今年はクロコノマチョウが多いかもしれない。地元で成虫を久しぶりに複数個体見たし、他所でもよく目にする。また、観察仲間の方もあちこちで見たと言っている。
地元三鷹市の公園にて
薄暗いのでフラッシュを使うと
ちょっと目が不自然に光ってしまう。
クロコノマチョウは薄暗いところが好きだし、成虫は地味なので見てもあまり注目しないことが多い。(幼虫はかわいいので人気だが)
今年はこんなシーンも撮れた。(東京都)
柿に来たクロコノマチョウ。薄暗い曇天でシルエットになってしまうので、ここでもフラッシュを使って見たが、時すでに遅く、頭の見えないシーンになってしまった。
寒空の中、ずっとこの体勢で柿の汁を吸っている模様。
同じ場所でもっと天気の良い日にまたクロコノマチョウを見た。
ずいぶん色が違う。
この日はフラッシュを使わずにかなり近くで撮れたので、拡大してみた。
胸の部分から翅の付け根部分が、まるで絨毯のようにもふもふになっている。鱗粉というより毛でできているような感じ。今まで、これほど翅がもふもふしているのには気づかなかった。この丈夫そうな翅で冬を乗り切るのだろうか。
この公園のジュズには、まだ羽化していない蛹もあった。
見慣れたチョウでも、よく観察してみると、いろいろ発見がある。