ただ今井の頭池はかいぼり中。
その池の中には、どんな昆虫がいるのか興味があったのだが、特に珍しいものは見つからなかったし、見つかったものの種類はとても少ない。
●トンボ類
↓コシアキトンボのヤゴ
ご存知の都会の公園の池にはたいてい見られる普通種。
今までも毎年成虫もヤゴも確認しているし、産卵しているところも見ている。
↓コシアキトンボの成虫
↓オオヤマトンボのヤゴ
このトンボのヤゴも、わりと井の頭池には多く見られる。
成虫は、なかなか止まらないので、写真には撮れないのだが、昨年池の縁の柵で羽化しているところを見ることができた。
↓オオヤマトンボの羽化 2013年5月25日 井の頭公園
羽化中は色が薄いが、完全に成虫になると、縞模様がはっきりしてくる。
↓善福寺で捕えられたオオヤマトンボ
なかなか大きいトンボだ。
↓モノサシトンボと思われるヤゴ
小さくて、不鮮明なので確証はないが、たぶんモノサシトンボだと思う。
↓モノサシトンボの成虫
モノサシトンボも井の頭公園では毎年見られるごく普通種。
↓ウチワヤンマのヤゴ
ウチワヤンマのヤゴは池の深いところにいるので、なかなか観察できないと言われているが、かいぼりのおかげで初めて見ることができた。
ウチワヤンマも珍しいトンボではなく、かっては毎年井の頭池でも見られたのだが、ここ2~3年目にしていなかった。それでも幼虫がいたということは、わずかながら生息していたのだろう。
↓ウチワヤンマの成虫 2007年6月13日 井の頭公園弁天池
ウチワヤンマは、ヤンマという名前がついているが、サナエトンボの仲間である。
●その他の昆虫
↓センブリの仲間の幼虫(おそらくネグロセンブリ)
↓ネグロセンブリの成虫
この幼虫はわりとたくさん見つかった。
↓ガガンボの幼虫
水中をうごめくイモムシ型の幼虫だ。種名を幼虫から識別することはかなり難しいらしい。
↓マダラガガンボの成虫
公園内でよくみかけるガガンボだが、果たしてこれかどうかはわからない。