カリバチたち他

ハチ続きで、今季出会ったカリバチを紹介

カタグロチビドロバチ
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公園の新しい木柵に小さなハチがいるので観察してみると、木に丸い穴が開いていて、その穴をせっせと塞いでいるところだった。しばらくするといなくなり、またやってきて作業を続ける。穴を塞ぐ泥を調達しに出かけていたようだ。穴は完全に塞がれ、ハチはいなくなった。
家に帰って調べてみると、穴の中にはハチが捕まえてきたガなどの幼虫が入れられ、それに卵が産みつけてあるらしい。もう少し早く気付いていれば、幼虫を運んでくる場面も見られたかもしれなかった。

オオシロフクモバチ
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マナティさんが見つけて観察していたので、一緒に見る。コゲチャオニグモを捕えたところ。(このクモバチは、もっぱらコガネグモの仲間を捕えるようで、以前オニグモを捕えたのを見たことがあった。)
少し離れたところで地面に穴を掘りはじめる。穴は獲物を捕ってから掘りはじめ、ときどき獲物をサイズを測りに戻ってくる。
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何度も獲物を調べては穴を掘るのだが、この時は穴の具合が気に入らないようで、この穴は結局放棄し、獲物をくわえてあちこちさまよっているのを追いかけたが、見失ってしまった。獲物を穴に入れるところが見られなくて残念。

オオモンクロクモバチ
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こちらは一番よく目にするクモバチ。以前はオオモンクロベッコウ(バッコウバチ科)と呼ばれていたが、黒い抜鉤色の蜂という名前は矛盾しているので、現在はクモバチ科となっている。よくコアシダカグモを狩る。これも穴まで運ぶところは見たことがない。

コトゲアシクモバチ
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ビジョオニグモを襲ったところ。このハチは昨年も見た。

その他クロアナバチも今の時期はよく見かけるが、なかなか写真には撮れない。
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こちらは以前の写真。草の隙間を巡回して、バッタやキリギリスの仲間を捕獲する。やはり地面に穴を掘って獲物を入れ、卵を産みつけて幼虫の餌にする。

また、スズバチも見かけるが、今季は写真を撮っていない。

カリバチたちは結構種類が多く、気が付かないところでせっせと狩をしているようだ。

おまけ:
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ヤマトアリバチモドキ
結局アリなのかハチなのか、はっきりしてほしいと言いたくなるような名前だが、ハチの仲間。メスは翅がなく、アリそっくりに見える。普段は目にしてもアリだと思ってスルーしてしまいそう。どういう生態なのかよくわからない。






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# by 2008oharu | 2018-09-10 19:02 | | Comments(0)

リリモンハナバチ他

ルリモンハナバチを最初に地元の公園で見たのは2011年のこと。その時は、こんな青い色をしたハチがいるのだなぁと思っただけだったが、最近「幸せを呼ぶ青いハチ」などと言われて、ちまたでも大人気になってきたので、むしろそのことにびっくりしている。
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見始めたころは、キツネノマゴやキバナコスモスによく来ると思っていたが、昨年あたりからこのアキノタムラソウにもよく来ることがわかった。
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2日間に渡って観察したが、同じような写真ばかり撮った。アキノタムラソウの花の中へ口を差し入れて蜜をすっている。
他のハチに労働寄生(他のハチの幼虫の餌に卵を産み付けて自分の幼虫の餌にしていまう)すると言われているハチだが、あいかわらず花で蜜を吸っているシーンしか観察できていない。

もう1種、ハラアカヤドリハキリバチという長ったらしい名前のハチが同じころに現れる。こちらは名前の通り腹が赤い色をしているのだが、生態席には似ていて、やはり労働寄生するのだそうだ。
今年は、こちらの方はよい出会いがなく、酷い写真しか撮れなかったが、一応見たという証拠に。
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# by 2008oharu | 2018-09-08 22:37 | | Comments(0)

8月の蛾から 2018

8月もどこへも遠征に行かなかったので、すべて地元の公園で目にしたもののみ。

オオスカシバ

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アベリアでの吸蜜は定番だが、ムクゲでも吸蜜するのは初めて見た。

ウンモンスズメ
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きれいな状態ではないが、この夏ほとんどスズメガを見ることができなかったので、貴重。

クチバスズメ
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こちらは、三輪さんが見つけた個体を見せていただいたもの。善福寺公園にて。

アカエグリバ
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高い位置にいたが、これも見られただけでもうれしい。

マエキトビエダシャク
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壁があまりに汚れていたので、ちょっと修正したら、不自然になってしまった。

キノカワガ
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かなり緑がかっている個体

キノコヨトウ
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樹に幹にとけこんでいる。

シバツトガ
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マエキリンガ
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横転させている。

ここ数年毎年見ているコシアカスカシバを、今年はついに見ないで終わりそうだ。発生木が変化してきたのか、気候のせいか。抜け殻は数個あり、成虫を見た方はいる。来年の様子をみるしかない。
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コシアカスカシバの抜け殻。

この夏は、モンクロシャチホコの成虫もみていない。気候のせいなのか、地元の公園の環境の変化のせいなのか、これも他の公園の動向や、今後の推移を見守る必要がある。





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# by 2008oharu | 2018-08-30 23:15 | Comments(0)

大量発生したヤブヤンマ

今年の上半期の最大のトピックスは、ヤブヤンマの大量発生だった。

5月10日のこと。鳥観仲間の方がトンボがぶら下がっているというので見てみると、ヤブヤンマのようだった。

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2頭いて、どちらもヤゴの抜け殻の傍にぶら下がっている。すでに腹も伸び翅もきれいに広がっているが、ここで羽化した個体に違いない。あたりを探してみると別の場所にヤゴの抜け殻があと2つみつかったので、少し前から発生が始まっていたのだろう。

ここは2~3年前に作られた人工的な池で、ヤブヤンマがこの池から発生したのは初めてだったのではないかと思われる。

その後気になって時々チェックしてみたが、驚いたことにヤブヤンマの羽化は次々と続き、7月8日までの間に私が確認しただけで20頭以上が羽化してぶら下がっていた。

草地でも羽化
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フェンスでも羽化
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腹の先が水に浸かっている場所で
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中には羽化に失敗して固まってしまったものもいた。

この枝は羽化時に好まれる枝のようだ。抜け殻がいっぱい重なっている。
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抜け殻に着目してみると、さらに多くの数が羽化していたことがわかった。
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フェンスにも20個ほどのヤゴの抜け殻がついている。全部を総合すると、この池から羽化したヤブヤンマは少なく見積もっても50頭はいたようだ。

羽化したてのヤブヤンマは未成熟で、成熟するまで別の場所へ移動して餌などを捕っているのだろう。近くの広場で大きめのヤンマが飛び回っているのを目にしたことがあるので、それがここで羽化したヤブヤンマだったのかもしれない。

6月も下旬ごろになると、池を周遊するヤブヤンマの姿が見えるようになった。成熟したオスがメスを探しに来たり、メスが産卵しに来たりしているようだった。

産卵するメス(6月26日~7月22日)
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ヤブヤンマは直接水中には産卵しない。岸辺の土の中などに産卵する。

周遊後休むオス
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ブルーの目が美しい。

ヤブヤンマはそれほど珍しいトンボではないが、1か所からこれほど大量に発生したということには驚かされた。たぶんこの池が新しくできたものだったので、競争相手も天敵もいない状態で、昨年産み付けられた卵の生存率が非常に高かったのだろう。

この池から発生したと思われる水生昆虫(幼虫時代を水中で過ごす昆虫)もこの春大量に発生していた。(セスジユスリカ・カゲロウの仲間・トビケラの仲間など)これらは、ヤゴの餌になっていたと思われる。
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今後、ヤブヤンマの生息数はどのように推移していくのだろうか。競争相手や天敵が増えていって、大量発生は収まっていくのではないかと推測はできる。
生態系の推移を考えていく上でとても面白い現象だった。









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# by 2008oharu | 2018-08-17 10:23 | 蜻蛉 | Comments(2)

7月の蛾から

猛暑の7月。旅行へ行ったり、外出を控えたり、そしてフィールドにほんとうに蛾が少ないなどの結果、あまりめぼしい成果はない。

オオアヤシャク(7月31日)シャクガ科アオシャク亜科
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7月に見た一番大きい蛾(笑)
あとは、ちびちびした蛾ばかり。

ミツボシツマキリアツバ(7月8日)ヤガ科
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翅を閉じているところが見られた。

アオフトメイガ(7月8日)メイガ科
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サクラマルモンヒメハマキ(7月8日)ハマキガ科
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モトキメンコガ(7月1日、8日)ヒロズコガ科
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交尾しているところが見られた。

プライヤエグリシャチホコ(7月26日)シャチホコガ科
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オオシマカラスヨトウ(7月8日)ヤガ科
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あちこちで見られたが、これは腹の模様がはっきり見えたのでナンカイカラスヨトウではないとわかった。

あとはスズメガも見ていない。(千切れた翅はあった)
すでにヤママユガも出始めているもようなので、気があせる。


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# by 2008oharu | 2018-08-03 10:07 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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