クロスジフユエダシャクの出現が終わった後に出てきたフユシャクたち
クロオビフユナミシャク
クロオビフユナミシャクは今季、クロスジフユエダシャクがまだ飛んでいる12月上旬から見られるようになった。こちらは夜行性なので、昼間は擬木柵や建物の壁に張り付いている。
メスも擬木柵や木柵にいることが多い。
フユシャクの中ではメスの翅がかなり大きいが、全体的にとても地味である。
やはり木柵や擬木柵にいるメスは産卵場所を見つけるのに苦労しそうだし、危険も多い。
たぶん、それと知らずに人間につぶされてしまったと思われるメス。卵がお腹からはみ出している。
イチモジフユナミシャク
12月下旬になって見られるようになった。オスは建物の中にいることが多い。
薄い緑色をしたメス。メスは擬木柵などで見つかることが多い。
緑色がもっと薄い黒化した個体もいるようだが、今年見た3個体はみなきれいな色だった。オスの地味な翅の色と比べて、メスがきれいなのが不思議。
チャバネフユエダシャク
今年のチャバネフユエダシャクの出現はちょっと遅め。メスは12月25日に初見。
今日もう1頭見られた。チャバネフユエダシャクはなんといってもこのメスの色模様が特異。なんでこんな色模様をしているのだろうか。擬木柵にいると目立ちすぎるが、自然の木の幹などでは目立たないのだろうか。
今年はオスも出現が遅く、しかも数が少ないようだが、これからかもしれない。
他に、ウスバフユシャクのオス(12月20日にもう出現した)やシロオビフユシャクのオス(12月28日)も出てきたが、雌雄が揃ってから取り上げることにする。