カテゴリ:甲虫( 72 )


タマムシあれこれ

ヤマトタマムシは間違いなく美しい。しかし、なかなか目線の高さで見ることがかなわない昆虫である。
私が地元で初めてタマムシを見たのはかれこれ10年以上前のことだが、その時も遥か遠くの木から木へ飛んでいくところだった。それ以外は、たいてい死骸だったり、羽化不全だったり、もっと酷い時は翅だけだったりすることが多い。下の写真は以前のやらせの写真である。つまり捕まえたタマムシを近くの葉の上にのせて撮ったというわけ。
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今年も、初めてタマムシを見たのは足元近くから急に飛びだして、遥か向こうの木の上に止まったものだった。
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これ以外は、生きたタマムシをまだ見ていない。
そんなある日、朽ちかけた木の切り株をチェックしていたとき、ふと目に留まったものがあった。玉虫色に光る物体だ。
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よく見ると、中身を食べられてしまったタマムシの遺骸のようだ。お仲間と掘り出してみる。
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頭と胸がない。近くに胸の部分は転がっていた。
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タマムシの幼虫は朽木の中で育ち、中で羽化して出てくる。きっと穴から出ようとしているときに、鳥などに襲われたのだろう。その切り株をもう一度よく見ると、あちこちに穴が開いているので、タマムシが他にも羽化したものと思われる。
無事に出てくるところを見たかった。

こちらはウバタマムシ
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やはり食樹である松の切り株の根元付近にいた。そして、あたりにはこれもまたたくさんの穴が開いている。羽化あとに違いない。

おまけ:
タマムシにはいろいろな種類があることがわかったのも、観察を続けてきたおかげである。

こちらはムネアカナガタマムシ
コメントでケヤキナガタマムシとご指摘いただき、訂正しました。
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名前の通り長い。ナガタマムシの仲間にはやはりきれいな色をしたものがいる。
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以前に撮ったシラホシナガタマムシと思われるもの。

チビタマムシの仲間も小さいがよく見るとなかなかきれいだ。
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ヤノナミガタチビタマムシか。
この夏もタマムシコレクションを増やしたい。





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by 2008oharu | 2018-07-10 14:46 | 甲虫 | Comments(4)

カミキリムシ3種

ベニカミキリ

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プチ遠征先でクリの花をチェックしていて見つけた。クリの花粉まみれで交尾中。地元では見られないカミキリムシだ。

ラミーカミキリ
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5月下旬地元にて。以前は地元にはいなかったカミキリムシだが、ここ何年かは毎年目にするようになり、すっかり定着した感がある。

クワカミキリ
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6月中旬地元にて。毎年地元のクワで発見してきたが、このクワカミキリはクワではない樹にいた。かじっているので、この樹も食べるようだ。何の樹かチェックし忘れたが。

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by 2008oharu | 2018-06-28 09:19 | 甲虫 | Comments(0)

ブドウハマキチョッキリ

ブドウハマキチョッキリは、ゾウムシ科チョッキリ亜科ハマキチョッキリ族に属する甲虫で、「ブドウ類の葉の展開に合わせ遅く出現し、盛夏の炎天下でも活動する。」(オトシブミハンドブックより)

ブドウハマキチョッキリのメス
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ブドウハマキチョッキリのオス
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オスは前胸の先に棘状の突起がある。

作る葉巻はこんな形(エビヅルにて)
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1枚の葉だけで葉巻を作る。

メスが葉柄に切り込みを入れて葉を萎れさせる作業を始める。それを目ざとく見つけたオスが近づいてくる。
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オスは作業中のメスにマウンティングして交尾
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そのままの体勢でメスの作業は続く。葉を脚で押さえて引き寄せ、巻いていく。
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単独で作業しているメスもいる。
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普通オスは、メスを他のオスから守るだけだと思われているが、マナティさんの観察では、時にはメスと共同で巻く作業もしていたそうだ。

このオスは何をしているのだろう。
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エビヅルは地元の公園にも生えているが、残念ながらブドウハマキチョッキリは見つかっていない。どんな条件の違いによるのだろうか。

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by 2008oharu | 2018-05-25 10:49 | 甲虫 | Comments(2)

オトシブミ・チョッキリ2018

エゴツルクビオトシブミ
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今年は4月7日にすでに作り始めているのを発見。お仲間に教えてもらって気付いたので、もっと早く出現していたのだろう。記録的早さだ。今年の春の気温の異常高下の影響だろうか。

カシルリオトシブミ
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カシルリオトシブミが地元の公園にいることは何年も前から知っていたのだが、いつもイタドリとかエビヅルなどでお食事中の場面ばかりしか見られず、いったいどこでどの食草で繁殖しているのか突き止められなかった。昨年あたりから、フジの葉でも見られることがわかってきたが、今年になってお仲間がついにそのフジで揺籃を発見した。
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見上げる形なので、わかりにくい写真になってしまったが、揺籃が切り落とされないで垂れ下がっている。あたりのフジの葉には、切り落とされたあともいくつか残っていた。これでやっと繁殖場所の一つが解明された。

ウスモンオトシブミ
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プチ遠征先で、キブシについているオトシブミを見つけたのは、2012年のことだった。いくら探してもあたりに製作者の姿はない。時期がもう終わっていたのだろう。図鑑等で調べてキブシにつくオトシブミはウスモンオトシブミだとわかった。その後、その場所へ行くたびになんとなく製作者の姿を探すも、何年も見つけられなかった。今年も足を運んだついでに、半ば単なるルーチンとしてキブシに目をやると、なんとオトシブミの姿があるではないか。
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高いところにたった1匹だったが、6年ぶりにやっと出遭えて、うれしかった。

アシナガオトシブミ
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ウスモンオトシブミを発見した同じ日、コナラの葉の上に一瞬飛んできて止まったオトシブミ。これも初見だ。あわててシャッターを押したが、すぐに飛んでしまって見失った。家に帰って図鑑で調べ、アシナガオトシブミであることを確認。初見だった。

ブドウハマキチョッキリ
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これは、観察仲間のマナティさんが苦労して探しだしたチョッキリ。情報を教えていただいて、私も初めて見ることができた。詳しい観察の様子はつづきで。




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by 2008oharu | 2018-05-23 11:53 | 甲虫 | Comments(0)

コニワハンミョウ・マメハンミョウなど

今年出会った初見の甲虫類から。

コニワハンミョウ
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9月5日、入笠湿原の帰りに寄った河原で、みき♂さんが見つけて教えてくれたもの。
ハンミョウの仲間は、今まで、いわゆるハンミョウとトウキョウヒメハンミョウしか出会ったことがなかったので、3種目に出会えてうれしかった。この場所にはとてもたくさんいた。

マメハンミョウ
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9月26日、ツマグロキチョウやシルビアシジミを探しに行った草原で目にした。ハンミョウと名がついているが、いわゆるハンミョウ科とは別の科で、ツチハンミョウの仲間だ。ツチハンミョウの仲間は、体内にカンタリジンという成分をもち、触れると皮膚に炎症を起こすらしい。この昆虫を目にしたとき、なんとなくネットか図鑑で見た記憶があり、スマホで調べて名前を突き止めることができ、触らずに済んだ。こういうときはスマホは役に立つ。「マメ」と名前についているように、マメ科の植物を食べる。チョウの食草のマメ科が生えた草原にいるのも納得。

ヒメツチハンミョウ
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ツチハンミョウつながりで、過去(2015年4月東京都)に見たヒメツチハンミョウを。ツチハンミョウの仲間は幼虫時代に「過変態」という特異な変態をするそうだ。いつかその辺の事情も調べてみたい。見た通り翅が小さく退化していて、飛べないようだ。

おまけ:カタグロトゲハムシ
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あまりにも酷い写真しか撮れなかったので、お蔵入りさせるつもりだったが、いつかちゃんと撮れるようにという自戒の意味で、載せておく。今年の5月、ゴマダラオトシブミを探しているときに、はるか頭上の栗の葉裏に止まっていた。これまでトゲハムシの仲間は見たことがなかったので、見られたことはうれしかった。



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by 2008oharu | 2017-10-04 09:20 | 甲虫 | Comments(0)

オトシブミ・チョッキリ2017 その他いろいろ

今年度、あちこちでちらっと見たオトシブミ・チョッキリは以下。

アカクビナガオトシブミ
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例年、ヤブザクラで揺籃を見ている。今年度は揺籃づくりに時期ではなかったようで、成虫♂のみ。

ヒゲナガオトシブミ
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こちらも例年アブラチャンで見ている。揺籃は切り落としてしまう。写真はオス。
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こちらはメス。食事中。

ヒメコブオトシブミ
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交尾中。イラクサ科で揺籃をつくる。

ヒメクロオトシブミ
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フジの葉に切り込みを入れて揺籃をつくりはじめるところ。ごく普通種だが、地元の公園では見つかっていない。

ルイスアシナガオトシブミ
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ケヤキなどで揺籃をつくる。
オス同士の戦いの様子を以前に動画で撮った。(揺れが激しい)

https://www.youtube.com/watch?v=i7uee7aHdP8&t=5s

ドロハマキチョッキリ
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ドロハマキチョッキリには色の変異がある。以前見たのは濃青色型(関東地方)だったが、今年は違う色のものを見ることができた。上の写真は赤銅色で、以前はトウキョウハマキチョッキリという別種に分類されていたそうだ。
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カエデの上にいるのは緑色型(東日本)。とてもきれいだったが、望遠レンズしか持っていない日で、風も強く、こんな写真しか撮れなくて残念だった。

ドロハマキチョッキリの揺籃
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イタドリにて。

グミチョッキリ
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グミチョッキリは、以前地元で見られていたのだが、ここ何年か見られなくなっていた。たいていグミの実がなっているころ、実で交尾・産卵しているのを観察してきたのだが、このときは、まだ実がなっていない4月だった。羽化するのは案外早いことがわかった。10匹はいたと思うが、その後あっというまにみないなくなった。どこへ行ったのだろうか。

クチナガチョッキリ
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クチナガチョッキリも以前は地元でたくさん見られた。ヒイラギナンテンの実が大きくなったころ、実の色にそっくりなこの虫が現れ、やはり実で交尾・産卵する。しかしやはりここ数年全く見られなくなった。今年はAさんが公園内の1か所で発見して教えてくれた。公園のあちこちのヒイラギナンテンをチェックしたが、その1か所でしか見られなかった。











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by 2008oharu | 2017-06-18 13:19 | 甲虫 | Comments(2)

オトシブミ・チョッキリ2017 ミヤマイクビチョッキリ

ゴマダラオトシブミを探しに行った栗林は、オトシブミ・チョッキリの宝庫だった。
初めに一人で行ったときは、とにかくゴマダラオトシブミを見つけたいと必死だったので、他の昆虫にはよく注意を払わなかったが、揺籃がいろいろあることだけは気づいた。

2度目はマナティさんと一緒にいったし、ゴマダラオトシブミはすぐに見つかったので、少し余裕をもって他の昆虫にも目を向けられた。

ミヤマイクビチョッキリ
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揺籃は棒状で、裁断線は長短の2本、クリやコナラで揺籃をつくる5mm以下のチョッキリ。
出来上がった揺籃。
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巻き始めている個体がいた。
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途中で中へ入っていったので、卵を産んだのかもしれない。
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しかし、この個体は途中で作業を止めてしまったので、中を見てみたところ、卵は見つけられなかった。
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脚を踏ん張って葉を引き寄せながら巻いていくのは、他のオトシブミ・・チョッキリと同じ。
ミヤマイクビチョッキリの揺籃づくりを見たのは初めてだった。


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by 2008oharu | 2017-06-17 10:03 | 甲虫 | Comments(0)

オトシブミ・チョッキリ2017 その2

カシルリオトシブミは5mmに満たない小さな虫だ。ルリオトシブミの仲間で、前胸が金色をしているので他のルリオトシブミとは区別がしやすい。
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実はこのオトシブミは、地元の公園やその周辺でも見たことがある。イタドリの葉やノブドウなどの葉にいたのだが、ひたすら食事中で揺籃をつくっている様子はなかった。どこから発生したのか知りたかったが、その後成虫すらも見られなくなり、わからないままだ。

わりとどこででも見られるオトシブミのようで、低山地や丘陵地へ行けば、揺籃づくりの様子も観察できる。今年もあちこちで作業中のオトシブミを見た。

5月7日に見た交尾ペア
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5月24日に見た揺籃づくり中のメス
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カシルリオトシブミで一番びっくりしたことは、揺籃の仕上げの作業だ。巻き上がってもいつまでも切り落とさないで何かしている。写真に撮って拡大してみると、葉先の最後の部分を噛んで揺籃にしっかりとくっつけているのだ。まるで針のないホチキスで留めたようだ。
(こういう細かい作業を見るには、やはり写真が有効だ。)

今まで観察して分かった揺籃づくりの工程を、これもスライドショーにまとめてみる。

https://youtu.be/k_OMwC3FXmg

ところで、ゴマダラオトシブミを観察したクリ林で、カシルリオトシブミとそっくりな揺籃の切りあとが見つかった。さらに観察していると、揺籃づくりの最中も見られた。

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しかし、よく見ると揺籃の形がちょっと違う。
初めは、クリではこのような作り方をするのかと思ったが、家に帰って「オトシブミハンドブック」を参照してみると、どうやらナラルリオトシブミのようだ。

カシルリオトシブミは「カシ」と名がついているが、「カシ類を巻くことはまれ。」とあった。名前の付け方に納得がいかない。



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by 2008oharu | 2017-06-16 21:16 | 甲虫 | Comments(0)

オトシブミ・チョッキリ2017 その1

円柱形の揺籃をつくるオトシブミで、地元で観察できるのは今のところエゴツルクビオトシブミのみだ。
(ポピュラーなヒメクロオトシブミさえ、今現在地元では発見できないでいる。)

エゴツルクビオトシブミは、観察し始めて以来毎年見られる。ホストの樹がエゴノキとハクウンボクで、揺籃を切り落とさないことが多いので、発見も容易だ。

今年もたくさん見ることができたが、揺籃をつくる過程を通して観察することはなかなかできず、まだまだ謎が多い。

今年の揺籃(4月26日)
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揺籃は毎年4月半ばに気付く。
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5月18日、比較的観察しやすいところで、揺籃づくりをしている場面に出会った。しばらく観察した様子をスライドショーでまとめてみる。

https://www.youtube.com/watch?v=ZB11D-RLgUQ

エゴツルクビオトシブミは、(東京では)年2化らしい。6月になるとすでに2化目が羽化を始める。

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2化目のメス。葉の丸い穴は食痕のようで、2日目の個体は1化目と比べると、よく食べていることが多い。エゴノキの葉が食痕だらけになっていることもある。

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オスは、このような姿勢で止まっていることが多い。どういう意味なのかは不明。

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6月1日には、交尾しながら葉先を丸めていく場面に出会い、しばらく観察。これもスライドショーにしてみた。

https://www.youtube.com/watch?v=9uRw1PAw7xk

過去には、最後の仕上げをしている場面なども観察したことはあるが、なかなか通して記録できない。
そして、未だ解決できない疑問が多々ある。
揺籃づくりの各場面で、オスがメスにマウントしているときと、そうでないときとがある。初めからマウントしていたり、最後までマウントしていたり、まったくオスがいない状態でメスだけが揺籃づくりをしていたりすることもある。本当の交尾は、いったいいつするのだろうか。それは決まっていないのだろうか。
また、産卵のタイミングもわからないままだ。

揺籃づくりをしている場面を見ていると、ときどき小さな蜂のようなものが葉に来ているのがわかる。これらはやはり寄生蜂なのだろうか。

地元でよく観察できる種なのに、まだまだわからないことだらけど。





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by 2008oharu | 2017-06-14 09:11 | 甲虫 | Comments(0)

ゴマダラオトシブミ

ゴマダラオトシブミは「オトシブミハンドブック」の表紙を飾るオトシブミである。
大きくて目立つ模様が魅力的だ。しかし、今年はいろいろな遠征先でオトシブミやチョッキリを目にしたが、ゴマダラオトシブミを含めて未見のものに出会う機会はなかった。

そんな折、yamapさんがゴマダラオトシブミを発見!
オトシブミは出現の時期が短いので、この期を逃したら見損なうと思い、ちょっと遠いが足を伸ばす。
件の栗畑であちこち探すと、揺籃はたくさん見つかったが、成虫の方はなかなか見つけられなかった。
yamapさんたちも、そうとう粘ってやっとのことで発見されたそうなので、そう簡単には見つからないのだろう。

しばらく別の場所へ移動して、他のものを観察して時間をつぶし、再度気持ちを新たにしてまた探す。
そして、やっと見つけた!
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葉と葉の間に潜んでいた。yamapさんが見つけた個体も背中の一部だけが黄色く、半分は黒い個体だったそうだが、私が見つけたのは、全体がほぼ黒い。
風が強く、落ち逃げされないように撮るのはとても難しかった。

見つけられたのはうれしかったが、ゴマダラ模様がはっきりしない個体だったので、少し消化不良だった。
二日後、マナティさんと再挑戦することにした。二人で探せば、もっとよく見つかるかもしれない。
ついて最初の栗の木をチェックしていると、葉裏に黄色いものが目に入った。
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黄色くて黒いゴマダラのある個体だ!
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二人で夢中で撮影。一度逃げられたが、しばらくしてから戻るとまたその木で見つかった。

しかし、結局見つかったゴマダラオトシブミはこの1匹だけだった。なかなか手ごわい。揺籃はほとんどの栗の木についているので、もっと成虫がいてもおかしくないとは思うのだが。

ちなみに揺籃は、このような感じ。
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「オトシブミハンドブック」には、「クリ林などには普通に見られる」と書いてあるが、地元の栗の木にはいないようだ。やはりもう少し自然度が高い、栗の木の密度が高い場所にいるのかもしれない。

この栗畑には、他にもいろいろなオトシブミやチョッキリが見つかった。それはまた次の機会に。

情報をくださったyamapさん、ありがとうございました。






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by 2008oharu | 2017-05-27 23:28 | 甲虫 | Comments(4)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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