カテゴリ:蛾( 169 )


5月の蛾から 2018

4月に大量発生を予測していたキアシドクガは、やはり例年になく多数羽化し、一時森の上のほうで乱舞していた。今年はあちこちで同じ状況だったらしく、ミズキが枯れたという情報もあった。

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セスジナミシャク(5月13日・三鷹市)
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トビイロトラガ(5月5日・三鷹市)
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マドガ(5月12日・三鷹市)ナワシロイチゴの花に。
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ミダレカクモンハマキ(5月20日・三鷹市)
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キノカワガ(5月27日・三鷹市)
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クロクモエダシャク(5月26日・三鷹市)
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ウスバミスジエダシャク(5月2日・三鷹市)
※オレクギエダシャクかニセオレクギエダシャクかもしれないとご指摘いただきました。
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ヨツボシホソバ(5月29日・三鷹市)
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ホソオビヒゲナガ(5月27日・練馬区)
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追記:長野県の戸隠で見た蛾

ミミモンエダシャク(5月17日)
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エゾヨツメの死骸(5月17日)
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この時期長野県に行ったら、もしかしたらエゾヨツメが見られるかもしれないと少し期待していたが、残念ながら胴体のない死骸しか見られなかった。生きている姿、少なくとも胴体がある姿が見たかった。





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by 2008oharu | 2018-06-03 21:43 | | Comments(0)

4月の蛾の幼虫から キアシドクガ編

2010年ごろから地元の公園でキアシドクガが目立ち始めた。幼虫はだいたい5月初旬に蛹化始めていたが、今年は4月29日に一斉蛹化が始まった。

ミズキの葉から降りはじめるキアシドクガの幼虫
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擬木柵などの上を移動して、蛹化場所を探す。
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たいてい、擬木柵の下側にぶら下がり、体を支える荒い糸の網をつくる。
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脱皮始める(別個体)
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もぞもぞ動いて最後に脱皮殻をはね飛ばす。
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初めはまだ蛹に模様はないが、だんだん黒い斑が出てくる。
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もちろん、木の葉の上や、木の枝などで蛹化する個体もいる。
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このように一斉に蛹化するのは、同じメスが産んだ卵から成長した個体だからだろうか。小さい幼虫は見たことがなく(新梢の葉にいるのか)、いつも蛹化時期に気付く。今年はことのほか多いように思う。

キアシドクガはドクガという名前を持っているが、毒はないとされる。成虫は白い翅で昼間ひらひら飛ぶので、よくモンシロチョウなどと間違えられる。この蛾が一斉にひらひらと飛ぶ頃、サンコウチョウなどの渡り鳥がやってきて、捕食することが多い。

2016年5月19日に羽化したキアシドクガ
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今年はどんな具合になるだろうか。


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by 2008oharu | 2018-05-02 18:15 | | Comments(0)

4月の蛾から

4月はどちらかといえば幼虫たちの季節だ。成虫はちまちまと見た程度。

ウスアカムラサキマダラメイガ(4月6日)初見
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ウスキヒメアオシャク(4月6日)
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オオアオシャチホコ(4月7日)
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ウスキヒゲナガ(4月7日)初見
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ヨトウガ交尾(4月7日)
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シマケンモン
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オオギンスジアカハマキ(4月22日)
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アオシャチホコ(?)4月23日 
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以上みな地元の公園

マドガ(4月27日)
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ククロハネシロヒゲナガ(4月27日)
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以上は八王子市へプチ遠征したときのもの。

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by 2008oharu | 2018-04-30 19:06 | | Comments(0)

2~3月の蛾から

地元の公園の蛾はとても少なくて、特に2月はアップする意欲もなかった。
2月によく見られたのは、クロテンフユシャク、ヒロバフユエダシャクぐらいだった。

クロテンフユシャクの交尾(2月26日)
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ヒロバフユエダシャクのオス(2月11日)
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同メス(同日同場所)
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この雌雄は近くに止まっていたので、交尾後のペアだったのかもしれない。
結局今季のフユシャクは、これにて終了。例年見られることがあったシロトゲエダシャクやトギレフユエダシャクは、見つけられなかった。フチグロ遠征もしなかった。

3月に入って。
アトジロエダシャクはぼちぼち見られた。(写真は3月6日・3月14日)
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ウスミドリナミシャク(3月7日)。これもぼちぼち。
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左の卵殻はたぶんカメムシのものだろう。

マエアカスカシノメイガ(3月18日)もぼちぼち。
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モンキキナミシャク(3月12日)は1個体のみ。
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3月といえば、オカモトトゲエダシャクやトビモンオオエダシャクに出会いたい時期だが、地元では全く見つけられなかった。そんなとき、地元でよくお目にかかるMさん(お名前を出していいかわからないので、そうお呼びしておく)が家の近くでトビモンオオエダシャクを見つけられ、情報をくださった。

トビモンオオエダシャク(3月16日)の交尾
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こんなところにいたのか!しかも交尾中!Mさんに感謝です。

春のキリガも不調。この擦れたキリガらしきものは、カバキリガ?
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3月28日に見たもの。これにて私が目にした2~3月の蛾はお終い。4月に期待(イボタガとか?!)

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by 2008oharu | 2018-04-01 08:48 | | Comments(1)

正月もフユシャク フユエダシャク編

シモフリトゲエダシャクのメスを見つけたのは1月18日

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このメスは大きくて見応えがある。
翌日行ってみると、少し動いていたが、まだ同じ擬木柵にいた。
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正面顔も撮ってみる。
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オスはお仲間が10日に見ているが、私は見逃した。もともと地元三鷹市の公園では個体数がそれほど多くないフユシャクなのだ。結局このメスは20日まで同じ場所にいたが、次に見た時にはいなくなっていた。オスに出会えたのならいいが。

18日にはシロフフユエダシャクにも出会えた。
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写真はオス。メスは木柵の方に2個体いた。
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こちらはまるまるとしていて、明らかに産卵前、
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こちらはちょっと細身で翅が目立って見える。産卵後だろうか。

その後冬が降ったりしてあまり観察に行けなかった。
そして、今日31日に、なんとかヒロバフユエダシャクのオスに出会えた。
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こちらは珍しくコナラの幹についている個体。まだメスは見ていないが、1月中に地元の公園の常連さんたちは概ね出現してしまった。

現時点では、もちろんまだウスバフユシャク・クロテンフユシャク・ナミスジフユナミシャクなども見られているが、あとは、めったに見られないシロトゲエダシャクなどが見られるかどうか。


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by 2008oharu | 2018-01-31 21:13 | | Comments(0)

正月もフユシャク フユシャク亜科編

この冬、私が初めてウスバフユシャクを目にしたのは1月6日のこと。例年より少し遅いような気がするが。
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下は桜の木の根元で羽化したての個体。

13日、交尾後のペア
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19日にも交尾後と思われるペア
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フユシャク亜科の仲間は、昼間でもこ交尾中のペアが見られることが多い。
フユシャク亜科の仲間のメスは、単独でいるとなかなか識別ができないが、交尾中であれば間違いはないはずだ。

16日にはウスモンフユシャクのペアも見た。
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交尾初期は、メスがオスの翅の下に隠れていることが多く、見落としやすい。上は少し見え始めているのでわかる。
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同一ぺアをメス側に焦点を当てて撮ってみる。あまり特徴はわからないが。
19日にも交尾ペアがいた。
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こちらは交尾後半で、メスの体がかなり現れてきている。

クロテンフユシャクは15日に発見
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20日にも見つけた。
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交尾ペアはまだ見つからない。

最後に、クロバネフユシャクの交尾ペア(19日)
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クロバネフユシャクを見たのは久しぶり。
メスの方に焦点を当てる。
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シロオビフユシャクのメスに比べて、やはり黒っぽい。
このメスはまるまるしていて、卵をいっぱい持っていそうだ。

平地で見られるフユシャク亜科には、他にホソウスバフユシャクというのがいるらしいが、私は未だ確認できない。後半に出てくるそうなので、今年も注意して見ていきたい。





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by 2008oharu | 2018-01-24 22:33 | | Comments(0)

正月もフユシャク ナミスジフユナミシャク編

正月も後半になってしまった。大した写真も撮っていないのでなかなか気がのらないが、いくらなんでもそろそろ更新しないと…。

昨年末最後に現れたのはナミスジフユナミシャクのオスだったが、正月もまずはナミスジフユナミシャクでスタート。

1月2日、オスは建物の壁に、メスは木柵で見つかった。

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次の日も同じような場所でオスとメス
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という具合に観察した日はだいたいいつもどこかにナミスジフユナミシャクが見つかる。
この3日に見つけたオスは、6日にも同じ場所にいた。向きが少し変わっている。
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同じ場所で少し動いただけなのか、夜に活動して、また元の場所に戻ったのか。飛べないメスはともかく、オスも同じ場所に何日か居続けることが多いのが不思議だ。

その後もオスはだいたい建物内、メスは木柵や擬木柵にいることが多かった。
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ナミスジフユナミシャクの交尾は夜に行われるのだろう。昼間にしか観察したことがないので、交尾は見たことがないが、産卵しているのはときどき見る。

今年は13日に産卵しているメスを見た。
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ただし、産卵場所は擬木柵。本来は幼虫の食樹に産卵するのだと思う。
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二日後の卵。擬木柵に産み付けられた卵はたいてい鳥か何かに食べられてしまって孵化まで観察できたことはない。今年はどうなるだろうか。

ナミスジフユナミシャクのピークはそろそろ終わり。今はウスバフユシャクなどが全盛だ。

ということで、遅ればせながら今年もよろしくお願いします。




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by 2008oharu | 2018-01-23 20:44 | | Comments(0)

12月の蛾から その他のフユシャク

イチモジフユナミシャク以外のフユシャクについて。

クロスジフユエダシャクは、12月半ばごろまでオスがひらひら飛ぶのが見られた。
単独のメスはみき♂さんが教えてくれた個体のみ。
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次に見つかったのは、クロオビフユナミシャクで、私が見たのは12月7日が初めて。
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この個体は、数日間同じ場所にいた。
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こちらは20日に見た個体。背景のフラッシュの光を取ろうとしたら、不自然になってしまった(汗)。
メスは、やはり12月13日にみき♂さんが教えてくれた個体のみ。
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チャバネフユエダシャクは、20日にやっとオスが見られた。
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模様にはかなり個体差がある。下の個体はやはり3日間ぐらい同じ場所にいた。
メスは22日に見つけた。
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この個体も数日同じ場所に。
別の個体
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チャバネのメスは、結局この2個体しか見ていない。今年は少なめ。

年末の28日になって、やっとシロオビフユシャクを見つける。
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同じ日、近くでメスも見つけた。
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また、この日はナミスジフユナミシャクもいた。
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私がこの冬地元で目にしたフユシャクは、これで打ち止め。総じて個体数が非常に少ない。
1月にはウスバフユシャクが見られるはずだが、他のフユシャクはどうだろうか。

また来年。



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by 2008oharu | 2017-12-31 17:22 | | Comments(0)

12月の蛾から イチモジフユナミシャク編

12月も蛾の出が悪い地元の公園だったが、イチモジフユナミシャクだけは例年に比べて多かった。

今年最初に成虫を見たのは12月20日のこと。オスが擬木柵についていた。
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翌日は2頭に増えていたが、そのうちの1頭は前日と同じ個体のようだ。
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向きが少し変わっているが、だいたい同じ場所にいた。夜の間に一度飛んでまたここへ戻ったのか、あるいはずっとこの位置にいて少し動いただけなのか。トイレなどにいる個体も、何日も同じ場所にいることが多い。
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少し線が細いもう1頭。22日も同じような場所にいた。

23日、メスが見つかった。
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お腹がパンパンに膨らんだきれいなメスだ。
24日にもメスがいたが、翅に入る線が違うので別個体かもしれない。
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この日もオスは2個体見つかる。
そして26日には、みき♂さんから連絡があって、メスが4個体いるという。
そのうちの1頭は翅がよく伸びていなかった。
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翌日もメスが2個体
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そのうちの1頭。やはりお腹がすごく膨らんでいる。
そして、28日には、なんとオス3個体、メス5個体(そのうち1頭は死んでいた)見つかった。
クモの糸にからめられて死んでいた個体
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これらのイチモジフユナミシャクは、だいたい同じ場所で見つかる。特に飛べないメスは、大きく分けると2か所で発生しているようだ。イチモジフユナミシャクの食草はケヤキとかソメイヨシノらしいので、それぞれ1本の木から発生した兄弟たちなのかもしれない。

これだけの期間続けて同じような場所にメスがいたわけだが、擬木柵に卵が産みつけられている様子はなかった(と思う)。メスたちは、交尾後移動して産卵したのだろうか。

イチモジフユナミシャクの幼虫はとても地味な緑色のイモムシのようだが、まだはっきり確認していない。来春はこのあたりをもう少し丁寧に探して確認したいものだ。






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by 2008oharu | 2017-12-30 14:10 | | Comments(0)

フユシャクが出始める クロスジフユエダシャク2017

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私が今年初めてクロスジフユエダシャクを目にしたのは11月21日だった。
その日は、目にしたのは1頭だけだったし、すぐに見失って写真は撮れなかった。(写真は11月29日のもの)

翌日の22日。今日は絶対写真に撮るという決意で、例年よく目にするポイントへ出かけた。
しばらくすると、2頭のオスが飛び始める。いかにもメスを探している風な様子なので、見失わないように目で追った。
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時々翅をばたつかせながら枯葉の下に入り込むのは、いかにもメスを見つけたかのよう。
そして、ついに2頭のオスが同じ場所に入り込む。
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やがてこんな具合に。
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枯葉の陰でよく見えないが、1頭のオスがすでにメスとつながっているところへ、もう1頭が割り込もうとしているようだ。
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やがて、割り込みに失敗して、1頭は離れていく。

その時、あたりにはブローワーで落ち葉を吹き飛ばしている業者の人が来ていた。いよいよ交尾中のペアがついている枯葉も吹き飛ばされそうになったので、枯葉ごと避難させる。ついでにパチリ。

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昨年もこのあたりで交尾するところを見たので、ここは大事なポイントなのだ。枯葉の中でも、昆虫たちのこんな営みが行われているのだから、むやみに掃き清めたり、ゴミにしたりしないでほしいものだ。

11月29日は、10月の陽気と言われる暖かさで、地元三鷹市の公園のあちこちで、クロスジフユエダシャクが乱舞するように飛び回っているのが見られた。
いよいよフユシャクの季節の始まりだ。蛾の仲間が極端に減ってきている状況だが、この冬はどんな種類のフユシャクに出会えるだろうか。






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by 2008oharu | 2017-11-30 20:36 | | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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