例年晩秋は忙しい。ミノウスバ・ウスタビガを確認したら、次は冬尺、そして越冬蝶たちの越冬場所も確認したい。
越冬蝶たち(ウラギンシジミ・ムラサキツバメ・ムラサキシジミ)は、毎年だいたい同じところで越冬するので、その時期になると、蝶たちの動きをチェックする。
ウラギンシジミの場合
11月に入ると、日当たりのよい南に面した常緑樹のあたりを飛び回るようになる。いかにも越冬に適した場所を探しているように見える。その姿を目で追って、止まって動かなくなれば、越冬場所になる可能性が強い。
飛び回るウラギンシジミの♂(11月3日)
しかし、今年はいつもの場所でなかなか越冬場所が決まらなかった。そのうち、お仲間がいつもと違う場所で越冬態勢に入ったウラギンシジミを発見。
12月1日のウラギンシジミ
12月2日は並んで止まっていた。
そして、新年を迎えた今、2頭は無事に同じ場所にいる。
結局いつもの場所でも次々と5頭見つかったが、年を越す前にいなくなっていまったものもあり、無事に同じ場所で新年を迎えたのは2頭のみ。(私が確認した範囲では。)
この2頭は今も健在。
そのほかにも全く違う場所で最近みき♂さんが見つけた個体もいる。園内をくまなく見ているわけではないので、きっと無事に年を越した個体はほかにもいると思う。3月中旬ぐらいまで、もうひと頑張りしてほしいところだ。
つづく