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公園昆虫記

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ハッチョウトンボ

ハッチョウトンボは、体長2cmほどの国内最小のトンボだ。そういうトンボがいるということはもちろん知っていたし、どんな色形のトンボなのかは、図鑑やネット上の画像で知っていた。しかし、近場のフィールドでは見られないので、まさか実物を見る機会が訪れると思っていなかった。

そんなとき、ヘムレンさんが見られる可能性がある場所に案内してくれることになった。1回目は、残念ながら見ることができなかったが、2回目別の場所でついにそれを目にすることができた。

オスのハッチョウトンボ
ハッチョウトンボ_d0146854_07413571.jpg
全身が真っ赤に見えるので、たまにネット上でショウジョウトンボをハッチョウトンボと間違えている人がいるらしいが、写真では大きさが分かりにくいので、間違えるのだろう。それで、直径1cmの1円玉を傍に置いて大きさを比較して見せる人もいるくらいだ。

よく見ると、複眼や胸の下の部分は黒い。
ハッチョウトンボ_d0146854_07461106.jpg
ハッチョウトンボのメス
ハッチョウトンボ_d0146854_07472443.jpg
こちらは独特の色模様なので、見間違えることはない。しかし、オスほど目立たないので、初めはなかなか見つけられなかった。

気温が上がると、ショウジョウトンボなどのように、腹の先を上にあげて止まる。しかし、それほど暑くなかったせいか、完全な逆立ち状態にはならなかった。

メスの逆立ち
ハッチョウトンボ_d0146854_07500168.jpg
オスの逆立ち(角度が悪い)
ハッチョウトンボ_d0146854_07500560.jpg
メスがハエのようなものを捕食している。ちょうど顔の部分に草の前ボケがかかってしまった。
ハッチョウトンボ_d0146854_07514386.jpg
最後に交尾
ハッチョウトンボ_d0146854_07520557.jpg
これも真下の位置だったので、角度が悪い。オスとメスが絡んだように思ったら、この位置に止まり、角度を変えて撮る暇もなく交尾を解いてしまった。メスは交尾後単独で打水産卵するそうだが、それは見られなかった。

この場所にはハッチョウトンボがかなりの数がいた。ちょうど発生のピークだったのかもしれない。
まさかハッチョウトンボを撮る機会があるとは思っていなかったので、ヘムレンさんに感謝感激です。









by 2008oharu | 2017-07-09 07:58 | 蜻蛉 | Comments(2)
Commented by HemlenK at 2017-07-09 21:46
綺麗に撮れましたね(*^^*)
昔、最初に見たとき、とにかく驚きと感動を覚えたのを思い出します。ほんとに♀の見つけにくさと言ったら(^^;はじめの年は♀を見つけられず、2年がかりでした(笑)
発生地はどんどん見つかり、意外と多いようですが、見過ごされていたのでしょうね。
とはいえ、環境に左右されやすいトンボ、いつまでも残ってほしいですね(^-^)/
Commented by 2008oharu at 2017-07-10 10:12
ヘムレンさん、本当にお世話様でした。ハッチョウトンボを見る機会があるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。あの場所もとてもよいところですね。遠くなければたびたび行きたいと思いました。