カテゴリ:蜻蛉( 65 )


大量発生したヤブヤンマ

今年の上半期の最大のトピックスは、ヤブヤンマの大量発生だった。

5月10日のこと。鳥観仲間の方がトンボがぶら下がっているというので見てみると、ヤブヤンマのようだった。

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2頭いて、どちらもヤゴの抜け殻の傍にぶら下がっている。すでに腹も伸び翅もきれいに広がっているが、ここで羽化した個体に違いない。あたりを探してみると別の場所にヤゴの抜け殻があと2つみつかったので、少し前から発生が始まっていたのだろう。

ここは2~3年前に作られた人工的な池で、ヤブヤンマがこの池から発生したのは初めてだったのではないかと思われる。

その後気になって時々チェックしてみたが、驚いたことにヤブヤンマの羽化は次々と続き、7月8日までの間に私が確認しただけで20頭以上が羽化してぶら下がっていた。

草地でも羽化
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フェンスでも羽化
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腹の先が水に浸かっている場所で
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中には羽化に失敗して固まってしまったものもいた。

この枝は羽化時に好まれる枝のようだ。抜け殻がいっぱい重なっている。
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抜け殻に着目してみると、さらに多くの数が羽化していたことがわかった。
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フェンスにも20個ほどのヤゴの抜け殻がついている。全部を総合すると、この池から羽化したヤブヤンマは少なく見積もっても50頭はいたようだ。

羽化したてのヤブヤンマは未成熟で、成熟するまで別の場所へ移動して餌などを捕っているのだろう。近くの広場で大きめのヤンマが飛び回っているのを目にしたことがあるので、それがここで羽化したヤブヤンマだったのかもしれない。

6月も下旬ごろになると、池を周遊するヤブヤンマの姿が見えるようになった。成熟したオスがメスを探しに来たり、メスが産卵しに来たりしているようだった。

産卵するメス(6月26日~7月22日)
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ヤブヤンマは直接水中には産卵しない。岸辺の土の中などに産卵する。

周遊後休むオス
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ブルーの目が美しい。

ヤブヤンマはそれほど珍しいトンボではないが、1か所からこれほど大量に発生したということには驚かされた。たぶんこの池が新しくできたものだったので、競争相手も天敵もいない状態で、昨年産み付けられた卵の生存率が非常に高かったのだろう。

この池から発生したと思われる水生昆虫(幼虫時代を水中で過ごす昆虫)もこの春大量に発生していた。(セスジユスリカ・カゲロウの仲間・トビケラの仲間など)これらは、ヤゴの餌になっていたと思われる。
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今後、ヤブヤンマの生息数はどのように推移していくのだろうか。競争相手や天敵が増えていって、大量発生は収まっていくのではないかと推測はできる。
生態系の推移を考えていく上でとても面白い現象だった。









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by 2008oharu | 2018-08-17 10:23 | 蜻蛉 | Comments(2)

昆虫たちの越冬準備 イトトンボ編

10月下旬、観察仲間の方から、地元の公園(三鷹市)でホソミイトトンボを発見と連絡を受けた。私はプチ遠征中だったので、駆けつけられなかった。
地元ではホソミオツネントンボは何回か目にしているが、ホソミイトトンボは他所でしか見たことがなかった。
発見された場所は、やはりシジミチョウたちが越冬する南側に面した日当たりのよい場所らしい。私も見て確かめたいと、公園に行くたびにそのあたりをチェックしていた。
そして、11月2日、それらしきトンボがいるのを発見。

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確かに、ホソミオツネントンボではなく、ホソミイトトンボだ。
ホソミイトトンボは、日当たりのよい一角で、ちょっと止まっては飛び、またちょっと止まっては飛ぶ動作を繰り返していた。色は越冬色に変わっていたが、この時期でもまだ虫がいれば捕食するのだろうか。
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次の日、別のお仲間とまたその場所で探していると、再び現れてくれた。
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さらに翌日、また別のお仲間を案内して、探す。そこで現れたイトトンボを撮って、家に帰ってよく見たら、なんか、お腹が太い。模様も違う。
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これは、ホソミオツネントンボではないか!
あわてて、2~3日間に撮った写真をもう一度確かめると、やはり1匹ホソミオツネントンボが混ざっていた。
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11月2日撮ったもの(写真が酷いのでわかりづらいが)

というわけで、今年は地元の公園で2種のイトトンボが越冬しようとしていることがわかった。その後目にする機会はないが、春までどこかにじっと潜んでいるのか、それとも暖かい日には現れるのか。あるいはもっと暖かいところへ行ってしまうのか。無事に越冬してほしいものだ。




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by 2008oharu | 2017-12-21 11:22 | 蜻蛉 | Comments(0)

ヤンマ3種

カトリヤンマ

カトリヤンマは、昨年羽化直の目がまだ青くない個体に偶然に出会っただけだった。この秋、比較的近場で成熟した個体が見られるというので、ヘムレンさん、みき♂さんとともに行ってみた。1回目は気温が低すぎたのか空振り。2回目にやっと見られた。

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オスは同じ場所でずっとホバリングを続けていたので、それを撮り続けること数百枚、ついにこちらが根負けし、最後には集中力を失うほど。
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暗めの場所でホバルので、翅が止まるようなスピードでは撮れなかった。

別の場所ではメスが産卵に来ていたが、これもかなり暗く、参考写真のみ。
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ヤンマの仲間は、このような湿ったどろのある場所で産卵することが多いようだ。

マダラヤンマ

9月下旬、マダラヤンマ狙いで、栃木県方面へ。ヘムレンさん・みき♂さんらとねばって探したが見つからず、諦めて帰ろうとしたとき、管理の方と偶然に出会い、見られる場所を教えてもらい、再挑戦。その場所へ行くとほどなく、いきなり現れてすぐ近くでホバリング。近すぎてピントが合わないほど。
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結局現れたのはこの1回のみだったが、なんとか目的を達することができてよかった。もちろん、ライファーだ。教えてくださった方に感謝。

オニヤンマ

9月上旬、入笠へ行った帰りに立ち寄った河原で、何匹かのオニヤンマが飛び回っては止まっているのをみき♂さんが発見。オニヤンマはそれほど珍しいわけではないが、河原のような開けた場所では比較的撮りやすい。
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ヘムレンさん・みき♂さんコンビに誘ってもらって、今年はトンボもいろいろ見ることができた。





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by 2008oharu | 2017-10-19 09:51 | 蜻蛉 | Comments(2)

秋と言えば、赤トンボ

赤トンボ(アカネ属)は秋の代名詞のようなトンボだが、種類によって実はずいぶん違いがある。

今年出会ったアカネ属から。

真っ赤になったナツアカネのオス(9月26日栃木県)
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ナツアカネは地元でも見られるが、これほど真っ赤になった個体にはなかなか出会わない。

ネキトンボのオス(10月5日埼玉県)
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ネキトンボは、羽化してわりとすぐに赤くなるタイプ。翅の一部雄赤い。地元でもときどき目にするが、あまり多くない。

キトンボ(10月5日埼玉県)
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キトンボは地元では見られない。翅の半分ぐらいが橙色。

ミヤマアカネ(10月5日埼玉県)の交尾
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オスは縁紋が赤くなる。ミヤマと名前がついているが、東京都の低山地・丘陵地でもよく見られるし、たまに地元三鷹市の公園でも目にすることがある。

マイコアカネのオス(9月26日栃木県)
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マイコアカネも地元の公園で見たことがあるが、最近は見つからなくなった。

マユタテアカネの交尾(10月9日東京都の丘陵地)
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マユタテアカネは、地元の公園でもとても多く見られる。メスは翅の先が黒くなる個体もいる。

ノシメトンボのメス(9月26日栃木県)
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これはメスなので赤くないが、オスもあまり赤い色にはならない。以前は地元でもたくさん目にしたが、最近はあまり見られなくなったような気がする。成熟したオスには今季であっていない。

コノシメトンボのオス(8月6日東京都三鷹市)
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これは、8月の個体なので、あまり赤くなっていないが、成熟するともっと真っ赤になる。今季は成熟した個体には出会っていないので。

そして、アキアカネ(9月15日東京都三鷹市)この日はまだ暑い日で、逆立ちしていた。
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メスは赤くない。(同日同場所)
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アキアカネは地元では6~7月に羽化した後、高度の高い地域に移動してしまう。そして9月になると赤く成熟した個体がまた移動してくる。集団で移動してくるようで、アキアカネが一気に増える。
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10月5日埼玉県の個体
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9月30日山梨県の個体。低地に下りずに高地で繁殖する個体もいるらしい。

昨年はアカネ属なのに黒い色のムツアカネや顔の白っぽいヒメアカネも見た。














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by 2008oharu | 2017-10-13 10:01 | 蜻蛉 | Comments(0)

ルリイトトンボとオオルリボシヤンマ

2000m級の高原のイトトンボ、ルリイトトンボ。昨年ヘムレンさん、みき♂さんと探しにいったときは、時期が違っていたのか、見られなかった。今年もリベンジ。

いました!

ルリイトトンボ
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池に向かう途中の道にすぐに見つかった。あっちにもこっちにも。足元にもいて踏んでしまいそうなくらいだ。
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高原の清んだ空気の中で、るり色が鮮やかだった。
ほとんどがオスで、単独のメスは見当たらなかった。
池に出ると、尾つながりのペアはいたので、メスもどこかにはいたのだろう。
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尾つながりのペアが交尾に至る様子を観察していたが、どのペアも交尾には至らなかった。
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産卵の様子も見られなかったが、ちょっと衝撃的なシーンは目にした。
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ルリイトトンボを貪るアキアカネ。

オオルリボシヤンマ
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産卵するメスを監視するオス

オオルリボシヤンマは昨年も目にしたと思うが、やはり数が今年の方が圧倒的に多い。特にメスがあっちでもこっちでも産卵していた。
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オスは、メスを追って飛び回ったり、メスの産卵を警護していることが多く、なかなか撮れない。
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無理やりカメラに収めたのは、これくらい。
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ついでにメスの飛翔(ご愛嬌)
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この池にはタカネトンボも飛んでいた。
これもご愛嬌写真
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追記:
清んだ高原の池には、ゲンゴロウも泳いでいた。
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心配していた天気もまずまずで、高原のトンボたちを満喫できた日だった。
ヘムレンさんお世話様でした。




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by 2008oharu | 2017-08-13 10:06 | 蜻蛉 | Comments(2)

ベニイトトンボ

ベニイトトンボも未見だった。近くの公園でもたまに見られることがあるらしいが、個体数が少なく目にするチャンスはなかった。埼玉県の公園には割と多くいるらしいので、行ってみた。

公園について池周りを歩きはじめると、割とすぐに赤いイトトンボが目に入る。
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ベニイトトンボのオスのようだ。
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たくさんいるというほどではないが、結局数頭は見つけられた。
観察に来ていた方が、池から少し離れた植木の上にもいると教えてくださった。
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こちらはメス
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赤味が少なく、腹は太目。

そしてヘムレンさんが、連結ペアを見つけた。産卵を始めたが、角度が悪く全体にピントを合わせて撮ることができない。
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メスにのみピントを合わせたもの(以下)
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目的のトンボを初見することができてよかった。

この公園の池には、チョウトンボやヤンマ類、オオヤマトンボ、それにアオモンイトトンボやクロイトトンボ、そしてアジアイトトンボなども見られた。近ければ何度も行ってみたい公園だ。

おまけ:年に一度ぐらいしか撮れないアジアイトトンボ
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by 2008oharu | 2017-07-23 16:16 | 蜻蛉 | Comments(0)

マルタンヤンマ・ヤブヤンマ他

ヤンマ科のトンボは大きくてかっこいいトンボだが、写真に撮るのはなかなか難しい。飛び回っていることが多く、なかなか止まらないし、止まる場所が高所だったりするからだ。

その中で、マルタンヤンマとヤブヤンマは猛暑の日中割と低めの木陰にぶら下がっていることが多いので、比較的撮りやすい。特に近場の公園はマルタンヤンマやヤブヤンマが多く見られるので有名。私も毎年一度ぐらいは行ってみる。(もちろん、熱中症の危険を考慮する必要あり)

マルタンヤンマのオス
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マルタンヤンマのメス
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狙い違わず、この日も数頭のマルタンヤンマがぶら下がっていた。(ほとんど現地の熱心な観察者の方々に教えてもらったのだが。)何度見ても美しいヤンマだ。

ヤブヤンマのメス
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この公園ではヤブヤンマのメスは珍しいので、10人ぐらいの人だかりができていた。私もつい「メスは珍しいですね。」と言ってしまったが、よく考えたら、ヤブヤンマは地元の公園でも割とよく見られ、メス・メスの産卵・交尾行動などを観察していた。暑さですっかり失念してしまったようだ。

地元のヤブヤンマ(2012年)の交尾行動
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オスとメスが絡まったのであわてて連写したが、あとでよく見ると、完全な交尾には至っていなかった。メスの頭が葉陰に隠れ、メスは腹先をあちこちへ動かしていたが、なかなか連結できていない。最終的にどうなったかは、写真に写っていないので不明。

メスの産卵(同年)
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湿った土の中へ産卵するようだ。

ヤブヤンマのオス
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あとヤブヤンマのオスさえ見つければ2種の雌雄が揃うので、暑い中がんばって探し(というか見つけた人を探したのだが)最後にやっとオスを撮ってこの日は撤収した。

今年初めて写真に収めることができたヤンマはアオヤンマ。しかし、体の一部のみ。
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このヤンマも前から近場の公園に毎年出ることは知っていたが、なかなか写真には撮れなかった。一部でも撮れたのはうれしい。

クロスジギンヤンマのメス
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この酷い写真は、実はアオヤンマかと思って撮ったもの。緑色のヤンマが遥か樹上へ飛んでいって止まったので、なんとか写し、ピクセル等倍ほどに拡大してみたら、アオヤンマではなくクロスジギンヤンマのメスだということがわかった。ま、クロスジギンヤンマのメスもなかなか撮れないのでよかったとしよう。

サラサヤンマのメス
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サラサヤンマもときどき地元で見られるヤンマだが、私は地元で生きている個体は見たことがない。他所で産卵するメスを一度見たきりだ。これは丘陵地へプチ遠征したとき、ヘムレンさんが見つけた個体。

今年の後半、もっと他のヤンマも見られるといいのだが。











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by 2008oharu | 2017-07-21 21:17 | 蜻蛉 | Comments(0)

初見のイトトンボ2種他

ハッチョウトンボが見られた場所では、他にエゾイトトンボとオゼイトトンボの2種も見られた。私にとってはこれも初見。

エゾイトトンボ
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北海道から北陸地方までの地域に生息するイトトンボで、見た場所は分布の西南限だろうと思われる。ブルーが美しい。オスの腹部第2節にスペード状の斑紋があるのが特徴だそうだ。
この2カットしか撮れなかった。

オゼイトトンボ
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こちらも信州地方以北に生息するイトトンボ。オスの腹部第2節の斑紋がワイングラス状になっている。
エゾイトトンボより多くいて、あちこちで連結・産卵していたが、草の隙間なのでうまく撮れない。
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ダブル・ペア
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産卵。オスにピントが合わない。
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同じ日、高原から下った場所でも、いろいろなイトトンボを見た。水路にはモノサシトンボ・クロイトトンボが多数、水をはった田にはモートンイトトンボも多数見られた。

モートンイトトンボ
オス
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モートンイトトンボは都内の公園で一度見たことがある。その時はオスしか見つけられなかったが、今回はメスも見られた。
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全長3cmぐらいの小さいイトトンボだが、オスは腹部の鮮やかなオレンジ色が目立つので見つけやすい。それに対してメスは全身が草の色とそっくりの黄緑色で、ちょっと目につきにくい。それがけっこうたくさん見られたのでよかった。
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こちらは未成熟個体。

追記:
6月後半にもハッチョウトンボを探しにいったが、その時は残念ながら見つけられなかった。でもそこで久しぶりにオオイトトンボを見た。オオイトトンボはなんと2004年に都内の公園で見て以来だった。

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連結しているオオイトトンボ。

ハッチョウトンボ遠征は、豪華おまけ付の遠征になった。
誘ってくださったヘムレンさん・みき♂さん、ありがとうございました。



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by 2008oharu | 2017-07-10 09:11 | 蜻蛉 | Comments(2)

ハッチョウトンボ

ハッチョウトンボは、体長2cmほどの国内最小のトンボだ。そういうトンボがいるということはもちろん知っていたし、どんな色形のトンボなのかは、図鑑やネット上の画像で知っていた。しかし、近場のフィールドでは見られないので、まさか実物を見る機会が訪れると思っていなかった。

そんなとき、ヘムレンさんが見られる可能性がある場所に案内してくれることになった。1回目は、残念ながら見ることができなかったが、2回目別の場所でついにそれを目にすることができた。

オスのハッチョウトンボ
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全身が真っ赤に見えるので、たまにネット上でショウジョウトンボをハッチョウトンボと間違えている人がいるらしいが、写真では大きさが分かりにくいので、間違えるのだろう。それで、直径1cmの1円玉を傍に置いて大きさを比較して見せる人もいるくらいだ。

よく見ると、複眼や胸の下の部分は黒い。
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ハッチョウトンボのメス
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こちらは独特の色模様なので、見間違えることはない。しかし、オスほど目立たないので、初めはなかなか見つけられなかった。

気温が上がると、ショウジョウトンボなどのように、腹の先を上にあげて止まる。しかし、それほど暑くなかったせいか、完全な逆立ち状態にはならなかった。

メスの逆立ち
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オスの逆立ち(角度が悪い)
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メスがハエのようなものを捕食している。ちょうど顔の部分に草の前ボケがかかってしまった。
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最後に交尾
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これも真下の位置だったので、角度が悪い。オスとメスが絡んだように思ったら、この位置に止まり、角度を変えて撮る暇もなく交尾を解いてしまった。メスは交尾後単独で打水産卵するそうだが、それは見られなかった。

この場所にはハッチョウトンボがかなりの数がいた。ちょうど発生のピークだったのかもしれない。
まさかハッチョウトンボを撮る機会があるとは思っていなかったので、ヘムレンさんに感謝感激です。









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by 2008oharu | 2017-07-09 07:58 | 蜻蛉 | Comments(2)

ウチワヤンマの交尾

今季地元の公園でウチワヤンマを初めて確認したのは、6月17日だった。
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ここ何年か、ウチワヤンマは池岸からちょっと離れたこの杭にとまっていることが多い。今年も出現期が近づいてきたので、見に行くたびにこの杭をチェックしていて発見した。(つまり別のところでもっと早く羽化していたかもしれず、あくまで私の初認だ。)この杭をよく見ると、左にヤゴの抜け殻がついている。形状からウチワヤンマのヤゴの抜け殻のようだ。

次に見たのは、6月22日。この日は浮島の木の枝にとまっていた。
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そして、手前の岸の近くの枝にも抜け殻があった。
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今年は多そうな予感。
そして今日、またウチワヤンマを探してみると、
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枝に3頭ほど、杭にも。
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杭には、新たに抜け殻が二つ。一度に数頭見たのは初めてだ。
そのうちの1頭が飛んでいった先をみると、
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2頭が絡まって交尾体勢になった。ウチワヤンマの交尾を見たのは初めてだ。
邪魔が入って交尾をとき、その後また交尾したままかなり離れた岸の方へ飛んでいって交尾を解いた模様。
ウチワヤンマは打水産卵するそうだが、残念ながらその様子は離れすぎていて見ることができなかった。

離れたところに止まるオス
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たぶん、この近くで産卵していたのだろう。
頭数が増えると、こういう場面に遭遇する機会も増えてうれしい。







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by 2008oharu | 2017-07-02 21:57 | 蜻蛉 | Comments(0)
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近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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