3月からこれまでに目にしたチョウの幼虫から。
まず、本日見たウラナミアカシジミの幼虫。
↓ウラナミアカシジミの幼虫。2014年5月6日。玉川上水縁三鷹区域
この幼虫は例年、擬木柵を這っている状態で目にしてきた。
たぶん、柵の傍に生えている食樹から落下した個体だと思われる。
今回は、近くにコナラの木があり、柵に覆いかぶさるように枝が伸びていたので、幼虫をその枝に乗せてみた。
しばらく別の場所を観察した後、再びその枝をチェックしてみると、こんな状態だった。
普通はこのように葉裏で休んでいるのだろうか。
もう1匹、擬木柵の裏側に張り付いた幼虫がいた。
体に黒い傷のようなものがあるので、寄生されているのかもしれないが、もう一つの特徴として、背中の突起の茶色い模様がない。
もしかしたら、前蛹状態になった個体かもしれないと思い、家に帰ってネットで調べてみた。
なんとなく、これに似たような写真が見つかり、やはり前蛹の可能性がある。
寄生された個体なら、無事に蛹になれるかどうかわからないが、今後様子を見てみたい。
もうすぐ、ゼフィルスの季節がやってくる。
次にテングチョウ
↓テングチョウの幼虫 2014年4月29日 井の頭公園
テングチョウは、もちろん井の頭公園で見られる蝶だが、幼虫は玉川上水の少し下流域でしか見たことがなかった。
この個体はじっとしていて動く気配がなかったので、もしかしたらと少し時間がたってからまた見に行ったら、案の定脱皮していた。
テングチョウの幼虫は、4令までは脚などが茶色をしていて、5令になると黄緑色になるようなので、これでもう終齢なのかもしれない。かなり小さいが、これから一気に大きくなるのだろうか。
5月5日の時点ではまだ生きていたので、ぜひ蛹になるまで観察したい。
その他、ゴマダラチョウの幼虫 2014年4月16日 善福寺付近の駐車場にて。
ツマグロヒョウモンの幼虫 2014年4月16日 自宅の庭にて
4月のこの時点で終齢に近い大きさに育っているということは、幼虫越冬したのだろうか。
アサギマダラの幼虫 2014年3月23日 高尾
高い位置だったので、ちょっとぼけてしまった。
この幼虫も、なんとか無事に幼虫で越冬したのだろう。
その後見に行っていないが、高尾で果たして成虫まで育つのだろうか。