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公園昆虫記

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春のチョウたち(地元編) 2020

今年は暖冬だったので、モンシロチョウの羽化も早いだろうと予想していたが、予想にたがわず、2月24日に飛んでいるのを確認した。
けれど、元気に飛び続けるので写真は撮れずじまい。
その後も何度も飛んでいるのは見たが、撮れないまま。
やっと撮ったのは、1か月近く経ってから。しかも、地面に降りているのや、草に止まって休んでいるところだけ。
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次に見たチョウは、成虫越冬蝶のキタテハ(3月1日)
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次いでテングチョウ(3月3日)。昨年見た場所と同じなので、このあたりに越冬場所があるのかもしれない。テングチョウはあちこちで見られた。
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少し遅れて、成虫越冬蝶のキタキチョウ
なかなか止まらないので、写真に撮るのは苦労したが、この日何やら見覚えのある動きをしていたので、追ってみると、メスがいた。
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飛んでいたのはオス(翅がちぎれている)だったが、止まっているメスにアタックしている。
でも、メスに拒否されてしまった。

ムラサキシジミは、冬の越冬中からときどき飛んでいるのが見られる。
しかし、本格的に越冬明けしたのは、やはり3月も中旬以降だったと思う。
(ムラサキツバメは、ことも越冬明けを待たずにいなくなってしまった。)
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ツバキで吸蜜する越冬明けのムラサキシジミ
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そして、こちらは、首尾よく交尾成立
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この春、一番うれしかったのは、ヒオドシチョウだ。
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鳥見仲間の方が、「このチョウは何?」と撮った写真を見せてくれてびっくり。
ヒオドシチョウは数年前に大発生したことはあったが、その後じり貧になり、地元ではいなくなってしまったと思っていたからだ。
どこかで細々と越冬していたのか、それとも、他所からまたやってきたのか。
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ヒオドシチョウのいた樹は樹液の出ているコナラだった。
かなり長いこと樹液を吸い続けていた。
となりには、エノキもあり、樹液を吸った後、そちらへ飛んでいったので、今年は久しぶりに繁殖しないかなあと期待している。

この春地元では、まだルリタテハやアカタテハを見ていない。

その他の新生チョウ

ルリシジミ
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ベニシジミ
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春型のベニシジミは鮮やかだ。
ギシギシに止まったので、様子を観察すると、産卵しているようだった。
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あとで葉を点検すると、やはり卵があった。
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気温の上下が激しい3月だったが、チョウたちの春は順調に進んでいるようだ。





by 2008oharu | 2020-03-31 18:06 | | Comments(0)