新年おめでとうございます。
昆虫たちには暮れも正月も関係ない、というわけでもないが、私自身が暮れだから正月だからと観察を休むとかえって落ち着かないので、元旦にもちょっとフィールドを回ってみた。
越冬中のウラギンシジミは残念ながらどんどん減ってきている。
少なくとも昨年から押さえておいたポイントには次々といなくなった。
最盛期には11頭いたのだが、現在つかんでいるのは6頭だけだ。
まだ春は遠い。どれだけのウラギンが無事に春を迎えられるのだろうか。
ムラサキツバメ(含むムラサキシジミ)の集団は、暮れには3か所見つかっていた。
それが今日(2日)には、なんと1か所になってしまった。
その1か所に少なくとも8頭(もしかしたら9頭)集まっている。
移動したのならいいのだが。
この冬はかなりの暖冬なので、越冬状態が不安定になっているのだろうか。
フユシャクはあいかわらず少ない。クロオビフユナミシャクのメスも見ないで終わりそうだ。
アオモンツノカメムシは、今現在も成虫越冬しているものと、卵越冬しているものがいる。
暮れにうろついていたキボシカミキリは今日もうろついていた。
これも暮れに見かけたスカシカギバの幼虫2頭。こんな場所で越冬し続けるのか。
それぞれ、今年も継続観察していきたい。