カテゴリ:蛾( 169 )


ビロウドスズメの幼虫

ジャーン!出ました!これぞスズメガの幼虫の決定版!

d0146854_18135513.jpg


どう見ても、蛇に見える。
でも、実はせいぜい7~8cmの長さしかない。

↓ビロウドスズメの幼虫。2008年10月17日。善福寺公園の水路付近。
d0146854_18283187.jpg

d0146854_1816401.jpg


ほんとうは、左のツタを食べている小さい部分が頭。ヘビの目に見えるのは、背中の模様にしか過ぎない。
しかし、見れば見るほどよくできている。
これが進化の過程で獲得された模様なのかと思うと、改めて自然の驚くべき作用に驚嘆してしまう。
つまり、ダーウィン流に考えれば、突然変異などでちょっと目玉模様がある個体が、捕食者(鳥)に食べられなくて生き残り、遺伝子を残すということを繰り返してきた結果、ここまでヘビ似になれたわけだ。

人間から見れば、確かにヘビに似ていると思うが、やはり鳥も、その天敵のヘビに見えてぎょっとするのだろうか。
[PR]

by 2008oharu | 2008-10-17 18:29 | | Comments(0)

イラガの幼虫たち

ここのところ、イラガ類の幼虫を続けて発見。

↓ヒロヘリアオイラガの幼虫。 善福寺。2008年10月1日。
d0146854_22233626.jpg


イラガの幼虫の毛が刺さると、とても痛いらしいが、このヒロヘリアオイラガは、
繭にも刺があるそうだ。
フェンスについていたのだが、葉から落ちたのか、それとも這ってここまで動いてきたのか。

↓アカイラガの幼虫。玉川上水縁。2008年10月3日。
d0146854_22261623.jpg


アカイラガは、弱令幼虫を前に見ている。
↓井の頭公園。2007年10月21日。
d0146854_22273824.jpg


上水のアカイラガの幼虫もフェンスについていた。やはり何か意味があるのだろうか。

イラガの仲間では、あと、クロシタアオイラガの幼虫を見たことがある。
↓クロシタアオイラガ。2006年7月30日。神代植物園
d0146854_2232225.jpg


一番有名なイラガは、ときどき柿などをチェックしてみているが、実はまだ見たことがない。
東京では少なくなっているのではないかと勝手に想像している。

イラガの幼虫は刺されると痛いことで有名だが、透き通った緑色がなかなかきれいで、
見つけるとついうれしくなってしまう。
[PR]

by 2008oharu | 2008-10-03 22:38 | | Comments(0)

アカエグリバ

最近雨天が続き、さらに鳥見のシーズンになったので、更新が滞ってしまった。
やや古いねたを。

2008年9月19日。善福寺の水路をチェックしていたとき、水路の方から蛾が飛んできた。
赤い色が目に付く蛾だ。
止まったところを探して、なんとか写真に撮る。

d0146854_2252422.jpg


d0146854_22522386.jpg


いかにも葉っぱに擬態している翅模様。
アカエグリバだとわかる。初見だ。
アケビコノハと同じヤガ科の蛾である。

家に帰って食草を調べてみると、アオツヅラフジらしい。
水路にそれがあるか翌日探したがわからなかった。
その日玉川上水の方へも足を伸ばしたが、
そのとき、あらかじめしらべておいたアオツヅラフジの実がフェンスになっているのを発見。

d0146854_2257531.jpg


葉の形も特徴が顕著なので、これからチェックしやすい。

それにしても、蛾はなかなか面白い。
[PR]

by 2008oharu | 2008-10-02 22:59 | | Comments(0)

ウリキンウワバ

2008年9月17日。井の頭公園・小鳥の森で、こんな幼虫を見つけた。

d0146854_2110186.jpg


写真はとても酷く、わかりにくいが、右の方に黄緑色の頭があり、茎にかじりついている。
背中には白いトゲトゲがある。
初めて見る幼虫だった。
家に帰ってまた図鑑やネットで調べる。カラスウリについていたことが参考になる。
ウリキンウワバという蛾の幼虫であることがわかった。

さて、今日(2008年9月26日)のこと。
マイフィールドの通り道に、フェンスにカラスウリやヤブカラシなどが盛大にからみついているお宅がある。カマキリやスズメガの幼虫の宝庫なので、いつもそっと目を向けながら通るのだが、
今日は、カラスウリの葉陰に、何か虫がついているのを発見。

自転車を止めて、葉をめくってみると、蛾が羽化したところのようだ。
横に繭に包まれた蛹の脱殻がついている。
(このとき、家の方らしきお年を召したご婦人が通られたので、「すいません。」とか口走ってしまった。何がすいませんなのかわからないが…。ご婦人はちょっと不審気な表情で通り過ぎていかれた。まったく、自分でも怪しいと思う。)

d0146854_21192830.jpg
d0146854_21194135.jpg


上がその写真。このような形の蛾は「○○ウワバ」である可能性が強い。それにウリ科のカラスウリから羽化している。
その辺をたよりに検索してみると、なんとウリキンウワバの成虫らしい。
この写真ではとても地味な色だが、光の当たり具合によると、金色に光る部分があるらしい。

幼虫と成虫をこのように続けて見つけられるとはラッキーだった。
[PR]

by 2008oharu | 2008-09-26 21:24 | | Comments(0)

クワゴ

クワゴはカイコガの野生種(原種)で、成虫はカイコガと違い飛ぶことができるそうだ。
しかし、幼虫はよく目にするが、成虫は見たことがない。

↓クワゴの幼虫。2008年7月8日。玉川上水縁。
d0146854_0145861.jpg

この頭のように膨らんだ部分は頭ではない。

↓頭はこぶのような部分の先にある。2008年5月5日。玉川上水縁。
d0146854_0163970.jpg


クワゴはもちろん、桑の葉を幼虫の食草としている。
今日は幼虫がいよいよ繭を作り始めている場面に出会った。

↓糸で葉を綴り始めたクワゴの幼虫。2008年9月15日。小鳥の森周辺。
d0146854_0195741.jpg
d0146854_0201046.jpg


近くの桑の葉には、こんな繭ができていた。
d0146854_021795.jpg

中を開いてみたい衝動をやっと抑えた。

先日善福寺で見た繭は、下のように葉をきちんと閉じていた。
d0146854_0221932.jpg


このまま蛹で越冬してしまうのだろうか。
[PR]

by 2008oharu | 2008-09-16 00:24 | | Comments(0)

ホシホウジャク

ホウジャクはオオスカシバとともに、昼に見られるスズメガの仲間。
今、2化目の成虫をよく見かける。

秋の成虫は、アベリア・ホトトギス・カクトラノオ・オシロイバナなどの花に来ているのを見たことがある。

↓ホシホウジャク。井の頭公園の三角広場アベリアに。2008年9月14日。
d0146854_22553453.jpg
d0146854_2256439.jpg


スズメガの仲間は、空中でホバリングしながら長い口吻を伸ばして花の蜜を吸う。
そのホバリングがあまりに速くて、翅が静止している写真がなかなか撮れない。
シャッタースピード1/500で撮っているので、ホバル速さはもっと速いのだろうか。

以前フラッシュを発光させてやっと撮ったのが下の写真。
↓2004年10月17日。庭のホトトギスに。
d0146854_22591390.jpg
d0146854_2301924.jpg


先日は幼虫の食草ヘクソカズラの周りでホバリングしていたので、産卵かとカメラを向けたが、ぜんぜん撮れなかった。

↓ホシホウジャクの幼虫。2003年11月2日。庭にて。
d0146854_2343411.jpg

↓ホシホウジャクの終令(蛹化前)幼虫。善福寺。2005年8月26日。
d0146854_237037.jpg


図鑑によると、越冬形態は不明とある。

今日はホシヒメホウジャクの幼虫も見た。
↓玉川上水縁。2008年9月14日
d0146854_23101537.jpg

同じヘクソカズラを食草としている。成虫は確認していない。
[PR]

by 2008oharu | 2008-09-14 23:12 | | Comments(0)

アケビコノハの羽化

羽化を心待ちにしていたアケビコノハの蛹。
近所に住んでいる方から、朝羽化していると連絡があり、飛び立ってしまうかと気が気ではなかったが、できるかぎり急いで行ってみると、まだ蛹の脱殻についていた。

↓羽化したアケビコノハ。2008年9月11日。井の頭公園。
d0146854_2058202.jpg


ほんとうは頭を下にしてとまっていたのだが、写真を横にして撮っている。

↓背から見ると、上翅の隙間から下翅のミカン色が覗く。
d0146854_20592921.jpg


何時間かずっと同じ姿勢なので、ちょっと触ってみたら、飛んだ。
葉の陰に止まったところを見て、なんとか下翅の様子を写してみた。
d0146854_2121643.jpg


ネットで調べたものでは、羽化したての時は、蝶のように背の方へ翅を閉じていて、きれいな下翅が見えるようだ。
そういう様子が見られるのは夜中らしいので、蛹を持ち帰らなければならないのだろう。

アケビコノハの成虫は、果物を食害することで知られている。
羽化した成虫の口の形がとても変わっているが、この口で果物に穴を開けるのだろうか。

なんにしても、念願の成虫が見られてうれしい。

前回のアケビコノハの記事
[PR]

by 2008oharu | 2008-09-11 21:11 | | Comments(0)

今年目立つもの② オオミノガ

子どもの頃、蓑虫の蓑を分解して幼虫を取り出し、毛糸や切った色紙の中に入れて、
きれいな蓑を作らせる実験をやったことがある。
確か、学校の課題だったような気がする。

そんなことはずっと忘れていたが、庭弄りするようになって、久しぶりに蓑虫を見つけた。

↓2001年11月24日。我が家のサツキに。
d0146854_23473389.jpg

↓2003年6月28日。同じくサツキに。
d0146854_2349547.jpg


このような紡錘形の蓑を作り、枝から垂直にぶらさがる蓑虫は、オオミノガだそうだが、このころは、庭でも毎年見られる虫だった。

しかし、その後オオミノガの蓑虫を見ることはなくなった。
そして、今年の冬、昆虫の越冬について調べていた時、オオミノガが絶滅しそうだという話を知った。
なんでも、オオミノガだけに寄生するモグリバエ(葉に卵を産みつけ、その葉を食べた幼虫の体内で成長するハエ)が外国から入ってきて、特に九州方面では、オオミノガがほとんど見られなくなったという。
今年の冬、注意して蓑虫を探してみると、確かに東京でも蓑虫はたくさん見つかるが、オオミノガではないものばかりだった。

ところが、この夏、玉川上水縁の小さなクヌギの木にたくさんの蓑虫が鈴なりになって蠢いているのを発見!
さらに善福寺でも。特にアカメガシワの木には、百を越すと思われる蓑虫がぶら下がっている!

↓善福寺のアカメガシワの蓑虫。一枝にこの割合。2008年8月31日。
d0146854_011939.jpg

↓元気に動き回る蓑虫。2008年9月5日。
d0146854_023717.jpg


東京のオオミノガはモグリバエの影響を受けていない?
それにしても、こういう爆発的な発生の意味は何なんだろうか。
[PR]

by 2008oharu | 2008-09-10 00:06 | | Comments(0)

今年目立つもの①アケビコノハ

鳥にしても昆虫にしても、同じ場所で何年か観察していると、今年○○が少ないとか、○○が異常に多いとかいう現象が目に見えてくる。

蝶で言えば、昨年はナガサキアゲハが急に目だってきたし、今年はアカボシゴマダラだ。
それぞれ、目立ってきた原因がわかるものもあれば、その時はわからなくても、あとになって、理由が見えてくる場合もある。だから、観察を続けるのが大事なのだろう。

以前勤めていた職場にはアケビがあった。
職場の仲間は、アケビの実が成らないことを嘆いていたが、私は毎年チェックしてもアケビコノハが見られないのが残念だった。

ここ何年か観察を続けている小鳥の森周辺にも、アケビのつるがあちこちに見られるので、時々思い出してはアケビコノハの幼虫が見られないかチェックしてきた。でも、なかなか見つからなかった。

先日、別のものを目で追っていて、ふと見ると、アケビコノハの幼虫が目に入った。

↓アケビコノハの幼虫。小鳥の森側の玉川上水縁。2008年7月31日
d0146854_11173955.jpg


しばらくして、鳥見仲間たちからもアケビコノハの幼虫を見たと連絡があり、行ってみると、私がみたのと違う個体だった。
やがて、小鳥の森周辺には何個体もアケビコノハの幼虫がいることがわかった。

↓若令のアケビコノハ。驚かさないときは、長く伸びている。2008年9月2日。小鳥の森周辺
d0146854_11465885.jpg

↓アケビの葉を食べるアケビコノハ。2008年9月5日。小鳥の森周辺。
d0146854_11471383.jpg


そのうちのいくつかは、蛹になった。
↓アケビコノハの蛹。綴られた葉に間に。2008年8月15日。
d0146854_11244671.jpg


残念なことに、未だ羽化の様子や、成虫が見られない。
まだ蛹が残っているので、なんとか見てみたいものだ。

先日、善福寺で野草園の世話をしている方とお話しする機会があり、その方から、善福寺でもアケビコノハの幼虫がこの夏たくさん見られたとお聞きした。

さらにびっくりしたことには、善福寺のアケビコノハの幼虫は、ヒイラギナンテンを食樹としていたということだ。ネットで調べてみると、確かにアケビコノハはヒイラギナンテンにもよくついているらしい。

私の思い込みで、アケビしかチェックしてこなかったのだが、もしかしたら、ヒイラギナンテンには、今までもずっとアケビコノハが繁殖していたのかもしれない。
そうだとすれば、アケビコノハが今年特に目立つとは言い切れないことになる。

これからは、ヒイラギナンテンもチェックして、アケビコノハの繁殖に波があるのかどうか確かめてみたい。
[PR]

by 2008oharu | 2008-09-08 11:56 | | Comments(2)

モンクロシャチホコ

d0146854_209958.jpg

↑モンクロシャチホコ。2008年8月27日。玉川上水縁。

白い地に黒い(青い部分もある)紋がついている、ちょっとしゃれた蛾である。
しかし、モンクロシャチホコという名でネット検索すると、たいてい幼虫がヒットすることが多い。
というのも、モンクロシャチホコの幼虫は桜などの木の葉を著しく食害する害虫だからだ。

d0146854_201431.jpg

↑桜の幹にいるモンクロシャチホコの幼虫。2007年9月12日。善福寺。

私がモンクロシャチホコの名前を知ったのは、昨年この幼虫の名前を調べたときだった。
なぜ、この幼虫の名前を調べたかというと、この時期、ツツドリという鳥が盛んにこの幼虫を食べているのを見たからである。

d0146854_2018164.jpg

↑桜の木で、モンクロシャチホコの幼虫を捕食するツツドリ。2007年9月21日。井の頭。

この年は例年になくツツドリが次から次への井の頭や善福寺に現れたが、
同時にこのモンクロシャチホコが大発生していると新聞にも書かれた年だった。
つまり、ツツドリが多く見られたのは、モンクロシャチホコの大発生のせいだったとも言える。

さて、今日は、善福寺の確かウメの木だったように思うが、このモンクロシャチホコの弱令幼虫と思われる毛虫が、びっちりついている枝があった。
毛虫が苦手な方は、このブログへはお出でにならないとは思うが、少し気持ちが悪いかもしれない写真をあえて載せる。
というのも、モンクロシャチホコは、シャチホコガの仲間であり、シャチホコガは、幼虫がシャチホコのような形に体をそらせるのが特徴なのだ。
上の写真では、一見普通の毛虫にしか見えないが、下の写真の中の何匹かは、しっかり体をシャチホコ状にそらせているのがわかる。

↓モンクロシャチホコの幼虫。2008年8月29日。善福寺。
d0146854_20174256.jpg


今年のモンクロシャチホコの発生具合はどうなのだろうか。たくさん発生すれば、またツツドリがたくさん見られるのだろうか。
[PR]

by 2008oharu | 2008-08-29 20:32 | | Comments(0)
line

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30