ここのところ4月の陽気という日が続いている。
そろそろモンシロチョウが羽化してくるのではないかと思っているのだが、私はまだ見つけられない。
そんなある日(3月17日)、観察仲間とちょっと遠出した。
汗ばむような陽気の中、成虫越冬蝶たちが、次々と目の前に現れる。
一番多いのは、やはりテングチョウ。
初めは今年の初見と思って撮っていたが、だんだん「テングチョウか」と撮らなくなった。
翌日、MFの井の頭公園でもテングチョウを見た。
木の枝の先に止まっては飛ぶ占有行動をとっていた。
実はその前にも同じ場所で蝶が飛んだのを目にしたのだが、たぶんテングチョウだったのだろう。
ルリタテハ
ルリタテハも何頭か飛んでいた。
翅を広げて日光浴したり、桜の花の蜜を吸ったりしていた。
キタキチョウ
オオイヌノフグリで吸蜜中
ムラサキシジミ
アセビの花に来ていたのだが、あわてて撮ったので設定が合わず、ぶれぶれ、白とび写真になってしまった。
しかし、花に来ているは珍しいのであえて載せておく。
そして、うれしかったのは、ヒオドシチョウ
昨年はヒオドシチョウが多かったが、今年も多く見られるだろうか。
この個体は、地面に口吻を伸ばしている。
ミネラルを補給していのだろうか。
その他、キアゲハもたくさんいた(前回取り上げたので画像は省略)。またアカタテハも見られたが、写真は撮り損ねた。
そろそろスプリング・エフェメラルたちの噂も耳にする。
忙しくなりそうだ。
追記:
たくさんの成虫越冬蝶の活動開始を見たので、この日の帰り、MFの越冬蝶ウラギンシジミはまだ越冬場所にいるかどうか確かめた。
その日の夕方は、まだ同じ場所にいた。
しかし、翌日また立ち寄ってみると、既に姿はなかった。
無事越冬を終え、ついに活動を始めたのだろう。