チョウのブログのようになってしまったが、ゼフィルスの季節なので、もう少し続ける。
ミドリシジミは、地元にはいない。
ハンノキはあるし、自転車で行ける範囲の近隣の公園にはいるのはなぜだろうか。
今年はゼフィルスの当たり年らしく、いつもミドリシジミを見に行く近くの公園でも、幼虫が多く見られるという。
幼虫はまだみたことがなかったので、どんなものか知りたくて見に行ってみた。
↓ミドリシジミの幼虫 5月5日
幼虫は葉を食べる時以外は、ハンノキの葉を綴ってその中に身を隠している。
綴られた葉の形が餃子みたいだと言われている。
その中の一つだけを開けてみたのが上の写真。
↓餃子状の幼虫の巣
巣は、幼虫の成長に合わせて移動していくようで、空っぽのものも多くあった。
この日ちょっと嫌な思いをしたのは、若い男の子がやはりハンノキの葉をチェックしているのに出遭ったこと。
様子を見ていると、手の届く範囲の巣をことごとくチェックしている。
そして、あとで聞いた話では、軒並み幼虫が採られてしまったそうだ。
いろいろ総合すると、幼虫を持ち返って育て、メスの翅の色違い4種をそろえるためらしい。
ミドリシジミの成虫は、違う場所で見た。
↓ミドリシジミの成虫 6月2日
久々にきれいなオスの開翅が見られたのはラッキーだった。
しかし、実は私はメスの開翅は、4種どころか、一度も見ていない。
それでも、自然状態で偶然に見られた時の喜びは、勝手に幼虫を採取して得るのと比べたら、格段に大きいと思う。
ウラゴマダラシジミは、2013年に初めて見ることができたゼフィルスだった。
イボタノキが食草なので、それが比較的多くあり、かつある程度自然度が高い場所でないと見られないようだ。
今年は成虫は今のところ1個体しか見ていない。
↓ウラゴマダラシジミの成虫 5月27日
けれど、ここはイボタノキがたくさんあって、みき♂さんが蛹を撮っている場所なので、私も探してみた。
↓ウラゴマダラシジミの蛹
慣れてくるとかなりの数が見つかって、ここはなかなかの繁殖地だとわかる。
しかし、いくつかの蛹は変な色に黒ずんでいたり、穴があいたりしていて、やはり寄生されたものも多いようだ。
来年はチャンスがあれば、幼虫も見たいし、よく探せば卵も見つかるかもしれない。