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今年は地元のゼフィルスの発生も早いだろうとは予想していたが、なんと5月6日にアカシジミを見たという方がいたので、あせった。その後気温が下がったり天気が悪かったりで、私が見つけたのは5月12日だったが、それでもやはり早い。

5月12日のアカシジミ(今季初見)

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5月16日にも見かける。どちらも地元の栗の木に来ていた個体だが、クリの花はまだ十分に開花していないようだった。
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5月21日にも。
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この個体は、やっと栗の花で吸蜜するところも撮れた。
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吸蜜する様子を拡大してみる
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そして、24日にはすでにかなり翅が傷んだ個体が見られた。いつもなら、このころが発生の始まりだったのだが。
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ウラナミアカシジミを地元で初見したのは、21日だった。
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この個体はすでに翅にビークマークが。
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この個体も盛んに栗の花で吸蜜。
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吸蜜するとき翅をすりすりしているのが目立つので、動画で撮ってみた。

https://www.youtube.com/watch?v=pXNwp6S85cs

翅をすりすりすると、尾状突起のある方が頭だと思って鳥がそこをつっついても、翅が千切れるだけで命に別状がないということから進化した動きだという説がある。確かに尾状突起のあるゼフィルスは翅にビークマークをつけているものが多い。

ウラナミアカシジミは、5月27日他所でもまだきれいな個体が見られた。
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ミズイロオナガシジミは、地元では5月24日に目にした。
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写真は同じ個体。初め低い位置にいたが、ランニング集団が近くを通ったのを嫌って、少し上に移動したもの。羽化したてのようにきれいだった。

他所で見たミズイロオナガシジミ(5月27日)
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予想通り、今年はゼフィルスの発生が早かった。今年も平地性ゼフィルス3種がなんとか地元に生息していることを確認できてよかった。
クヌギやコナラを食樹とするこの3種が、これからも地元で生息し続けられるよう願ってやまない。



by 2008oharu | 2018-05-31 09:21 | | Comments(0)

ブドウハマキチョッキリ

ブドウハマキチョッキリは、ゾウムシ科チョッキリ亜科ハマキチョッキリ族に属する甲虫で、「ブドウ類の葉の展開に合わせ遅く出現し、盛夏の炎天下でも活動する。」(オトシブミハンドブックより)

ブドウハマキチョッキリのメス
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ブドウハマキチョッキリのオス
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オスは前胸の先に棘状の突起がある。

作る葉巻はこんな形(エビヅルにて)
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1枚の葉だけで葉巻を作る。

メスが葉柄に切り込みを入れて葉を萎れさせる作業を始める。それを目ざとく見つけたオスが近づいてくる。
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オスは作業中のメスにマウンティングして交尾
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そのままの体勢でメスの作業は続く。葉を脚で押さえて引き寄せ、巻いていく。
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単独で作業しているメスもいる。
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普通オスは、メスを他のオスから守るだけだと思われているが、マナティさんの観察では、時にはメスと共同で巻く作業もしていたそうだ。

このオスは何をしているのだろう。
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エビヅルは地元の公園にも生えているが、残念ながらブドウハマキチョッキリは見つかっていない。どんな条件の違いによるのだろうか。

by 2008oharu | 2018-05-25 10:49 | 甲虫 | Comments(2)
エゴツルクビオトシブミ
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今年は4月7日にすでに作り始めているのを発見。お仲間に教えてもらって気付いたので、もっと早く出現していたのだろう。記録的早さだ。今年の春の気温の異常高下の影響だろうか。

カシルリオトシブミ
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カシルリオトシブミが地元の公園にいることは何年も前から知っていたのだが、いつもイタドリとかエビヅルなどでお食事中の場面ばかりしか見られず、いったいどこでどの食草で繁殖しているのか突き止められなかった。昨年あたりから、フジの葉でも見られることがわかってきたが、今年になってお仲間がついにそのフジで揺籃を発見した。
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見上げる形なので、わかりにくい写真になってしまったが、揺籃が切り落とされないで垂れ下がっている。あたりのフジの葉には、切り落とされたあともいくつか残っていた。これでやっと繁殖場所の一つが解明された。

ウスモンオトシブミ
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プチ遠征先で、キブシについているオトシブミを見つけたのは、2012年のことだった。いくら探してもあたりに製作者の姿はない。時期がもう終わっていたのだろう。図鑑等で調べてキブシにつくオトシブミはウスモンオトシブミだとわかった。その後、その場所へ行くたびになんとなく製作者の姿を探すも、何年も見つけられなかった。今年も足を運んだついでに、半ば単なるルーチンとしてキブシに目をやると、なんとオトシブミの姿があるではないか。
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高いところにたった1匹だったが、6年ぶりにやっと出遭えて、うれしかった。

アシナガオトシブミ
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ウスモンオトシブミを発見した同じ日、コナラの葉の上に一瞬飛んできて止まったオトシブミ。これも初見だ。あわててシャッターを押したが、すぐに飛んでしまって見失った。家に帰って図鑑で調べ、アシナガオトシブミであることを確認。初見だった。

ブドウハマキチョッキリ
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これは、観察仲間のマナティさんが苦労して探しだしたチョッキリ。情報を教えていただいて、私も初めて見ることができた。詳しい観察の様子はつづきで。




by 2008oharu | 2018-05-23 11:53 | 甲虫 | Comments(0)
アオバセセリ
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今年もミツバウツギに来るアオバセセリを撮りに行った。
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狙い違わず、ミツバウツギも5分咲きで、3頭ほどが飛び回っているのが見られた。連休前だったので、人出もさほど多くなく、いつもと同じシーンではあるが、今年も首尾よく見られて満足できた。
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日の当たり具合によっては、きれいな青が出ないし、天気が良すぎての白とびしてしまう。下の2枚は青い色が出ていない。

ウスバシロチョウ
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ウスバシロチョウは2回見に行く羽目になった。最初の日は気温が低すぎたのか、かろうじて飛んでいた1頭は、すぐに止まって休息態勢になり、そのまま動かなかったのだ。
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2回目はミツバウツギで吸蜜する場面がなんとか見られた。
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翅が透けて、ミツバウツギの花の影が映っている。

毎年同じような写真ばかりしか撮れないが、年に一度は見ないと気持ちが落ち着かないチョウである。
少なくともこの場所がいつまでも毎年行けば見られる場所でありつづけてほしい。

ちまたではもうゼフィルス出現の噂が。地元ではどうなるだろうか。




by 2008oharu | 2018-05-08 15:30 | | Comments(2)

ツマキチョウ 2018

4月の蛾の幼虫をまとめる前に、チョウのスプリング・エフェメラルもアップしておかないと時期外れになってしまう。

今年ツマキチョウは、3月末にはもう飛び始めていた。それなのに、写真に撮るチャンスがなかなかなく、最初にまともに撮ったのは、3月30日のうすら寒い日、翅をたたんで止まっているところ。(しかも、マナティーさんに教えてもらって)
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ドウダンツツジの枝に止まっている。普通、葉が展開していれば、翅を閉じると葉の色に紛れて見えにくいのだが、これでは丸見え。

次に出会ったのは、メス。これも止まってくれないので、飛びもの。4月1日
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さらに、4月20日には、例年のようにカキネガラシに産卵するメスに遭遇。
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モンシロチョウが邪魔に入る。
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というわけで、地元の公園では止まっているオスを撮るチャンスがなかった。

郊外へプチ遠征してときに、やっとオスを撮る機会が来る。
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今年のツマキチョうはこんな具合で終わりそう。
カキネガラシをときどきチェックしてまだ見つけたことがない幼虫を探すも、見当たらず。そろそろ蛹になってしまいそうだ。(蛹も見つけたいが。)



by 2008oharu | 2018-05-03 19:45 | | Comments(0)
2010年ごろから地元の公園でキアシドクガが目立ち始めた。幼虫はだいたい5月初旬に蛹化始めていたが、今年は4月29日に一斉蛹化が始まった。

ミズキの葉から降りはじめるキアシドクガの幼虫
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擬木柵などの上を移動して、蛹化場所を探す。
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たいてい、擬木柵の下側にぶら下がり、体を支える荒い糸の網をつくる。
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脱皮始める(別個体)
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もぞもぞ動いて最後に脱皮殻をはね飛ばす。
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初めはまだ蛹に模様はないが、だんだん黒い斑が出てくる。
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もちろん、木の葉の上や、木の枝などで蛹化する個体もいる。
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このように一斉に蛹化するのは、同じメスが産んだ卵から成長した個体だからだろうか。小さい幼虫は見たことがなく(新梢の葉にいるのか)、いつも蛹化時期に気付く。今年はことのほか多いように思う。

キアシドクガはドクガという名前を持っているが、毒はないとされる。成虫は白い翅で昼間ひらひら飛ぶので、よくモンシロチョウなどと間違えられる。この蛾が一斉にひらひらと飛ぶ頃、サンコウチョウなどの渡り鳥がやってきて、捕食することが多い。

2016年5月19日に羽化したキアシドクガ
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今年はどんな具合になるだろうか。


by 2008oharu | 2018-05-02 18:15 | | Comments(0)

近所の公園で見かけた昆虫についての雑記帳


by 2008oharu
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