エサキモンキツノカメムシ
↑卵を守るエサキモンキツノカメムシのメス。2008年7月1日。調布市の公園にて。
エサキモンキカメムシを久しぶりに見た。
こういう昆虫は、大量に発生してどこでも見られる年と、あまり見られない年があるように思う。
昨年はあまりこの昆虫を見かけなかった。
初め1匹見つけて、久しぶりとカメラを向けると、その側に交尾している2匹、
そして、別の場所に行ったら、この卵を守っているメスを見つけた。
今年は多いのかもしれない。
↑交尾するエサキモンキツノカメムシ。野川公園。2008年6月6日。
大きい方がメス。小さい方がオスで、オスのハート模様の方が黄色い。
エサキモンキツノカメムシは、なんと言ってもまずその背中のハート模様にひきつけられる。
初めて見たのは2003年9月23日、井の頭公園の動物園内で。
家に帰って、図鑑やネットで調べて、卵を守るカメムシだと知り、さらに興味がわく。
しかし、交尾をしているところや、少し大きくなった幼虫は見つけられても、
卵を守っている姿はなかなか見つけられなかった。
幸運は忘れた頃にやってくる。
カメムシは本来用心深く、近づくと気配を察知して、葉裏などへ逃げることが多いが、
このメスは、私が葉を引き寄せていろいろな角度から接写しても、微動だにしなかった。
さすがである。(同じ日の写真)
このカメムシの子守の様子は、
田中利秋さんの観察記録に詳しい。
とてもおもしろいので、ぜひ読んでみてほしい。