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公園昆虫記

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地元のアゲハ3種

地元で見られるアゲハは、ナミアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハ・キアゲハ・アオスジアゲハ・ナガサキアゲハ・ジャコウアゲハ、それにここ何年かはモンキアゲハも加わってきて8種になっている。

モンキアゲハ

2015年6月29日 井の頭公園
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2008年~2011年ごろは、だいたい9月中旬ごろにぼろぼろの個体を目にすることが多かったので、どこか他所で生まれた個体が、流れてきたのではないかと思っていた。

それが、2013年ごろから、7月のボタンクサギが咲くころその蜜を吸いにきていること、毎年だいたい同じ場所で見られることなどから、かなり近い場所で繁殖しているのではないかと感じ始めた。
今年のモンキアゲハは、翅が千切れていないきれいな個体だったので、ますます近隣繁殖の可能性が高まったと思う。それはどのなのだろうか。

この個体が見られた場所は、黒いアゲハ類(クロアゲハ・ナガサキアゲハ)が好む場所で、あたりはそれらの蝶道になっていると思われる。この場所で休憩しては蝶道を巡回し、他のアゲハ類とテリトリー争いをする。ナガサキアゲハがメスを追いかけたり、交尾したりするのを目撃したのもこの場所だ。

話は遡る。

キアゲハ

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このキアゲハは、2015年4月27日、庭で撮ったもの。
キアゲハとアゲハは遠目では見極めにくいし、いつも庭を観察しているわけではないが、庭にキアゲハが来るのは珍しい。
庭にはアゲハ類の食草となる山椒の木があるので、ナミアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハ、それにナガサキアゲハも現れたことがあるが、キアゲハの食草になるせり科の植物は生えていない。
どこか近所で羽化した個体が蜜をもとめてやってきたのだろうか。きれいな個体だった。

カラスアゲハ

2015年7月7日 井の頭公園
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家の庭にもヒメヒオウギズイセンが咲くころとなり、ふと見るとクロアゲハが吸蜜に来ていたので、あわててカメラを構えたが、間に合わなかった。
それで、井の頭公園に出向いたとき、アゲハ類が来るかなとこの花が咲いているところに行ってみると、予想たがわずカラスアゲハが来ていた。
この写真を撮る前に、暗いところで他の昆虫を撮っていたので、感度を目いっぱいあげていたまま撮ってしまったので、失敗。あわてて設定を戻して待ったが、そのあとはずっと巡回していて止まらなかった。

ヒメヒオウギズイセンはかなりはびこるタイプの花だが、アゲハ好みの花ではある。
by 2008oharu | 2015-07-10 08:32 | | Comments(2)
Commented by クプクプ at 2015-07-13 10:36 x
お世話になっております。キアゲハの春型は羽化時期が一致するせいか、個体数が多いですね。ツツジの花によく来ます。夏型は奥武蔵の山の頂上でよく見た記憶があります。夏型は平地にはいないのかと思って検索したら、そんなことはないようです。初夏に幼虫を見ますしね。
Commented by 2008oharu at 2015-07-27 19:12
クプクプさん、コメントありがとうございます。こちらでは、キアゲハは春・夏問わず見られますが、見られる場所は他のアゲハ類とは少し違います。食草が違うからだと思います。