今年の春は寒暖の差が激しく、昆虫たちの活動の予測がなかなか立たない。
しかし、ここに来て一気に暖かくなり、やっと蝶たちの動きも始まった。
まず、成虫越冬していた蝶たちの活動が目立ち始める。
最初に目にしたのは、キタテハ。
↓キタテハ。2014年2月28日。都下河川敷にて。
↓キタテハ。2014年3月23日。八王子市
↓キタテハ。2014年3月25日。都下丘陵地
キタテハは、今現在とても多い。越冬個体なのに、比較的翅も無傷できれいなものが多い。
明るく開けた草地などに多く、元気に飛び回ったり、オス同士でテリのはりあいをしている。
次に目にしたのは、ムラサキシジミ
↓ムラサキシジミ 2014年3月9日 井の頭公園
公園では、毎年越冬明け個体を見ているが、どこでどのくらいの個体が越冬しているのか、未だに突き止められない。
次いでテングチョウ
↓テングチョウ 2014年3月22日 井の頭公園
↓テングチョウ 2014年3月23日 八王子市
この時期丘陵地などへ行くと、テングチョウだらけと言っていいほど目につく。
この日は、馬酔木の花によく集まって吸蜜していたのが多かった。
越冬明けの個体は、花で蜜を吸って栄養をとることが多いようだ。
ルリタテハ
↓ルリタテハ 2014年3月23日 八王子市
とてもきれいな元気のよい個体。
↓ルリタテハ 2014年3月25日 都下丘陵地
これも元気が良すぎてなかなか止まってくれなかった。遥か遠くに止まったところ。
アカタテハ
↓アカタテハ 2014年3月23日 八王子市 ミツマタの花に
↓同日同場所 馬酔木の花に
どちらもとても遠いところに止まったもの。
例年ここではミツマタの花で見ているので、待っていたらやはり来た。
ヒオドシチョウ
↓ヒオドシチョウ 2014年3月25日 都下丘陵地
ヒオドシチョウは八王子市でも出ているはずだったのに見られなかったので、昨年見た丘陵地へリベンジに。
昨年と同じ場所でまず1頭確認。遠かった。
次に林道を歩いていると、高く低く、勢いよく飛んでいるのが目に入ったが、なかなか止まってくれず、一瞬遠くの切り株に止まったときにシャッターを切った。
さらに林道を歩いていると、何度が地面に降りてきた個体。かなり翅の縁が擦り切れている。
他にもう1個体見た。
今の時期、一斉に越冬明けの個体が活動し始めたようだ。
キタキチョウもいたが、撮るチャンスがなかった。
また、羽化個体のモンシロチョウを今季初めて目にしたが、これも撮れなかった。
最後に、黒っぽく見える小さな蝶が何度か飛んでいるのを目にしたが、ぜんぜん止まらず、遂に正体を確かめられないまま終わってしまった。
大きさや動きから、コツバメだったのではないかと思う。