3月の井の頭公園は、あまりかんばしくなかった。
そんななかで、最後(多分)のフユシャク、トギレフユエダシャクが見られたのは、収穫。
これは、公園では初記録だ。
↓トギレフユエダシャクのオス 2014年3月12日。井の頭公園
トギレフユエダシャクは、その後3月17日にも見られた。
どちらもオスだったので、なんとかメスも見たいと探したが、結局見つけられなかった。
これで、公園での通年のフユシャク記録は14種となった。
↓トビモンオオエダシャク 2014年3月15日 井の頭公園
ちょっと翅が伸びていないような感じで、模様もはっきりしないが、大きなお腹をしているので、メスかもしれない。
春の大物の蛾と言えば、これとオカモトトゲエダシャクなのだが、今年はオカモトトゲエダシャクは見ないで終わりそうだ。
↓アトジロエダシャク 2014年3月21日 井の頭公園
初見の日は3月16日だった。その後同じ場所に3匹かたまって見られた日もあり、20日ごろが羽化ラッシュのピークだった。
↓アトジロエダシャクの交尾 2014年3月25日 井の頭公園
↓マエアカスカシノメイガ 3月19日 井の頭
マエアカスカシノメイガは、真冬でも見られる時がある蛾なのだが、この個体はとてもきれいなので、羽化個体なのかもしれない。
↓ウスベニスジナミシャク 3月17日 井の頭
これも毎年この時期に必ず現れる蛾。どうして薄紅なのか、名前が納得できない。
↓ホソバキリガ 3月14日 井の頭
春はキリガも多く見られるのだが、今年は不作。
↓スモモキリガ 同日
翅が乱れている個体。
↓マユミトガリバ 3月23日 井の頭
写真がよく撮れなかったが、これは井の頭では初見。
おまけ:蛾ではない。
↓コミミズクの幼虫 3月22日 井の頭
コミミズクの幼虫は、12月~2月までに見たものはもっと茶色いのだが、3月~4月には、このように緑色を帯びてくるように思う。