクサ系の葉にはあちこちにたくさんの揺籃が作られていたので、このオトシブミは今が旬なのかも。

「オトシブミ・ハンドブック」にはコブオトシブミとあるが、多くの資料にはヒメコブオトシブミと書かれているので、ヒメコブオトシブミとした。

アブラチャンにはまだ何匹かヒゲナガオトシブミも見られたが、すでに旬はすぎている感じだった。
by 2008oharu | 2010-06-19 09:06 | 甲虫 | Comments(4)
Commented by クプクプ at 2010-06-20 21:16 x
思い出しました。ルイスアシナガオトシブミを見たことがあります。成虫で越冬するのですよね。むかし、山梨県で、冬にケヤキの樹皮をはがしていたら、成虫が越冬していました。
Commented by おはる at 2010-06-21 09:24 x
クプクプさんは、いろいろな虫を見た経験がおありなのですね。
ケヤキの樹皮下には越冬昆虫がいろいろ見られますね。
Commented by マナティー at 2010-06-25 20:28 x
こんばんは!ルイスアシナガオトシブミ、ガシっとした感じでカッコイイですね。ヒメコブもカワイイですね。MFにもいないかしら。
最近はビワにモモチョッキリが来ないかと待ち伏せしてみていますが空振り続きです。
Commented by おはる at 2010-06-25 21:33 x
マナティーさん、今晩は。私も人の家のグミの実をしげしげと見て、怪しまれそうになりました。
やっぱり丘陵地や里山のような場所の方が、いろいろ居るみたいですね。私も引き続き探してみます。