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公園昆虫記

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5月の蛾の幼虫から 2017年編


5月は幼虫の季節だ。それを餌に小鳥たちは子育てに励む。
たまたま目についた蛾の幼虫をいくつか。

アヤモクメキリガ
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イタドリについていた。都内。きれいな幼虫だが、地元では見られない。成虫も生息していないのだろう。

ヒメヤママユ
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地元ではオオミズアオ以外のヤママユガは見たことがないので、この幼虫も当然いない。都内の低山地・丘陵地などでみかける。

シャチホコガ
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この蛾は地元の公園でもよく見かける。上の幼虫は地元産。下は都内別所。コナラ・ケヤキ・エノキなど、様々な樹木で見られる広食性。幼虫はエイリアンのように奇怪な形状をしているが、遠目に見ると枝に枯葉が引っ掛かっているように見えないこともない。成虫は地味。

オオアオシャチホコ
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同じシャチホコガの仲間だが、こちらは地味。終齢間近になるとあちこちうろついているのがよく目につく。地元産。多い。


マメドクガ
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これでもか、というほどに毛束だらけだが、毒はないそうだ。ドクガの仲間で注意すべきはむしろ地味な毛虫かもしれない。

今年はプチ遠征先のあちこちでドクガの幼虫を目にした。(写真を撮り忘れた。)多い年なのだろうか。ドクガそのものは、地元では今のところ見つけていない。

地元のドクガたち。
ヒメシロモンドクガ
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これはまだ中令ぐらい。終齢になると、マメドクガのように毛束だらけになる。地元ではよく見られるドクガだ。(毒はないとされている。)

モンシロドクガ
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ヒメシロモンドクガとよく似ていてややこしい。ネットで見ると毒があると書かれていることもあるが、「イモムシ・ハンドブック」によれば、毒はないらしい。でも、確かめてみる気はしない。

キアシドクガ
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右が終齢幼虫、左が蛹。今は成虫の時期。昼行性の蛾なので、モンシロチョウと見紛う。毒はない。

地元で一番注意すべきドクガはチャドクガだ。

ビロードハマキ
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地元産。成虫はとても派手だが、幼虫は地味。ハマキガなので、成長過程では葉を巻いてその中に隠れている。ハマキガの中では大きい。終齢だろうか。

シロヘリキリガ
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地元産。幼虫は派手なのでよく目につくが、成虫は地味なので見落としている。

スカシカギバ
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鳥の糞に擬態しているといわれる幼虫。昨年地元で立派な成虫を見た。今年も無事に成虫になってほしい。

アトジロエダシャク
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成虫は早春に出るが、この時期すでに幼虫もし終齢になっているようだ。
シャクガ類は、フユシャクの幼虫(特にチャバネフユエダシャクが目立つ)やニトベエダシャクもよく目についた。

トビモンオオエダシャク
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成虫は見逃したが、幼虫がいたので、地元でも命をつないでいることがわかる。

きりがないので、このへんで打ち止め。













by 2008oharu | 2017-06-02 10:17 | | Comments(0)