↑オオヤマトンボ。2007年7月26日。善福寺公園にて。捕獲したものを撮らせてもらう。
オオヤマトンボというトンボをこのとき初めて知った。
一見するとオニヤンマかと思ってしまうが、いくつかの相違点がある。
一つは大きさが少し小さい。
頭部と胸部に金緑色の光沢がある(オニヤンマにはない)。
顔面に上下2本の黄色い線が入っている。
腹の黄色い線の入り方が違う。
そして、オニヤンマは通常池にはいない。(川にいる)
↑オオヤマトンボのヤゴの脱殻。2008年7月21日。井の頭プールにて。
使われなくなったプールにどんな生き物がいるか観察する会のため、
下見をしたら、上のようなヤゴの脱殻を発見した。
4cmぐらいもある大きなものだ。
図鑑をみると、体型・大きさ・模様などから、オオヤマトンボのヤゴではないかと思われた。
しかも、この脱殻が数個見つかる。
オオヤマトンボはこんなところでも繁殖するのかと半信半疑。
↑オオヤマトンボのヤゴ。2008年7月27日。井の頭プールにて。
観察会の本番。プールの底を網ですくったら、いろいろなヤゴが捕れたが、そのうちの一つが生きているオオヤマトンボのヤゴだった。
いっしょに写っているのはコシアキトンボのヤゴ。
大きさの違いがわかる。
↓オオヤマトンボのヤゴの中令か。
同じくプールで見つかったヤゴ。左は翅がまだ伸びてきていないヤゴだが、体型や模様などから、オオヤマトンボの中令ぐらいのヤゴではないかと推測できる。
折りしも、プールの上を大きなトンボが2回ほど旋回していった。
それがオオヤマトンボであると確証はないが、可能性は高いと思う。
成虫のオオヤマトンボをぜひ見つけて撮りたいと思った。